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LEDランプの採用LED素子を確実に見極めろ!

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前回のLEDランプの消費電力を確実に見極めろ!が思った以上にアクセスが伸びたので、今回も見極めろ!シリーズ第二弾いきます♪
その名も、

LEDランプの採用LED素子を確実に見極めろ!

最近、遠慮が無くなってきたね(汗)

まず、現在アクア各社から販売されているハイパワーLED製品のうち、採用LED素子が明らかなものを以下にリストアップしました。

LEDベンダ LEDラインナップ LED採用製品
Cree XP-G
XP-E
XP-C
volxjapan Grassy LeDio 27 (XP-E)
やどかり屋 エリジオン閃光II (XP-E/XP-C)
Maxspect max-s Creeモデル (XP-G/XP-E)
Vertex SR260 Creeモデル (XP-G/XP-E)
リーフレイ コーラルシャインピコ (XP-G/XP-E)
MMC企画 Lumines 7 ホワイトサン (XP-G)
XR-E
XR-C
volxjapan Grassy LeDio 21 (XR-E/XR-C)
volxjapan Grassy LeDio 9 (XR-E/XR-C)
リーフレイ コーラルシャイン (XR-E)
クラマタ産業 ガラッシア300 (XR-E)
マーフィード ホバーLED (XR-E)
Philips Lumileds Luxeon Rebel Vertex SR200 Philips Lumiledsモデル
MMC企画 Lumines 7 ブルームーン
Edison Opto Sシリーズ volxjapan Grassy LeDio 9 (UV)
SiBDI (旧HCC) P2 海水館 リーフパワーLED 20W/15W (未確認)

アクアLED既製品で搭載が明らかなLED素子

CreeやPhilips Lumileds等は過去に散々書いてきたので今更説明は不要ですね。
でも・・・ひとつ聞きなれないLED素子が含まれているよね?
そう、海水館のリーフパワーLEDで搭載が謳われている、SemiLEDs社チップを採用したSiBDI社(旧HCC)のLED素子です。

・・・なにこれ?

と言う訳で、今回はこのSemiLEDsの世にも奇妙な謎(笑)を解明していきます。

実は僕もSemiLEDsのLED素子は経験が無く、知識もほとんど無かったのですが、かと言って検索してもその製品すら探し当てることは困難でした。

なぜかしら?

実はSemiLEDs社はLEDパッケージ製品をほとんど出していないのです。公式サイトにも唯一UV素子が1タイプあるのみです。

これは一体・・・?

でも、公式サイトを良く見ていくと、なるほど、ようやく答えが見えてきました。
この会社は主にLEDのチップを製造しているのだ♪
それを各社が買い、LED素子としてパッケージしていると言うことなのです。

詳しくはSemiLeds社の製品紹介ページパートナー紹介ページを見れば判ります。
現在掲載されているチップ採用先は、SiBDI社HPL社、そしてLite-On社です。
このうちSiBDI社のLED素子を使っているのが、海水館のリーフパワーLEDって訳。

・・・と言いたいところですが、実は僕は海水館のLEDの中身を確認した訳ではなく、ネットにも分解写真が見つからないので、これはあくまでも公称データを復唱しているに過ぎません。なので、もし該当製品をお持ちの方は、是非分解してLED素子を確認してみてください。万が一何か問題があっても、海水館なら良心的な対応が得られるはずです。

とは言え、このSiBDIのLED素子。。。見た目はよくある汎用パッケージです。特性もよくあるスペクトルです。ま、白系のスペクトルはCreeに似てるなぁ。。。
まずはデータシートからのスペクトルを以下に貼っておきます。

SiBDI P2 と Cree XP-E のスペクトル比較

チップパターンが似てると、スペクトルも似るんだろうか・・・?
白系もホントにそっくりだけれど、SiBDIの方が微妙にシアン欠乏症だ(汗)

