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懲りずに書いてみたりする結果オーライな日記

紫外線LED:脚光

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じらしております♪

それでは、先日だにやんから頂戴したミドリイシの中から、スギノキの欠片をモデルにご紹介しましょう。

スギノキへのUV照射テスト

やはり一番目立つのは、LeDio3 UVのその威力でしょう。6,000K下では茶色く見えるスギノキも、これを当てるとグリーンが乗ります。ランプ単体では、まさにメタリックグリーンですね(汗)

で、本命のLeDio7+ですが、このスギノキに関してはブルー&UV光で励起する蛍光色は持たない(目立たない?)ようで、僅かにポリプ口にグリーンが乗るだけでした。

あ、ちなみにこのスギノキは、元々は茶色ではありません(多分)
今回は例の導入ミスが痛かった訳ですが、スギノキに限らず他のミドリイシも同様、未だチアローゼモード全開で、今なお心を閉ざしたままなのです(汗)

ま、さらに暴露すると、実はこのスギノキは、昨日天国に旅立ちました(大泣)

と言うのも、初日はポリプも出てたので、特に障害は無かったと判断(これが甘かった)し、いきなりLeDio7パールホワイトを15cmでガンガン当て、しかも上記のように調子こいてLeDio3 UVも当ててました。
が、翌日ポリプの出し方が可笑しかったので、UV障害か?と思いすぐにUVのみ外したのですが状態は変わらず。。。
本当はこの時点で光障害に気づけばよかったのですが、スギノキを不死身の如く買いかぶっていたことと、LEDの光強度を完全に甘く見ていたことが仇となりました。考えてみれば、LeDio7パールホワイトは15cmで16,000lx以上も搾り出すので、衰弱個体にはかなりの負担となったようです。
結局、さらにランプを20cmに引き上げて様子を見ましたが、時すでに遅し。昨日未明、突然糸が切れたように一気に共肉が剥離して、天に召されました。

気づいたときは。。。

スギノキの亡骸

だにやん、ごめん。
10年ぶりのミドリイシで、完全に腕が錆びてました。。。反省。
残りの子らは、今は慎重に進めています。
まだATフィールド全開ですが。。。

で、この子の斃死を無駄にしないためにも、過去に僕が一度も試したことのなかった、ある作業に取り掛かりたいと思います。

またまたつづく。

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紫外線LED:波動砲

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お待たせしました。
前回に引き続き、もうひとつのサンプルをご紹介します。
その名も・・・LeDio3 UV!
ま、まだ売るかも決まってない、僕も聞いてなかった、全くノーマークのナンバーです♪

LeDio3 UVのサンプル

届いたときは、あまりに小さいので、E26ソケットの中継アダプターかと思いました(汗)
しかし刻印を見てみると・・・なんと「Ultra Violet」とな!?
早速、恐る恐る点灯してみると・・・ぎゃぁぁぁ!!!
沁みるぅぅぅ!!!

なんと、このランプ。UVランプでんがな。
しかも1W×3でんがな。
・・・エライもん送ってきたな(汗)
まるで波動砲やん(^^;

で、早速その威力を測定してみると。。。

30cmデータ
照度 6,100lx
紫外線量 0.52mW/cm2
照射面積 強い部分で約8×8cm
ビーム角 およそ15°

マジですか!!!
紫外線量もひれ伏す値ですが、照度が6,000lx越え!?
しかもこのランプに使用されたUV素子は、前回ご紹介したLeDio7+に搭載されたUV素子と同一のものだと言うのです。
え? なんでこんなに差があるの?
それは、1素子+60°レンズと、3素子+15°レンズ、と言う設計の違いによります。
簡単に計算してみましょう。

まず理論的には、照度と光束には以下の関係があります。

照度 [lx] = 光束 [lm] ÷ 面積 [m2]

この公式に今回のLeDio7+とLeDio3を当てはめてみると、

■LeDio7+ 60°
30cm照度: 3,800 lx (前回紹介値)
30cmの面積: 0.09424 m2 (角度計算から)
素子1ヶあたりの平均光束量: 約 51 lm
■LeDio3 UV 15°
30cm照度: 6,100 lx (今回測定値)
30cmの面積: 0.00490 m2 (角度計算から)
素子1ヶあたりの平均光束量: 約 30 lm

