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禁断の異種格闘技100W対決(データのみ)

この記事を含むタグの全記事リスト: ATI eco-lamps KR93SP LED LEDライト T5 スペクトル

年明け第一回目は、異種格闘技 LED vs T5をお送りします。

実は昨年11月には実施済みでしたが、諸々の配慮?から公開を自粛してました(笑)
とは言え、せっかくのお正月なので、とりあえず お年玉替わり にデータのみ公開します。
すっかり首が伸びてしまった方、ごめんなさい、こんなんで許して(汗)

あ、お正月、お年玉、と言えば・・・

明けましておめでとうございます♪
今年も宜しくお願いいたします。

ちなみに、過去のLED vs メタハラ(KR93SP vs SC115)も参考にどうぞ。

尚、どーしても僕の超絶解説付きが読みたい方は、いいね!をクリックしてみてください。
そうね、100人超えたら考えましょう♪(書く気なしか)

LED 100W vs T5 100W : カード

LED :eco-lamps KR93SP 24″ (2nd後期)
T5 : ATI 24″ 4×24W SunPower

KR93SP 24" & SunPower 4x24W

KR93SP 24" & SunPower 4x24W, サイズ

LED 100W vs T5 100W : 構成

■KR93SP 構成

  • 白チャンネル ・・・ LED×63素子 = 63W相当
  • 青チャンネル ・・・ LED×28素子 = 28W相当
  • 計91W

■SunPower 構成

  • 系統1 (白ch相当) ・・・ AquaBlue Special ×2 = 48W相当
  • 系統2 (青ch相当) ・・・ True Actinic + Blue Plus = 48W相当
  • 計96W

KR93SP 24" & SunPower 4x24W, 光色

分光スペクトル対決結果

スペクトルの測定にはUPRtek MK350を使用。

KR93SP 24" & SunPower 4x24W, スペクトル

注) KR93SP 2nd後期は青系出力がアップしたのでUV系出力に追いつきました

光合成光量子束密度 PPFD [μmol/m2/s] 対決結果

PPFD測定にはApogee MQ-200を使用し、エクセルでグラフ化。

KR93SP 24" & SunPower 4x24W, PPFDグラフ

参考:サンゴの生育に必要なPPFD強度

Coral and their light requirementd μmol/m2/s
Mushrooms, Zooanthids, soft corals 50-100
LPS, some SPS 100-200
Axropora, Montipora, SPS, clams 200-500
Very few SPS 600-1,000

* CORAL Volume 8 Number 5 P47より引用

尚、T5の名誉のために補足すると、例えメタハラ150Wでも今回のT5 100WのPPFDと同等かそれ以下です。決してT5だけが弱い訳ではなく、レンズ付きLEDライト(今回の場合KR93SP)が秀逸すぎるだけなのです。それに、T5やメタハラならガラス面による反射光も加味されるので、もう少し光量もアップするでしょう。仮にそれで足りなくてもZEOvitなら積極的に抜く方向なので問題ないでしょう。
逆にLEDでZEOvitをする際は「抜けすぎ」に注意してください。特にマニュアルはT5で最適化されてるでしょうから、単純計算でも光量に反比例した調整を。

参考:メタハラのPPFDグラフ (MT250/MT150/SC)

PPFDグラフ:MT250, MT150, SC115

以上、データだけでも足りたよね?

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台湾エバーライト、また日亜特許を無効に!?

この記事を含むタグの全記事リスト: LEDうんちく

エバーライトがまたまたやってくれました!

台湾エバーライトは今年5月、日亜がこれまで鉄壁のごとく強く行使してきた白色LED特許網の6つの特許のうちのひとつ特許第3503139号を無効審決にしたことで注目を集めていましたが、続いて青色LED関連特許第2780691号についても、先月11/12付審決にて同特許のすべての請求項(1-12)について無効であるとの判決を勝ち取りました!

尚、今回の審決については、未だ日亜のコメントは出ていません。
5月の時のような何か反意を見せないと、このまま食われてしまう懸念が。。。
ま、僕は「食う側」の人間ですが(汗)

これでフルスペの脱日亜仕様実現が、また一歩近づいたかな?
(脱日亜と言っても、厳密には日亜に留意して使用している日亜ライセンスのあるソウル半導体製白色LEDのことですが)

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新Grassy LeDio RS073大解剖!