では、僕の判る範囲でSemiLEDs社のチップの見分け方を記しておきます。

まず、最初のLEDの写真を良く見てください。LED素子自体のレンズがフロスト加工(刷りガラス風処理)されているのが判りますか? これは、白色LED特有の色分離を抑えるための工夫だと思われます。今までのLEDランプならばランプ側の拡散レンズなどで対処してきましたが、この機能をLED自体に持たせたと言うことなのでしょう。
ですから、白色LED以外の単色LEDは、従来どおりクリアレンズの可能性があります。そのため、例えば青色LEDであれば、レンズ越しにチップのパターンが確認できるはずです。

以下は、SemiLEDs社から供給されているLEDチップの主なパターンです。

SemiLEDs社LEDチップパターン各種

上のいずれかのチップが入っていれば、まずSemiLEDsチップを使ったLED素子に間違いないでしょう。形状とサイズ的にはSiBDI社のP2が一番 妥当だと考えられますけど、もしCreeみたいな形だったらS35の可能性もあります。あるいはSiBDIではなくHPL社やLite-On社の可能性もないとは限りません。

SemiLEDs社LEDチップを採用しているLEDベンダ各社

ま、万一SiBDI社のLEDじゃなくても、SemiLEDsチップ採用素子なら、上のいずれかのはずです。いずれにしても、SemiLEDsチップであることを祈ってます(汗)

でも、もしチップパターンが全然違っていたら。。。
その時は残念ながら、またいつものパターンかぁ・・・と言うことになりますねぇ(汗)

そもそも今回の記事は、実はもうひとつの狙いがあります。
それは、中国のランプ製造委託先が、
「今までみたいにCreeやPhilips Lumiledsを騙っても素子の形ですぐにバレてしまうから、素子の中のチップがSemiLEDs製と言うことにすればバレないだろう♪」
と考えたのではなかろうか!?という懸念からです。最近、CreeやPhilips Lumileds表記を見なくなったと思ったら、代わりにSemiLEDs表記がやたら目立ってきましたから。
だったら僕も絶対に怯む訳にはいかないので、徹底的に暴いてやろう!と。
「日本人はLEDのこと知らないからCreeとか言っとけばちょろいもんだぜ!」
なんて、こんなことは早く終わらせたいのです。

実は僕は、以前の偽装問題の真相は、今でもこう考えています。
ヤフオク業者が意図的に偽装した訳ではない。委託先の言うがままを信じて素子ブランドを表記しただけ。確かにちゃんと確認しなかったのは悪かったけれど、強いて言えばヤフオク業者も被害者。本当に悪いのは、謳い文句どおりのLED素子を搭載しなかった中国の委託先業者なのだ!と。
結局、ヤフオクで該当ランプを販売していた誰からも正式な謝罪は無く、単にブランド表記が消されただけに終わりましたが、きっと誰も初めからわざと偽装した訳じゃない。ノーブランド素子と知った上でブランド表記したとは思えない。そう信じています。

で、政田さんには悪いけど、今回のネタにさせていただきました。どうせこっそり指摘したって、海水館のことだから公表も対応もあるはずだもの。ワット表記の時のようにね。

ですから、これまでの関係者は勿論ですが、もしこれから参入しようと考えている各社さんにも、どうかLEDの知識をしっかりと身に付けていただき、絶対に騙されない強靭なスキルを身に付けて欲しいのです。
あいにくアクアリウムは小さなマーケットです。ほとんどのメーカーは製品開発に大きなコストは割けないのが現状です。だからと言ってそこで手を抜けば、そのしわ寄せは消費者に回ってきます。あるいは失敗を恐れ、無難な旧式の製品でお茶を濁すこともできますが、果たしてそれが本当に自社の最高の自信作だと、胸を張って消費者に勧められますか?
誤魔化さないこと。手を抜かないこと。参入しようとする分野に対して万全の兵力を投入すること。それができないなら、参入すべきではありません。中途半端に参入しても、中途半端な製品が巷に溢れることになり、結果的に消費者に迷惑を掛けるだけです。それは販売店に対しても同じです。故障品・返品の山を抱えるばかりか、客商売で一番大切な信頼を失うことになるのですから。

