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ヤドカリ新種2種

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最近、寝る間も惜しんで(?)仕事にかまけてたら、うっかりとヤドカリの新種情報をスルーしてました。うぅ。

ついに過去の不明種に名前が付いたようですよ。
情報元はいつも拝見している原崎さんのページにて。
併せて超ヤドカリ図鑑の方もデータベースを更新しておきました。
原崎さん、ありがとございます(こっそり)

コンペイトウヒメホンヤドカリ/Pagurixus acanthocarpus Komai and Okuno, 2009

この子を初めてみたのは、カシワジマヒメホンヤドカリの発見の翌年だったから、2005年頃かな。
これまで僕のサイトで Pagurixus sp. 5 と仮に呼んでいたヤドカリです。
初めはカシワジマ~の雌かな?みたいな曖昧な印象でしたが、よーく見慣れてくると歩脚のバンド幅の違いが判断材料だな、と気づきます。
僕は四国でしか見てないけど、原崎さんによれば屋久島にはたくさん居るようですね。

スミレヒメホンヤドカリ/Pagurixus purpureus Komai and Okuno, 2009

同じく、Pagurixus sp. 1 と呼んでた子。
えっと、この子は・・・やはり2005年頃かな。。。
確かカシワジマ~と一緒に見たのか、あるいはその翌年だったか。。。記憶が(汗)
sp. 1 と呼んでるくらいだからもっと前かな? ・・・忘れた(苦笑)

この子はオガサワラヒメ~をお洒落にしたようなヤドカリです。
とは言え、この子の居る水深だと、あまり色は判らないかも。

以上、ヒメホンヤドカリの2種について、新種情報でした。
原崎さんのページ(屋久島のエビカニの方)に行くと、より鮮明な画像が公開されてます(オススメ)

他にも片づいた不明種がいるのかな?
ちょっと落ち着いたら、駒井先生にお伺いしてみましょう。

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ヤドカリのヤドカリ

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先日、ゆぅぞぅ氏から面白い写真を頂きました。
掲載許可を貰ったので、貼っちゃいますよ♪

コモンヤドカリに寄生虫

なんだこれ!? でかっ!!

で、ゆぅぞぅ氏によると、これはヤドカリのハラにヤドる、その名も「ヤドカリノハラヤドリ」その人です! って、まんまかよっ!

しかし、こちらのページがソースだそうすので、ゆ~ちゃんが勝手に命名したわけではなさそうです(笑)

そしてその全貌がこちら。

ヤドカリノハラヤドリ/Athelges takanoshimensis Ishii

うーん。。。コメントに困んとね。
ハイセンスな団扇がたくさん付いてます。みたいな。

ヤドカリの寄生虫は僕も過去に一度だけ撮ったけど、なんかちょっと違って見えます。
その時のがこれ。

セグロサンゴヤドカリと寄生虫

もう記憶がもうろうとしてますが、たまたま死んだセグロサンゴヤドカリ(寄生虫が原因?)の標本写真を撮ろうと、死骸を殻から引き上げた際に発見した寄生虫です。
ちょっと写りが悪いので寄生虫本人の詳細は判りづらいけど、とりあえずセグロさんの右のポケットで仲良く一緒に育っていたようですね(笑)

以前、千葉の駒井先生からも伺いましたが、こんな感じでヤドカリに寄生虫が着いてることは良くあるそうです。
上のソース元でも書かれてますが、この手の寄生虫は大抵♂と♀がペアで寄生しているそうですよ。

ヤドカリの多くはマイホームを持ち、そして他人夫婦まで養っている。。。
そしてひとたび抱卵時期になれば、殻の中は他人夫婦と我が子たちで大騒ぎか。。。
その名の通り、ヤドカリってなんとアットホームなのか@
それに引き替え・・・やめとこ。

以上、本日はゆぅぞぅ氏のヤドカリヤドリに釣られ、ダジャレ特集でお送りしました。
ゆぅぞぅ氏、ありがとです♪

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ヤドカリ撮るなら・・・

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やばい・・・。
これ欲しいかも・・・。

COOLPIX P90

Nikon COOLPIX P90

もともと、「お出掛け用に Nikon D300 でも買おうかなぁ~」なんて考えていたけど、やっぱり被写体のメインはヤドカリ(笑)だろうから、デジタル一眼とマクロレンズで悪戦苦闘するより、この手のコンデジのマクロを使った方が断然撮りやすいんだよね。
とは言え、今使ってる Nikon COOLPIX 5000 は、凄く良い絵が撮れる点では満足なんだけど、難点はオートフォーカスがいまいち眠いこと。基本遅いし、暗いとアウト。

そこで見つけたのが、先日発表された Nikon COOLPIX P90
スペックも10年前より相当アップしてる!(当たり前だけど)
しかもコレ、超安いじゃん!!

以下、特に気になったP90のスペック部分をE5000と比較。

COOLPIX P90 COOLPIX 5000
発売時期 2009/3/13発売 2001/12/13発売
販売価格 51,800円(税込) 150,000円(税別)
有効画素数 12.1メガピクセル 5.0メガピクセル
撮像素子 1/2.33型原色CCD 2/3型補色CCD
レンズ 光学24倍 光学3倍
焦点距離 26~624mm相当 28~85mm相当
手ブレ補正(VR) ×
マクロ 約1cm~ 約2cm~
顔認識AF2.0 最大12人 ×
液晶モニター 3型液晶、23万画素 1.8型液晶、11万画素
記録媒体 SDカード (内蔵47MB) コンパクトフラッシュ
画像モード 最大4000×3000ピクセル 最大2560×1920ピクセル
ISO感度 オート、ISO64~6400 オート、ISO100~800

CCDサイズが小さいのは今時仕方ない?として、それ以外は大満足のスペック!
きっとオートフォーカスだって、ある程度マシになってることだろう。
手ぶれ補正VRもついて、益々ヤドカリ撮りには最適かも♪
だって、12Mピクセルで4000×3000でマクロ1cmで撮れるってことは、1mm未満の超ミニヤドカリを撮っても、十分にトリミングの余裕があるということだ(爆)
これは相当良いヤドカリショットが撮れそうだ♪

例えば、過去に COOLPIX 5000 で撮影した1mm未満のヤドカリと言えばコレ。
Catapaguroides foresti McLaughlin, 2002

Catapaguroides foresti McLaughlin, 2002

この写真は、めいっぱいの条件(5Mピクセル、2560×1290、マクロ2cm)で撮って、被写体部を320×240ピクセルでトリミングしたモノ。
E5000ではこれが限界だったが、P90ならもっと上が望めそうだ。

ただ、ここ最近ニコンは水中用途を完全に切り捨てたようで、今回のP90もウォータープルーフはおろか水中モードすら用意されていないのが残念なところ。
ま、需要が目立てば社外メーカーから水中ハウジングが出てくるような気もしますけど。

また、動画もAVI になって凄く有り難いね(E5000はQuick Time
ま、顔認識っつうのは別に要らないけど(笑)

でも3月は確定申告やら車検やら控えていて厳しいかなぁ。。。

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