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結果 Oh! Life (旧ブログ)

懲りずに書いてみたりする結果オーライな日記

すべての答え、第一弾

この記事を含むタグの全記事リスト: LED スペクトル 海洋雑学 色素

いくつかのSPSを選抜し、、、

スペクトル測定に参加したSPSサンプル

ゴニョゴニョしたり、、、

反射スペクトル測定

シコシコしたら、、、

蛍光タンパクの蛍光スペクトル測定

反射スペクトルから、吸収スペクトルとか蛍光スペクトルが得られちゃったり。。。
それらをまとめると、SPSカラーレポートが完成しちゃったり。。。

SPSカラーレポート:すべての答え第一弾

抜粋するとこんな感じになってたり。。。

スペクトル分析データサンプル

まさか、、、

  • どの波長をどれだけ吸収するかしないかが判ったり、、、
  • どの波長を当てたらどの蛍光がどれくらい発光するか判ったり、、、
  • 構成色が色素タンパクなのか蛍光タンパクなのか判ったり、、、

こ・こりは・・・すべての答え
ひぃぃぃ~こないだ言うてた伏線ってコレかぁぁぁ♪

ただ、、、

  • データの意味を理解するには、ある程度のスキルを要すること
  • 答えが判っちゃ色揚げがつまんない、と危惧される方がいること
  • 中途半端な理解力で安易に製品に反映させちゃう業者の懸念
  • 測定からレポート作成まで相当な時間と労力を要すること

などなどの事情から、無差別に不特定多数へ配布することは断念しました。
とは言え、真剣にサンゴの色揚げに取り組んでいるマリンアクアリストには是非お伝えしたい内容なので、手始めに以下に該当する方から試験配布してみようと思います。

■SPSカラーレポート:すべての答え第一弾 (2013/05/23版)配布対象

  1. 過去にKRレビューでデビル賞またはエイジ賞を受賞されたことがある方

KRレビュー賞を獲得された方なら、きっと有意義に使ってくれるでしょう♪
原盤はファイルサイズが大きいため、軽いサンプル版(5MB)をお渡しします。
とりあえず数日中には、KRクラブにログインすれば閲覧できるようにしてもらいます。
待ちきれない方はメールください。個別に送付いたします。
但し、無断転載・再配布などは一切禁止です。

そして、今回配布対象にならなかった皆さん、すみません。
どうか、やむを得ない理由と意図を汲んでいただけたら幸いです。
いずれ機会があれば、海水関連書籍等でレポートできたら良いなと思います。

ちなみに第二弾も計画中です♪

こちらのエントリーもどうぞ♪

元祖スギノキブルー化計画?

この記事を含むタグの全記事リスト: 400nm LEDうんちく スペクトル 海洋雑学 色素

前世紀シリーズ 2.

むかしむかし、僕がまだ水槽をブンブン回してた頃、ようやくミドリイシ飼育のコツが掴め、比較的容易に成長が楽しめるようになってきた頃のお話です。

スギノキの3ヶ月間の成長度合い

当時は直感的にも経験的にも、メタハラのUVはサンゴに何らかの恩恵をもたらすとは考えていましたが、具体的な情報が皆無の時代でした。

そこである実験を行いました。
それが、かの有名?な「スギノキブルー化計画」です。
主なUV源にはSCマリンブルーを用い、意図したUV量の調整と照射が肝となります。

その結果、スギノキの照射面には見事に「青い色素」が増強されました。

スギノキのシアン蛍光の分布度合い

はい、実は当時はまだ、スギノキブルーの色素原理が、UVにより励起されるブルーやシアンの蛍光タンパクだとは知りもしませんでした(笑)。しかし、それらがメタハラのUVによって強化できる事だけは、経験的に把握できていた訳です。

気まま日誌2000年5月のキャプチャー

2000年5月当時のスギノキブルー化計画の日記

昔は顔文字も使うカワイイ奴だったんですが、そこはスルーしてください(笑)