あ。騙されている前提で書いちゃってますが、勿論、公称通りの素子が乗っていればそれが何よりです。今までの布教活動も無駄ではなかったと言えますから。
「チッ・・・1023め・・・」
中国の業者には嫌われますが、今更ひとりやふたり、1社や2社に嫌われたところで、憎まれ役は僕の十八番、言わばライフワークです♪
でも、その時は海水館に謝罪しないとね。お詫びに応援市場に出品とか?(汗)

最後に、参考のため、手持ちのLED素子の中から、青色LEDのチップ写真を比較用に並べておきます。果たしてSemiLEDsチップ? ノーブランドチップ???

各社LEDチップ比較

残念ながら、手持ちの中にはSemiLEDsのチップは見当たりませんでした。強いて言えばLedEnginのチップがCreeかSemiLEDsに似てるくらいか。。。でもどんなに探しても公式情報が見つけられなかったので、今のところLedEnginのオリジナルチップと捉えておきましょう。

また、ついでなので軽く紹介しますと、Philips Lumileds Luxeon Rebelの売りは、チップを繋ぐボンディングワイヤーが無いことです。だからワイヤーによる光量ロスがありません。最新のCreeやLedEnginも片側だけはワイヤーがありますが、他の何本もある旧方式のノーブランドよりはロスを軽減できています。そういう技術が、LEDにはたくさん集約されています。

あと、Edison以降はどれも見た目そっくりな汎用パッケージのLED素子ですが、こうして比べるとチップが全く違うことが判りますね。ノーブランド1はチップが大きめだしワイヤー位置が工夫されているので明るいけど、ノーブランド3はチップも小さいしワイヤーがかなり邪魔なので明るさもそれなりだなぁ、とか。

ちなみにノーブランド4はグランクリエイトやクリスタルエリートに乗っていたチップ。探してみたら多分ここEP-B4545V-A3かな。でもこの上海の会社はチップ作ってるだけっぽいので、素子のパッケージングはまた別の会社なのでしょう。そこまでは判りませんでした。ま、少なくともCreeやPhilips Lumiledsではありませんけどね(汗)

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LEDランプの消費電力を確実に見極めろ!

この記事を含むタグの全記事リスト: LED LEDスポット

全国10,000人のアクアLEDファンの皆さん、こんにちわ。
アクアLEDクリエイター改め、アクアLED評論家・サンタマルターエイジです。

今回は、最近何かと議論の多くなったアクアLEDの消費電力に焦点を当てて、その謎を判りやすく解き明かしていこうと思います。

問1. 以下のランプを明るい順に並べなさい。

光量 ランプ W数 実売価 [円]
1位? 某ランプ36W 36W 12,000~16,000
2位? 某ランプ27W 27W 8,000~14,000
3位? Grassy LeDio 27 27W 16,000~22,000
4位? 某ランプ24W 24W 6,000~7,000
5位? Grassy LeDio 21 21W 15,000~18,000
6位? エリジオン閃光II 11W 11,000~14,000
7位? Grassy LeDio 9 9W 9,000~14,000

多くの人は↑このようにワット数順に並べることでしょう。しかし、製品名や仕様に明記されるワット数が、LED部の駆動方法に由来したワット数で表されている場合など、実際のワット数を示していない場合があるため、必ずしも表記ワット数=明るさとは判断できないのです。(今回の場合は型番表記に問題がある製品も含まれますが、それは今後の販売元の自主的な訂正に期待します)

ヒント. 上記の各ランプの実際の消費電力は以下のようになっています。

ランプ 実ドライブ
某ランプ36W 2W駆動×12=24W
某ランプ27W 2W駆動×9=18W
Grassy LeDio 27 3W駆動×9=27W
某ランプ24W 1.5W駆動×12=18W
Grassy LeDio 21 3W駆動×7=21W
エリジオン閃光II 1.5W駆動×7≒11W
Grassy LeDio 9 1W駆動×7=7W

