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懲りずに書いてみたりする結果オーライな日記

ライブロックに付着してくるヤドカリ

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超ヤドカリ図鑑に、ヒメホンヤドカリ属の一種/Pagurixus sp. [4] と言う個体を掲載しています。この個体は、6~7年前に知人宅で湧いたヤドカリで、恐らくライブロックにでも付着してきたのだろう、と言う結論でした。

水槽に湧いたヤドカリ

とても小さいため写真はこれが限界でしたが、恐らくヒメホンヤドカリ属の子だろう、と言うことくらいしか判りませんでした。
当時はこれに該当するような種は、まだ記録されていなかったですし。。。

が、最近また同じものが湧いた!?と知人から連絡がありました。
現在の水槽は最近リセットしたばかりですし、ライブロックも新たに交換したモノですから、以前のモノとは別の個体です。

うーん。。。そんな偶然って。。。?

で、写真を送って貰ったら、なんと!? またかっ!!

20090619-ppatiae-2

写りが悪いのはご愛敬(汗)

それにしても、この種はそんなにライブロックに依存しているのか?

以前、千葉中博の駒井先生からお聞きしたことがあるのですが、例えば ケシツブヒメホンヤドカリ/Pagurixus nanus Komai & Takeda, 2006 と言うヒメホンヤドカリは、特定の環境からのみ見つかるそうです。それ以外からは見つからないとか。(掲載許可貰ってないので詳細は内緒です)

もしかしてこの水槽に湧いた種も、サイズが小さいこともあって、ライブロックに強く依存しているのかな?
カシワジマヒメホンヤドカリなんかも、よくライブロックのウニ穴の中とかに隠れてますしね。

さて。最近、過去の写真を整理していたら、ノーマークだった画像群の中から怪しい写真が出てきました。
これです。

20090619-ppatiae-3

きゃ~っ!!
水槽に湧いた子と同じ子じゃん!

これは2年前の宮古島遠征の際に撮影したもので、個体は水深3M程度の根のウニ穴から採集したものでしたが、あまりに小さすぎて、しかもカシワジマヒメホンヤドカリだとばかり思ってたので、適当にマスクケースに入れて撮影したのち、ポイしちゃいました(汗)

ガーン・・・。もっと真剣に撮影しておけば良かった。。。ショック。。。

ちなみにこの種は、正式な同定を経ていませんが、僕の見立てでは恐らく 和名未定/ Pagurixus patiae Komai, 2006 ではないか?と睨んでいます。

宮古島。また行きたいなぁ。。。

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ヤドカリ新種2種

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最近、寝る間も惜しんで(?)仕事にかまけてたら、うっかりとヤドカリの新種情報をスルーしてました。うぅ。

ついに過去の不明種に名前が付いたようですよ。
情報元はいつも拝見している原崎さんのページにて。
併せて超ヤドカリ図鑑の方もデータベースを更新しておきました。
原崎さん、ありがとございます(こっそり)

コンペイトウヒメホンヤドカリ/Pagurixus acanthocarpus Komai and Okuno, 2009

この子を初めてみたのは、カシワジマヒメホンヤドカリの発見の翌年だったから、2005年頃かな。
これまで僕のサイトで Pagurixus sp. 5 と仮に呼んでいたヤドカリです。
初めはカシワジマ~の雌かな?みたいな曖昧な印象でしたが、よーく見慣れてくると歩脚のバンド幅の違いが判断材料だな、と気づきます。
僕は四国でしか見てないけど、原崎さんによれば屋久島にはたくさん居るようですね。

スミレヒメホンヤドカリ/Pagurixus purpureus Komai and Okuno, 2009

同じく、Pagurixus sp. 1 と呼んでた子。
えっと、この子は・・・やはり2005年頃かな。。。
確かカシワジマ~と一緒に見たのか、あるいはその翌年だったか。。。記憶が(汗)
sp. 1 と呼んでるくらいだからもっと前かな? ・・・忘れた(苦笑)

この子はオガサワラヒメ~をお洒落にしたようなヤドカリです。
とは言え、この子の居る水深だと、あまり色は判らないかも。

以上、ヒメホンヤドカリの2種について、新種情報でした。
原崎さんのページ(屋久島のエビカニの方)に行くと、より鮮明な画像が公開されてます(オススメ)

他にも片づいた不明種がいるのかな?
ちょっと落ち着いたら、駒井先生にお伺いしてみましょう。

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ヤドカリのヤドカリ

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先日、ゆぅぞぅ氏から面白い写真を頂きました。
掲載許可を貰ったので、貼っちゃいますよ♪

コモンヤドカリに寄生虫

なんだこれ!? でかっ!!

で、ゆぅぞぅ氏によると、これはヤドカリのハラにヤドる、その名も「ヤドカリノハラヤドリ」その人です! って、まんまかよっ!

しかし、こちらのページがソースだそうすので、ゆ~ちゃんが勝手に命名したわけではなさそうです(笑)

そしてその全貌がこちら。

ヤドカリノハラヤドリ/Athelges takanoshimensis Ishii

うーん。。。コメントに困んとね。
ハイセンスな団扇がたくさん付いてます。みたいな。

ヤドカリの寄生虫は僕も過去に一度だけ撮ったけど、なんかちょっと違って見えます。
その時のがこれ。

セグロサンゴヤドカリと寄生虫

もう記憶がもうろうとしてますが、たまたま死んだセグロサンゴヤドカリ(寄生虫が原因?)の標本写真を撮ろうと、死骸を殻から引き上げた際に発見した寄生虫です。
ちょっと写りが悪いので寄生虫本人の詳細は判りづらいけど、とりあえずセグロさんの右のポケットで仲良く一緒に育っていたようですね(笑)

以前、千葉の駒井先生からも伺いましたが、こんな感じでヤドカリに寄生虫が着いてることは良くあるそうです。
上のソース元でも書かれてますが、この手の寄生虫は大抵♂と♀がペアで寄生しているそうですよ。

ヤドカリの多くはマイホームを持ち、そして他人夫婦まで養っている。。。
そしてひとたび抱卵時期になれば、殻の中は他人夫婦と我が子たちで大騒ぎか。。。
その名の通り、ヤドカリってなんとアットホームなのか@
それに引き替え・・・やめとこ。

以上、本日はゆぅぞぅ氏のヤドカリヤドリに釣られ、ダジャレ特集でお送りしました。
ゆぅぞぅ氏、ありがとです♪

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