その後、時代を経て、スギノキブルーの発色がUVによるブルー蛍光・シアン蛍光であることも判明し、現在のアクアLEDのノウハウにも活かされることとなりました。

当時、何気なく実験に用いたSCマリンブルーが、実は最高のUV域保有ランプだったという事実に、近年スペクトル測定環境が整ってから改めて実感させられました。

そっか。。。

あの日の偶然は、今日への布石・・・必然だったのか・・・

このSC普及への貢献は、今なお絶大なSC人気に繋がっています(俺調べ)
そして、現代に引き起こされたフルスペ旋風も、加速する一方です(俺調べ)
いずれも、UVによる色揚げ効果という恩恵があるからこそ。。。

海中スペクトルを見ても判るとおり、水深を増すにつれ赤の波長こそ早くに減衰して無くなりますが、UVは水深30Mでさえ緑~黄色並の光強度があります。スペクトルは約360nmから立ち上がり、400nmでは既にシアン並みの光強度があります。なんと、このUV部分のスペクトルは、SCマリンブルーのスペクトルにとてもよく酷似しているんです。

↓以前、南紀で測定した水深50cmのスペクトル例

青空のスペクトルと海中50cmのスペクトル、各3パターン

一方、フルスペもSCマリンブルーのスペクトルに酷似しますが、流石に本当の紫外線域360nm-400nm間の波長強度はSCに敵いません。とは言え、フルスペはアクアLEDライトの中でも群を抜いて400nmの光強度が高いため、UV側スペクトルの立ち上がりが380nmから始まり、390nmあたりで相対値4-5割の光強度を確保しています。しかし、それ以下の帯域360-380nmが欠けていることには違いないので、サンゴの蛍光タンパクの色揚げに関して360-380nmにもこだわるなら、現状ではSCマリンブルー等のメタハラに頼らざるを得ません。特にややこしい個体に対しては無視できないでしょう。。

尚、T5の場合でも、Actinic系ランプを追加することで400nmの強度を引き上げることは可能ですが、効果的な光強度を確保するなら、全体の2-3割はブレンドしたいところです(8本灯具なら2-3本のActinic系を推奨)
ちなみに、Actinic系無しで構成した場合は、どの光色を混ぜても400nmは相対値で約1割程度しか確保できませんのでご注意ください。

ちょうどこのスレッドこのレスに判りやすいグラフを貼ってますので参考にどうぞ。

SCマリンブルーとフルスペとT5 Actinic系のスペクトル比較

やることをやれば蛍光ブルー系の色揚げは比較的容易ですから、色々お試しください♪

尚、スギノキブルーの発色原理の多くはブルー・シアン蛍光タンパクですが、種によっては非蛍光の色素色のブルーもありますので、注意してください。まあ、今時ならF.P.ドクターと言う秘密兵器があるので判定は容易ですね。400nm前後を当ててみてください。
例えば、このスレッドこのスレの個体は、どうやら色素色のブルー(紫)のようです。

ブルー(バイオレット)系ミドリイシ

mjnekoさんの個体どにゃさんの個体も非蛍光のブルー個体と思われますが、この手の個体の場合、中域の波長(緑~橙)を強化してみてください。まあ、扱いとしてはハナヤサイやトゲのような感じです。
予備知識としては、海洋雑学もどうぞ。

こちらのエントリーもどうぞ♪

元祖パディング?ブリード?

この記事を含むタグの全記事リスト: 海洋雑学

前世紀シリーズ 1.

むかしむかし、僕がまだ水槽をブンブン回してた頃、アレもグングン育ってました。
すぐ岩を覆うし、水面から飛び出すし、持て余すってレベルじゃ無かったんだぜぇ?

エダコモンサンゴ

育ちすぎて困るので、毎月せっせと枝分けし、LR片に活着させて配ってました。

エダコモンのパディング

サイトのカウンタープレゼントとして、3年間に延べ50名以上の方にお送りしました。
そう、かの有名?な「沖縄くん」です。
今頃、繁殖力が凄すぎて、全国的に外来種の駆除指定されてなきゃ良いけど・・・笑

あり?
これがいわゆる?
パディング
ぅ~
かーらーの~
ブリードサンゴ
っ♪

ま、当時はそんなハイカラな言葉は無かったけど、皆さんやってましたね。
僕の場合はパテは使わず穴に挿して自然活着を待つ方法でしたけど。
懐かしいなぁ。。。

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