まあ大体の予想はついてましたが、実は僕自身はまだ某36Wの現物を拝んでおらず、ユーザーから受けた報告でしか知りませんでしたが、海水館の自主訂正(36W/27Wの表記を20W/15Wに訂正)クリスタルエリートの布告活動(ページ中段下に36W/27Wの実測Wの曝露あり)を見る限り、どうやら間違いのないところのようです。
そう、某36Wはせいぜい20W~22Wであり、某27Wは15W~17Wだそうです。

ところで、海水館の政田さんは今回の消費電力の訂正にあたり、単に訂正だけではなく、価格の引き下げや払い戻し・返品対応などに尽力されたようです。これは本当に素晴らしい対応だと思います。一見、当たり前のようにも思われますが、今その当たり前のことすらできない販売元が横行しているご時世です。昨年からのバタバタで懲りた人も多いことでしょう。そんな中で、唯一信用できるショップの模範を示された政田さんに、僕は素直に感動しました。「売る責任」とはこういうことなのです。
でも、せめて事前に相談してくれれば避けられた事故だったのが悔やまれますけど(汗)

さて、先に挙げた各ランプの明るさ対決に話を戻します。

実際のワット数が判ったところで、じゃ、これでやっと正しく順位付けできるかと言えば、実はまだ不十分です。それは、採用されているLED素子の性能や駆動方法次第で、さらに明るさの優劣が変わってくるからです。

これらの各製品には、以下のLED素子が使用されています。(光束は平均的な暫定値)

  • LeDio/エリジオン:Cree XR-E/XP-E (Q5~R3ランク) 107~122lm@350mA
  • 某ランプ群:ノーブランド汎用パッケージ(SemiLEDs,etc) 80~90lm@350mA

あとは実ドライブ方法とLED素子の特性から、製品全体のおよその光量が求められます。
まず、計算の元となる各LEDの光束・電流特性はこちら↓

各LED素子の光束電流特性

* Cree XP-E/XR-Eの各データは公式サイトから抜粋
* SemiLEDsのデータが無いので近似と思しきHELIOから抜粋 (≒Cree XR-E)
* いずれも独自の表に形成しなおしています

各製品の素子の駆動電流に合わせて、光束量を厳密に割り出していきます。
で、これを元に各ランプの全光束を算定し、それを明るい順に並べるとこうなりました。

■各ランプ光量対決結果予想

各社LEDランプ光量比較

判ってはいましたが、LeDio 27が抜きん出て独走体勢ですね。
そして、LeDio 21≒某36W、某27W≒エリジオン、それぞれ良い勝負のようです。

ただ、某ランプ群は実測20W~22Wを24W、15W~17Wを18Wと、少し色を付けて計算してるので、実際はもう少し暗いかも知れません。それに、採用素子がもっと廉価なものかも知れないし・・・と控えめにコメント(汗)

■算定式と光量対決順位

光量 ランプ 実W 光束算定 [lm] 光束平均 [lm]
1位 Grassy LeDio 27 27W (107~122) * 1.75 * 9 =
1,685.3~1,921.5
1,800.4
2位 Grassy LeDio 21 21W (107~122) * 1.70 * 7 =
1,273.3~1,451.8
1,362.6
3位 某ランプ36W 24W (80~90) * 1.3 * 12 =
1,248~1,404
1,326
4位 某ランプ24W 18W (80~90) * 1.15 * 12 =
1,104~1,242
1,173
5位 某ランプ27W 18W (80~90) * 1.3 * 9 =
936~1,053
994.5
6位 エリジオン閃光II 11W (107~122) * 1.17 * 7 =
876.3~999.2
937.8
7位 Grassy LeDio 9 7W (107~122) * 1.00 * 7 =
749~854
801.5

