あれだけカルシウムに翻弄されていた水槽が、人工海水の銘柄を変えて以来、カルクワッサーもせずに450ppmを軽くキープ出来ています。なんだったんだ。。。
ちなみに海水はテトラのマリンソルトプロからリーフクリスタルに変更したのですが、テトラの名誉のために言えば、最後の最後に別の10Lパックを開封して測ったら、なぜかその時はカルシウムは満足な値が得られました。ま、余計に混乱させられた訳ですけど(苦笑)
で、結果オーライなので、この件はこれでおしまい♪
さて、昨日の硫酸マグネシウム添加の計算方法で、スーリンから合格を貰ったので早速実践してみました。添加方法はスーリンから教わった楽チンな方法で、水槽から適当に海水を汲んで硫酸マグネシウムを溶解させ、それを水槽に戻す方法です。カルクワッサーの手順はいつもの通り。
目標値は、マグネシウム60ppmアップ、カルシウムは18ppmアップです。そのためには僕の5L水槽の場合、3gの硫酸マグネシウムと100ccの飽和石灰水の添加が必要です。計算方法は昨日の記事を参照のこと。これを定期的あるいは必要に応じて水槽へ添加していきたいと思います。
但し、初回の今回は測定しやすいようにマグネシウムだけ100ppmアップを目指すべく、5gの硫酸マグネシウムを添加してみる事にしました。また、マグネシウムが低いとカルシウムが溶解しにくいと言うことなので、少しでも効率を狙うべく、先にマグネシウムを溶かしてからのカルクワッサーとしました。
まず、事前に水槽のマグネシウム濃度を測定しました。結果は1100ppmでした。これでも十分嬉しい♪ だって迷走中は900ちょいでしたから・・・汗
次に、小さなカップで水槽の海水を適量掬います。硫酸マグネシウムは100ccの真水に36g程度(3600ppm)溶けるので、既にマグネシウムが1000ppm程度の海水と言えども、やはり100ccもあれば5gの硫酸マグネシウムくらい楽に溶けるようです。案の定、カップに溶かしてグルグルしてたら全部綺麗に溶けました。で、それを水槽にそよそよと注ぎました。
その後、30分待ってから、水槽のマグネシウム濃度を再度測定してみました。で、結果はピッタリ1200ppm♪ おぉぉ!計算通りで大感動です!
ちなみに僕の水槽は5Lなので余り時間をおく必要は無いと思うけど、普通の水槽だったらもう少し時間をおいてから測ると良いでしょう。水槽にマグネシウムが行き届いた頃を見計らって測定してみてください。
続いて、カルシウム濃度を測定しました。結果は465ppm。
次にカルクワッサーを水槽へ100cc添加しました。こちらは点滴でゆっくりと。
点滴終了後30分待ってから再度カルシウムを測定。結果は475ppm。ん。測るタイミングが早かったか? あるいは半分ほど沈殿しちゃったかな? あるいは試薬の比色ミスか? はたまた石灰水が飽和してなかったか?
ま、10ppmの上昇でも超嬉しい! だって今までは毎日添加してても毎日350ppmでしたから(汗)
5L水槽への添加テスト | マグネシウム濃度 | カルシウム濃度 |
---|---|---|
添加前 | 1100ppm | - |
硫酸マグネシウム5g添加後 | 1200ppm | 465ppm |
カルクワッサー100cc添加後 | - | 475ppm |
ま、なんにしても、今までとは違い、今回はカルクワッサーによってカルシウムがきちんと上昇してくれました♪
・・・て、当たり前のことと思われるでしょうが、僕もまさかこんなことで悩むなんて思ってもみなかったので。。。
以上、今回は検証の精度としてはいまいちですが、とりあえずマグネシウムって大切!と理解することとしました♪
皆さんもカルシウムでお悩みの際は、マグネシウムにも目を向けてみてください。
・・・でもリアクター+アラゴナイトあたりなら悩み自体出てこないのかな。
いや、そもそも水道水とテトラの海水でサンゴ飼おうとしてたのが問題か(汗)
まあ、良い体験になりました。