1.023world - ヤドカリパークとマリンアクアリウム -

海洋の仕組みと細菌・微生物から学ぶマリンアクアリウムサイト

1.023world Facebook

結果 Oh! Life (旧ブログ)

懲りずに書いてみたりする結果オーライな日記

インドネシア産ヨコバサミ色々

この記事を含むタグの全記事リスト: ヤドカリ情報

今日は蔵出しヤドカリ画像と言うことで、7年前にショップで購入したインドネシア産ヨコバサミ各種です。もちろん今は居なませんが(汗)

Clibanarius boschmai Buitendijk, 1937

Clibanarius boschmai Buitendijk, 1937

偶然ショップで見かけない限り、多分見ること無いと思う。僕もあれ以来見ていない。ちなみにネットでも画像は全く皆無。貴重な写真です。ヨコバサミ界のカザリサンゴヤドカリ、みたいなぁ。。。写真判定は駒井先生による。

Clibanarius sp. (1)/ヨコバサミの一種

Clibanarius sp. (1)

右の個体は一見するとClibanarius striolatus Dana, 1852/タテジマヨコバサミ。多分そうかも知れない。でも左の個体は。。。違いが判るかしら?

Clibanarius sp. (2)/ヨコバサミの一種

Clibanarius sp. (2)

これ、以前はClibanarius merguiensis de Man, 1888/マーグイヨコバサミとして掲載してたんですが、当時は国内からの記録が無かったので削除してました。今年に入ってから沖縄からの採集情報を見つけたので、さきほど復活させました。とは言え、この写真の個体は、台湾寄居蟹類誌で見比べると、色彩的に見てマーグイではなく恐らくランソンの方じゃないか?と考えてます。図鑑によるとマーグイの第一歩脚外縁に縦縞は入らないので。

Clibanarius sp. (3)/ヨコバサミの一種

Clibanarius sp. (3)

さっぱり判んない。該当種無し。ま、Clibanarius englaucus Ball & Haig, 1972/ツマキヨコバサミに近いっちゃ近いんだが、各節部の色彩や眼柄のラインなど、不可解な点が多い。

Clibanarius sp. (4)/ヨコバサミの一種

Clibanarius sp. (4)

同じく判んない。でも当時はたまにショップで見かけた気がする。特にインドネシア産では多いように思う。でも判んない。台湾寄居蟹類誌には載ってない。多少でも歩脚に体毛があればClibanarius arethusa De Man, 1888かも?としたいが、この子はツルツルしてたし、色味も赤ではなく青に寄る。ま、図鑑の標本の色彩はあまり当てにはならないが。ちなみに図鑑ではC. arethusaは赤みが強く、体毛もそこそこある。単色であると言う点では近いかな。

Clibanarius sp. (5)/ヨコバサミの一種

Clibanarius sp. (5)

完全にお手上げ。斑点も縞模様も曖昧な子。でも当時は同一個体が2匹居たから、こういう種なのでろう。国内には居そうもない。スリムさと言う点では、Clibanarius longitarsus (de Haan, 1849)/ツメナガヨコバサミに通ずるところはある。

以上、蔵出し6点でした。
何か情報をお持ちの方は、どうかお助けくださいませませ。

こちらのエントリーもどうぞ♪