●算定条件

* 各ランプ搭載全素子をクールホワイトと仮定して計算
* 実ドライブは各ランプの実測消費電力から算定
* 各素子の光束値は標準的なランク(bin)として算定
* ノーブランドの光束・電流特性はHELIOのデータを暫定割当(≒Cree XR-E)
* LED部の消費電力のみを対象としているため電源自体のロスは含まれていません

★評価
最強光量ならダントツでLeDio 27! LeDio 21も捨てがたい。
素子にこだわらないなら某36WもLeDio 21並みの光量が期待できる!
それ以外のランプもかなりの健闘ぶりだ!

ま、あくまでも上記算定条件でシミュレーションした場合の話ですので、あしからず。

以下、その他の評価など。

■発光効率対決

効率 ランプ 光束算定 [lm] 光束平均 [lm] 発光効率 [lm/W]
1位 Grassy LeDio 9 749~854 801.5 107~122
2位 エリジオン閃光II 876.3~999.2 937.8 83.5~95.2
3位 Grassy LeDio 27 1,685.3~1,921.5 1,800.4 62.4~71.2
4位 某ランプ24W 1,104~1,242 1,173 61.3~69
5位 Grassy LeDio 21 1,273.3~1,451.8 1,362.6 60.6~69.1
6位 某ランプ36W 1,248~1,404 1,326 52~58.5
6位 某ランプ27W 936~1,053 994.5 52~58.5

★評価
発光効率ならLeDio 9やエリジオンが最強! LeDio 27も捨てがたい♪
それ以下は軒並み標準的な効率だが、某36Wと27Wは今時60lm/Wを切る効率の低さが気になるところだ。やっぱりノーブランド素子を1W以上で駆動するのは色々と覚悟が必要だ(効率低下、レンズ劣化、素子寿命…)

■費用効率対決

2011/05/11 22:00 計算ミス発覚に付き表と評価を訂正しました

費用 ランプ 平均光束
[lm]
実売価(平均)
[円]
費用効率
[円/lm]
1位 某ランプ24W 1,173 6,000~7,000 (6,500) 5.54円
2位 Grassy LeDio 27 801.5 12,000~16,000 (14,000) 7.78円
3位 Grassy LeDio 21 937.8 8,000~14,000 (11,000) 8.07円
4位 エリジオン閃光II 1,326 11,000~14,000 (12,500) 13.33円
5位 某ランプ36W 1,800.4 16,000~22,000 (19,000) 14.33円
6位 Grassy LeDio 9 994.5 9,000~14,000 (11,500) 14.35円
7位 某ランプ27W 1,362.6 15,000~18,000 (16,500) 16.59円
費用 ランプ 平均光束
[lm]
実売価(平均)
[円]
費用効率
[円/lm]
1位 某ランプ24W 1,173 6,000~7,000 (6,500) 5.54円
2位 Grassy LeDio 27 1,800.4 16,000~22,000 (19,000) 10.55円
3位 某ランプ36W 1,326 12,000~16,000 (14,000) 10.56円
4位 某ランプ27W 994.5 8,000~14,000 (11,000) 11.06円
5位 Grassy LeDio 21 1,362.6 15,000~18,000 (16,500) 12.11円
6位 エリジオン閃光II 937.8 11,000~14,000 (12,500) 13.33円
7位 Grassy LeDio 9 801.5 9,000~14,000 (11,500) 14.35円

★評価
素子にこだわらず最安を狙うなら価格の下がった某24Wが狙い目!
素子にこだわるならLeDio 27/LeDio 21が費用対効果でもダントツでお勧め♪

素子にこだわるならLeDio 27、こだわらないなら某36Wが互角の費用対効果!
それ以外は1ルーメン10円を超えるので、本当に必要な波長かどうか検討すると吉♪
あとは必要な波長と費用効率を天秤に掛けて検討すると良いでしょう♪

