今日は蔵出しヤドカリ画像と言うことで、7年前にショップで購入したインドネシア産ヨコバサミ各種です。もちろん今は居なませんが(汗)
Clibanarius boschmai Buitendijk, 1937
偶然ショップで見かけない限り、多分見ること無いと思う。僕もあれ以来見ていない。ちなみにネットでも画像は全く皆無。貴重な写真です。ヨコバサミ界のカザリサンゴヤドカリ、みたいなぁ。。。写真判定は駒井先生による。
Clibanarius sp. (1)/ヨコバサミの一種
右の個体は一見するとClibanarius striolatus Dana, 1852/タテジマヨコバサミ。多分そうかも知れない。でも左の個体は。。。違いが判るかしら?
Clibanarius sp. (2)/ヨコバサミの一種
これ、以前はClibanarius merguiensis de Man, 1888/マーグイヨコバサミとして掲載してたんですが、当時は国内からの記録が無かったので削除してました。今年に入ってから沖縄からの採集情報を見つけたので、さきほど復活させました。とは言え、この写真の個体は、台湾寄居蟹類誌で見比べると、色彩的に見てマーグイではなく恐らくランソンの方じゃないか?と考えてます。図鑑によるとマーグイの第一歩脚外縁に縦縞は入らないので。
Clibanarius sp. (3)/ヨコバサミの一種
さっぱり判んない。該当種無し。ま、Clibanarius englaucus Ball & Haig, 1972/ツマキヨコバサミに近いっちゃ近いんだが、各節部の色彩や眼柄のラインなど、不可解な点が多い。
Clibanarius sp. (4)/ヨコバサミの一種
同じく判んない。でも当時はたまにショップで見かけた気がする。特にインドネシア産では多いように思う。でも判んない。台湾寄居蟹類誌には載ってない。多少でも歩脚に体毛があればClibanarius arethusa De Man, 1888かも?としたいが、この子はツルツルしてたし、色味も赤ではなく青に寄る。ま、図鑑の標本の色彩はあまり当てにはならないが。ちなみに図鑑ではC. arethusaは赤みが強く、体毛もそこそこある。単色であると言う点では近いかな。
Clibanarius sp. (5)/ヨコバサミの一種
完全にお手上げ。斑点も縞模様も曖昧な子。でも当時は同一個体が2匹居たから、こういう種なのでろう。国内には居そうもない。スリムさと言う点では、Clibanarius longitarsus (de Haan, 1849)/ツメナガヨコバサミに通ずるところはある。
以上、蔵出し6点でした。
何か情報をお持ちの方は、どうかお助けくださいませませ。