LeDio3の値を用いて再度LeDio7+厳密に逆算すると、

■LeDio7+の青素子
51×7 = 357 lm
357 - 30 = 327 lm
327 ÷ 6 = 青1素子あたり約 55 lm

と言う感じです。
ちなみに、青もUVも共にちょいスペック高すぎる気がする(汗)けど、レンズの誤差や特性ムラなどを考慮すると、もう少し低いくらいでしょうね。

ちなみに、ボルクスジャパンにこのサンプルがなんなのか尋ねてみましたら、もし需要があるようなら販売しようと考えておられるようです。でも、実際に僕が使ってみた感想は、例え特定のサンゴ用スポットにする場合でも、ビーム角が鋭すぎて目的のサンゴと言うより目的の枝しか照らせない(笑)ので、もう少し広角にできないか?と提案したところです(笑)
ボルクスさん、頑張ってください♪

またまたつづく。
次回はスギノキへの照射テストです♪

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紫外線LED:破天光

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破天荒
「今まで人がなし得なかったことを初めて行うこと」。
前人未到の境地を切り開くこと。
by Wiki

「破天荒」は意外と違う意味で捉えている人が多いですみたいですね。
型破りとか、豪傑とか、そんなんとちゃうそうですよ(笑)

さて、待ち遠しかったUV搭載LEDランプのサンプルが届きましたよ!
1.023world×volxjapanの初のコラボ製品です!
その名も「破天光」♪
天を裂く光、まさに紫外線を随えた目も眩む灼熱の波動に相応しいナンバー♪

あ、僕が勝手に言ってるだけで、正式名ではありませんよぉ~(爆)
正式名は暫定で、LeDio7+(プラス)です。

カラーは何タイプあるの?
UV素子はどんな仕様なの?
はい~、まだ秘密でしゅ~♪
チョイじらしておきましゅ~(笑)

LeDio7+ DeepBlue(Blue+UV)のサンプル

とりあえず型番から足がつくので、ワット数だけお知らせしておきませう。
このサンプルは、カラー素子もUV素子も全て1Wです。
画像のモデルはオールブルーで、中心にUVを備えたタイプです。
差詰め、ディープブルー・プラスと言ったところかな。

重量は現行のLeDio7(236g)よりチョイ軽めの約210g♪
ランプ前面もLeDio7(94mmφ)よりかなりシェイプされた約70mmφ♪
但し全長はLeDio7(75.5mm)よりチョイ伸びて約100mm。
しかし、何と言っても放熱性をかなりアップしたそのヒートシンクが素晴らしい!
見た目のフォルムも近未来的♪

実はこのLeDio7+の筐体の新仕様には「」があります。
それは、放熱性の確保よりも何よりも、紫外線による劣化耐性の確保と、人の目に配慮した紫外線の漏れ対策の徹底。それらの設計を実現するための仕様変更、だそうです。
その仕様により、レンズは一体成形型が採用され、現行モデルのような個別のレンズ交換には非対応となっています。あしからず。

肝心の明るさですが、このディープブルー・プラスの場合で、照度は約3,800lx(30cm)。
(LeDio7 DeepBlueの照度は4,200lx/30cm)
気になる紫外線量は、30cmで約0.01mW/cm2。20cmなら0.02mW/cm2前後。

え?
前回の試作と大して変わらんじゃないか!って?
ノンノンノン♪・・・よく考えてみてください。
前回の試作では、超狭角の15°の3mmφ砲弾型×7で、やっと0.05mW/cm2(5cm)、30cmではゼロだったでしょ?

今回のサンプルは、60°レンズ1WのUV素子1ヶでこのスペックです。
レンズのビーム角がもたらす光量の違いについては、過去にさんざん紹介したので、もうお判りですね?

そう。
この子が照らすサンゴには、満遍なくほのかなUVが降り注ぐという訳です♪
とりあえずスギノキのような超浅場のサンゴへのUVガンガン照射は次回策への課題として、まずは一般的な蛍光色をまとうサンゴへの色揚げアプローチを、この新開発UVブレンドLeDio7+に期待すると言う訳です。

そのための特別モニターとして、またまた業界の猛者たちに協力要請をお願いしております。誰かはまだ内緒♪
現時点ではまだ僕の零号機しかありませんが、もう少しで初号機隊も到着する予定なので、追ってご紹介致します。

またまたつづく♪

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