結局、何が言いたいのかと言うと、謳い文句に(詐欺表示も)に惑わされること無く、本質を見極める目を養って、後悔の無いようアクアに励んで欲しいと言うこと。そして、こうした考察は必ずそのための良い判断材料になってくれるはずです。昨年の思い切った曝露から今日までの関連記事が、少しでもそのお役に立てていることを切に願っています。

しかしその反面、当初危惧したとおり、案の定似たような商売が最近益々増えてきました。今ヤフオクを見渡せば、あっちもこっちも某ランプだらけです(苦笑)。少し前なら、いくら中国への委託でも、ある程度の発注ロット数が敷居を果たしてましたが、今じゃどこも1台から可能になり某24W例某36W例、ユーザー登録にてビックリ価格が確認可能♪)、それこそ素人にも気軽に始められる良い副業になってしまいました。。。
ま、少なくとも個人でも会社でも、最低限のスキルと使命を持って臨まれる分には良いのですが、いたずらに流行り商材への便乗行為としての参入は控えて欲しいところです。

やるならLED・波長・光合成を基礎からみっちりやること。
そして、安易に作ったものを検証もせずにそのまま売らないこと。
もちろん、ただ右から左へ流すんじゃなく、きちんと性能を確認・管理すること。
厳選?開発?多少の誇大表現は目をつぶるとしても、ウソは絶対に書かないこと。
さらに、可能なら光束・スペクトルなんかのデータもちゃんと測定して出すこと。
間違っても、どこの素子かも知らずに売ってたり・・・なんて絶対に無いように!

これができないと、それこそ良いお小遣い稼ぎと揶揄されても仕方ありません。
くれぐれも消費者を馬鹿にしないように。

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一般LED対LeDio27光合成対決

この記事を含むタグの全記事リスト: LeDio 27 LEDスポット volxjapan プチ実験

LeDio 27 ReefPurpleはただいま席を外しております。
任期を終えて帰還するまで、今しばらくお待ちください。
帰還次第、読者プレゼントに出席いたします♪

と言う訳で、リーフパープルさんの現在の仕事振りをご紹介します。
実は秘密裏にこんなことを始めていました。
名付けて、

光合成対決! 一般白色LED vs LeDio 27 ReefPurple ♪

光合成実験開始

皆さんのLED製品にも必ず入っている一般白色LED、これの20W版+リフレクタを用意して、LeDio 27 ReefPurpleとの光合成対決を開始しました。
果たしてどんな違いが見られるのか?
あるいは何も違わないのか?

まずは、その対決方法を説明します。

猫草光合成実験の詳細

栗スケさん(猫)に対するATフィールドとして、メッシュの傘たてを採用!
これで実験中にムシャムシャされることはありません♪
そして、同じ容器に同じ土(有機培養土)を同じ深さに敷き、それぞれにエンバク(燕麦:イネ科)の種5g(約110粒)を均一に敷き詰め、さらに土を1cm被せておきました。
各LEDは、双方で同等の照度となるよう、高さを調節しています。
あとは実験を巻いていくため、各LEDは24時間連続運転とし、毎日水を与えます。
さあ、果たして結果や如何にっ!?

さ、早速巻いていきますよ。
記事開始早々、早くも一週間が経過しました。

光合成実験 4/19~4/26までの変化

おや?
リーフパープルの方だけフサフサしてきましたよ?
もっとよく見てみましょう。

光合成実験 168時間後

* 光源が違うため土の色が違って見えますが、あくまでも同じ土です

え゛ぇっ!?
なんでこんなことにっ!?

とりあえず、スペクトルを見てみましょう。

白色LEDとLeDio27 ReefPurpleのスペクトルと光量

同じ照度とは言え、その照度を構成する波長の割合がまるで違うからか?
しかも比視感度も考慮すると、とんでもない光強度の差となるからか?
そしてリーフパープルが、まさにクロロフィルの吸収スペクトルに近いからか?

