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懲りずに書いてみたりする結果オーライな日記

太陽光ブレンド実測スペクトル

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♪あなたは~もう~忘れたかしら~
♪高い~LED~太陽にしてぇ~

そう・・・たまには思い出してくださいね、太陽光ブレンド。
皆さんのお宅に嫁いだ子は、今日も元気に太陽してますか?

太陽光ブレンドLED

太陽光ブレンドとは、僕が年末に掛けてシコシコと改造販売していた擬似太陽光スペクトルLEDランプのことで、ベースはボルクスジャパンのLeDio 7とLeDio 21です。この記事を見ると大体判るかしら。

で、今更ですが、この太陽光ブレンドの実際のスペクトルを、専門機関で光学測定してもらったデータがあるんです。すっかり忘れてました。すみません。
ぶっちゃけ、計算上のスペクトルがどれだけ実現されているのか、気になりますよね?
ではご覧ください。これが太陽光ブレンドの実測スペクトルだだだっ!

太陽光ブレンドの実測スペクトル

素子のバラツキやランク云々を考慮しても、かなりの精度で設計通りのスペックが出ていることが判ると思います。実際、この実測値を見たときは、僕も驚きました。と同時に、狙い通りのスペクトルが作れちゃうことに快感を覚えましたね。これは癖になりますよ♪

計算上のスペクトルと実測スペクトルの比較

実際に計算上のスペクトルと実測スペクトルを重ねてみても、その違いはLED素子のカタログスペックがやや出てない程度の誤差であり、波長の合成自体は見事に狙い通りに実現されているように見えます。

ちなみに当たりシアンを惜しみなく採用していると豪語しているだけあって、シアンのピークが計算値よりもやや左側の490nm~500nmくらいにあるのが判るでしょうか?
近眼と老眼だけど、色覚には自信があるのだ♪(曝)
もし、これがハズレの緑だったら520nmくらいになりますからね。そうなると、このスペクトルは完全に破綻します。480nmあたりがガクンと落ち込んで、緑がてんこ盛りに・・・。

ハズレシアンを使った場合

また、シアンの代わりにシアン寄りの青(480nm)を使うパターンも考えられますが、あくまでもシアンとの併用での補完要因と考えた方が無難です。青だけだとどうしても上の画像のようになりますから。

さあ、皆さんもオリジナルのスペシャルブレンドを自作してみましょう!
そのために頑張ってこしらえたのですよ、LEDスペクトラをっ!
太陽光ブレンドのスペクトル計算と同じアルゴリズムなので、その精度は折り紙つき!
但し、素子のバラツキはメーカーにクレームを(苦笑)

また、工作自体が苦手な方には、少数ながら太陽光ブレンドの在庫があります。
LeDio 7ベース、LeDio 21ベース、各3台限りです。詳細はこことかここを。
価格は、LeDio 7改が13,000円、LeDio 21改が21,400円です。
ご希望の方は info@1023world.net までメールくださいませ。

ところでこのスペクトル、どこかで見覚えがありませんか?
かれこれ頻繁に紹介しているので、もうすっかりお馴染みかも知れませんが、そう、シャープの銭形や日亜あたりの高演色シリーズとほぼ同一のスペクトルですよね。

CreeのCoolWhiteとシャープ銭型高演色のスペクトル

要するに太陽光ブレンドとは、一般素子で強引に高演色LEDを実現した力技のLEDランプと言う訳です(笑)
まあ本当は各社の高演色LED素子がもう少し身近になってくれれば良いのですが、どうもこの辺の素子って価格も入手性もいまいち消極的なのよねぇ。。。

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LedEngin、再び

この記事を含むタグの全記事リスト: LED LedEngin 電気系

前回のMOUSER利用からまだ半月なのに、またLedEnginのLEDを注文しちゃいました。
そしたら、たかだかLED素子×6ヶ頼んだだけなのに、もっと買えと言わんばかりに、ありえないサイズの大箱でやってきました(汗)
中身の9割はパッキンです(曝)

またまたMOUSERからお荷物が

もしかして、2度目の利用だからお得意さんに昇格したのかしら?
だって前回も僅か4日で届いて驚いたのに、今回はなんと3日(厳密には2日半)!?
まあMOUSERも凄いけど、それを配送するFedExも凄いんだろうなぁ。。。
でも残念ながらお小遣いも底を尽きたので、これでしばらくは廃人確定です。。。

さて、今回買ったリストです。

Model Color Watt Lumen@mA/V degree
LZC-00NW40 NeutralWhite
4000K
40W 1,650lm@700mA/42.0V
2,100lm@1000mA/43.8V
110degree
LZ1-10NW03 NeutralWhite
4000K
3W 145lm@700mA/3.4V
190ln@1000mA/3.5V
85degree
LZ1-00B203 Blue
455nm~475nm
3W 35lm@700mA/3.4V
45lm@1000mA/3.5V
80degree
LZ1-00R205 DeepRed
655nm~670nm
5W 525mW@1000mA/2.8V
685mW@1500mA/3.1V
90degree
LZ1-00R305 FarRed
725nm~745nm
5W 310mW@1000mA/2.4V
405mW@1500mA/2.6V
90degree

次のお小遣いが貯まるまで、とりあえずここからチビチビとネタ出していきますよ(笑)

じゃ、とりあえず今日は軽くチラ見せだけ。

LedEngin LZC-00NW40のテスト

これ、フルドライブだと40Wなのですが、それに見合うヒートシンクが無いので、とりあえず20W用のヒートシンクに乗せて700mAでドライブしてみました。まあそれでも目が潰れますけどねぇ♪