この記事を含むタグの全記事リスト: LeDio RS073 LEDスポット volxjapan

これまた遅くなりましたが、7月発売のGrassy LeDio RS122に続きまして、今回は12/16にリリースされたGrassy LeDio RS073のエイちゃんチェックをお送りします。
尚、RS073の仕様については、概ねGrassy LeDio RS122に準じますので、今回はザックリの紹介にとどめたいと思います。詳しくは、こちらもご覧ください。

Grassy LeDio RS073

Grassy LeDio RS073は、旧LeDio 21eの後継にあたります。
LED構成は3W駆動×7素子で、もちろんRS122同様、PSE対応です。

Grassy LeDio RS073 外観

ヒートシンクはRS122と同じもので、旧21eの680gから550gに軽量化されました。

レンズはいつものように拡散プリズム60°です。
但し、LED基板の大型化により、旧21eより少し大きくなってます。

Grassy LeDio RS073 レンズ

ラインナップは、ReefWhite/ReefBlue/ReefPurpleの3カラー。

Grassy LeDio RS073 LED配列/ビーム

注意したいのは、RS122と比べるとRS073は全体的に白味が強い点です。
と思いきや、ボルクスから公開されたLeDio色味早見表を見る限り、むしろRS073は旧来通りの色味に近く、実はRS122の青味が強かったのだと言う事が読み取れます。これから購入を予定されている方は、色味を事前によく検討されると良いでしょう。

そしてLED素子には、RS122同様、Philips Lumileds Luxeon Rebelが採用され、これにより全カラーにシアン500nmが採用されました。

Grassy LeDio RS073 LED基板

白系LEDに、更に効率の良いRebel ESを採用している点も、RS122同様でした。

もちろん、スペクトル測定も忘れませんよ。

Grassy LeDio RS073 実測スペクトル

やはり公称通り、廉価版LeDioとは言え、美味しいスペクトルに妥協はありませんね。
シアン様々です♪
ちなみに、ReefPurpleが採用しているDeepRed 660nmにも注目です。栽培向け?

最後に、気になるLEDドライブに迫ります。
RS073の駆動電流は果たして?

LED駆動 電流 電圧 駆動 製品消費電力
ReefBlue 663mA 21.1V 13.99W 17W
ReefWhite 660mA 20.6V 13.60W 16W
ReefPurple 664mA 19.7V 13.08W 16W

おおお!
やっぱりRebel効果は大きいですね!
駆動電流は約660mAの安全駆動とし、回路電圧も3W駆動とは思えない低さで、トータル13-14WのLED駆動と言う省エネを実現していました。旧LeDio 21eと比較しても、2-3Wも省エネになってますよ!
3W×7なら本来21W必要なところを、僅か14Wで済んじゃうなんてっ!?
元々14Wの製品はどうしたら良いんだ!苦笑

でも、その分暗くなってたら意味が無いですよね(汗)
そこで、旧LeDio 21eとの省エネ&照度比較をしてみましょう。

旧LeDio 21e 新LeDio RS073
カラー 駆動 照度@30cm カラー 駆動 照度@30cm
Deep Blue 15.8 W 23,110 lx - - -
Coral Blue 15.5 W 24,240 lx ReefBlue 14.0 W 24,970 lx
Aqua Blue 15.3 W 24,470 lx - - -
Pearl White 15.5 W 22,500 lx ReefWhite 13.6 W 25,600 lx
Blue Violet 14.5 W 23,880 lx ReefPurple 13.1 W 22,520 lx

照度は概ね旧来通りか、むしろ明るくなって、それでいて明らかな省エネを実現!
旧LeDio 21eだって天下のCree XPシリーズを採用して高効率を謳ってたのに、それすらもう過去の話なんですね。。。LEDの進化は早いなぁ。。。

と言う訳で、LeDio RS073は、光量を確保しつつ更なる省エネを実現し、またシアン500nmも入って益々スペクトル性が向上しました。
LEDスポットもまだまだ伸びしろがありますね♪

あ、後ほどRS073も応援市場にてキャンペーンセールを行います!
しばらくお待ちください。

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