いや待て、早まるな。
あるいは、もやし現象も考えられるぞ。
もっと光を・・・と、伸び伸びするケースだ(笑)
いや、しかし・・・それなら発芽のタイミングにまで影響が出るだろうか・・・?

そうか!
発芽が促されたのか!
リーフパープルに採用されているCree XP-Eの電球色×3、赤640nm×1 が、猫草をゴロゴロと刺激したに違いないっ!
スペクトルで赤の発光強度を比較しても、それほど白色LEDと違って見えないのに、実際にはこれほど違いが出ていたとわっ!?

へぇ・・・発芽ってホントに赤い光成分で促されるもんなんですねぇ(笑)

ささ、もっと巻いていきますよ。
今度は息つく暇も無く、あっと言う間に2週間が経ちました。

光合成実験 4/19~5/3までの変化

あらら。
もはや比較にならない差が。。。

光合成実験 340時間後

リーフパープルの方は、相当数の葉が伸び、葉の緑も濃く、硬く強い印象です。まるでお庭でサンサンと太陽を浴びて育ったかのようです♪
一方、一般白色LEDの方は、やっと7~8本の葉が出ましたが、どこか色も薄く弱々しい印象を受けます。
ただ、葉の長さ自体は双方とも変わらないか、むしろ白色LEDの方が若干長いです。
あ、もしかしてこれこそが“もやし現象”か(笑)

それにしても、一般白色LEDでの発芽の遅さ、発芽のバラツキには少し驚きました。
実はこれまでも数回、LEDで猫草を栽培してきましたが(123)、使ったLEDは電球色や自然光(UV+RGB蛍光体)ばかりで、いずれも赤がしっかりと含まれているものです。
そう、一般に赤が弱いとされる一般白色LEDでの実験は今回が初めてだったのです。
もしかしたらそれが発芽の違いなのかも知れません。今までの実験では必ず開始1週間目までには一斉に芽が出てましたが、今回は既に2週間が経過するのに未だに大半の種が芽を出していませんから。。。

ところで、この2週間は24時間常時点灯でしたが、今後はきちんと日照変化を与えることにしました。どうしても葉が乾燥しがちで、得意の葉の先端の水玉も付かなかったし、そのせいか先端のチクチク部分が微妙に茶色い状態になってきましたので(一枚だけ先端1cm程枯れてきた葉もある)。あるいは、連続光合成によって養分不足が出てきたのか?、成長の加速によって老化の進みも速いのか?、なんにしても強制牧場はよくないってこと。

あぁ・・・。
白と青を混ぜ混ぜしたらアクアにピッタリ綺麗だよぉ~の時代は終わったね。。。

じゃ、いくよ♪

僕らは今まで、こんな生気のないLEDを使ってきたのか。。。
貴方のLEDには、電球色LEDは入っていますか?
貴方のLEDは、本当にサンゴの命を照らしてますか???

もいっちょ♪

さあ!!!
やはり LeDio 27 ReefPurple はクロロフィルマスターなのかっ!?

波長もLEDも精通したプロが創るLEDランプはここまで違うのかっ!?
製品スペクトルを公開すると言うことは、そういうことなのかぁぁぁっ!

ん? 奮発しすぎ?
いやぁ、いつもプレゼント提供してもらってるし~(笑)

クロロフィル吸収スペクトル

特に対クロロフィルがメインの淡水や水草にも是非お勧めしたいところっ♪
・・・けど、淡水で照明がピンクって・・・やばいかな?(汗)
それに効果も強力そうだし、少し離して遠くから広範囲にやんわり当てるくらいが吉かも♪
淡水にも海水にも、生体の生理を健全に保つ栄養ドリンクに、全体にほんのり一本っ♪
いやぁ~、発売が待ち遠しいねぇ~っ!!!

では、もう少しだけ実験経過をお送りしていきますね。
実験が終わったら、読者プレゼントよん♪

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