ビームは見たとおり110°という感じですが、これで実測照度約7,000lx/30cm!
クールホワイトでもないのに、これなら万々歳ですよね♪
気になる色味は、かのXicatoのArtistシリーズの最高峰4000K、、、とまではいかないにしても、なかなかの爽やか電球色です。これがニュートラルホワイト(ナチュラルホワイト)の魅力です♪

ちなみにランクは不明でしたが、発生電圧から見てあまり上位では無さそう。。。
まあ、実験用なので特にこだわりませんけど。

今回、ニュートラルホワイトは、わざわざ2種類、40Wと3Wを買いました。
その欲求の秘密はこのスペクトルです。(公式サイトデータシートから抜粋)

LedEngin LZC-00NW40のスペクトル

判りますか?
高演色グレードでもないのに、シアンが相対値50パーセントっ!?
・・・なぁんて、今更そんなことでは驚きませんて。
それよりも、赤を良く見ると。。。!?
おおお! Xicato Artistシリーズばりの悩ましいお尻っ!
グラフが痩せて見えたのは、880nmまで振ってある目盛りのせいか!(笑)
なんと! 680nmで相対値50%確保なんて、本当はCRI高いんじゃないの?
これでCRI75だなんて超ご謙遜。。。CRI90とか作らせたらどーなるのかしら。。。
そっかぁ、、、LedEnginは赤やIRにも強いのか。ふふん♪

だもんで、別途Deep Red(660nm)とFar Red(730nm)を買ってみたという訳。
それについてはまた後日レポします。

ちょっと最近、LedEnginにドキドキです♪

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各社LED素子のビーム角比較

この記事を含むタグの全記事リスト: LED 電気系

ふと気がつけば、ポケットには陽の目を見ないLED素子の数々。。。
僕は一体どこへ向かっているのだろう。。。

そこで、せめて使命を与えるべく、ちょいと点呼を取りました。とりあえず各班長だけ。
これが少しでも皆さんの素子選びの参考になれば、散財も少しは報われるでしょう?

LEDビーム角図鑑

いざこうして並べてみると、今まで気付かなかったことが見えてきたりするものです。
Creeの力強さ、Philips Lumiledsの誠実さ、LedEnginのこだわり、ソウル半導体の奥ゆかしさ、オスラムの意地、、、そして僕の繊細さ♪

冗談はさておき、

まず、LED素子に乗っている純正レンズについてまとめてみました。

メーカー シリーズ レンズ 材質
Cree XP-G 125 樹脂
XR-E 90 ガラス
LedEngin LZ1 85 ガラス
Philips Lumileds Luxeon Rebel 120 樹脂
Luxeon K2 140 樹脂
Luxeon III 140 プラスチック
Seoul Semiconductor Z-Power P4 127 樹脂
OSRAM Golden DRAGON 170 樹脂
Edison Opto Edixeon S series 120 プラスチック
その他のEdisonもどき - - プラスチック

僕もハイパワーLEDの成長を一から見届けてきた訳ではないので正確なことは判りませんが、現行製品を見る限り、安価なノーブランドの同型パッケージがプラスチックレンズを採用していたり、最新のブランドLED素子がガラスレンズや樹脂レンズを採用しているところを見ると、なんとなく進化の過程が見えてくるように思いま す。

プラスチック → ガラス → 樹脂

きっとこんな歴史を歩んできたのではないかしら?
特にハイパワー化が進めば進むほど、光線と熱によるレンズの劣化が顕著になりますから、これまでに各社は相当な開発コストと労力を費やしてきたはずです。そのお陰で僕らは素晴らしい製品を使うことが出来ます。本当に頭が下がります。感謝感謝!
ただ、樹脂とガラスは、加工技術や寿命やコストなど、一概にどちらが優位とも言い切れないところでしょうけど、現状で各社の最新素子・高出力素子ほど樹脂製レンズを採用しているところを見ると、きっと樹脂の方が何かしらメリットが大きいのでしょう。
ま、あくまでも勝手な推測として。

次に、そのレンズのビーム角について考えてみます。

ほとんどの素子は120°以上の広角につき外部レンズの必要性は必至ですが、Cree XR-EやLedEnginなんかはレンズ無しでも90°の真価を発揮するでしょう。レンズが省略できれば、照度ロスも回避できて、コストも削減されますから、より効率化が図れます。

最近、このCree XRシリーズのLED素子を採用している製品としては、

  • ボルクスジャパン Grassy LeDio 21 (半フロスト50°レンズ付き)
  • ボルクスジャパン Grassy LeDio 9 (一体成型拡散プリズム60°レンズ付き)
  • クラマタ産業 GALASSIA300 (3W×6=18W、60°レンズ付き)
  • リーフレイ Coral Shine (3W×18=54W、外部レンズ無し)
  • マーフィード HOVER (3W×9=27W、外部レンズ無し)

などがあります。他にもあるかな?

但し、現在は更に性能が上がった最新LED素子が主流になりつつあります。
それらを採用した各社の製品も挙げておきます。

メーカー 製品 採用LED素子
volxjapan Grassy LeDio 27 Cree XP-E
やどかり屋 エリジオン閃光II
エリジオン閃光II Xmas版
Cree XP-E
Cree XP-C
OceanEarth max-s Cree版 Cree XP-G + other brand
Vertex Illumina SR Cree版
Illumina SR Philips Lumileds版
Cree XP-G + Cree XP-E
Philips Lumileds Luxeon Rebel
リーフレイ コーラルシャイン・ピコ Cree XP-G + Cree XP-E
MMC企画 Lumines 7 WhiteSun
Lumines 7 BlueMoon
Cree XP-G
Philips Lumileds Luxeon Rebel

漏れがあったらご指摘ください。

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