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懲りずに書いてみたりする結果オーライな日記

高知遠征・其の壱(メンバー紹介篇)

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7/10~7/12の3日間、高知へ磯遊びに行ってました。
今年初の海♪

すると、奇遇にもあちこちのアクアリストたちと遭遇!
東京チーム、関西チーム、広島チーム、総勢22名
なんと言う偶然!?(笑)

僕の住む金沢から高知までは車で約12時間。。。
途中、誰と合流することも無く、現地集合でした。
約1000キロの現地集合って。。。
そのうち沖縄でも現地集合させられたりして(笑)

メンバー紹介。

いごっそうな面々

青木あやの夫妻、やどかり屋一家、ゆうぞう氏、Tetsuo氏、ケントパパ氏、ヨッシー氏、レオポン氏、azuさん、ゆっきっきさん、わもん夫妻、たまーぼカップル、だに氏、かなめ氏、松井氏、ドリル氏、そして僕とカステラ氏。

いつもの気心の知れた仲間たちに加え、今回はわもんチームとたまーぼチームとの初の合同ヤドカリ散策となりました。いつもの磯オフなら僕だけ肩身狭く隅っこでヤドカリ探してるんですが、今回はヤドカリが通じる仲間がいてくれて心強かったです♪
わもん氏は少し以前から僕が期待しているヤドカリストですが、ここ一年の間に急成長しているたまーぼ氏との攻防が、最近の僕の肴です(笑)
どっちも頑張れ♪

松井氏とドリル氏には5年ぶりに再会しました。
松井氏は頭が白くなって益々貫禄が。。。しかし相変わらずタフな高知人で、まだまだ現役で走るでしょう。サミダレヒメホンヤドカリの記載に用いられたホロタイプ(正基準標本)は彼の功績です。いごっそう!
ドリル氏は当時高校生だったのに、今では社会人。背も伸びてすっかり大人の顔でした。あれからアクアな学生を経て、アクアな職に就かれたとのこと。今でも相変わらず漁港でゴミ漁りに励んでいるそうです。その成果として過去にゼンマイヤドカリトゲツノヤドカリ等を提供していただいてます。

問題はだに氏でしたが、今回はピーマンのお陰か、太陽こそは拝めませんでしたが、雨は何とか避けることができました。ま、これだけの人数の晴れ男・晴れ女に囲まれれば、だにパワーと言えども活動限界ですね。とは言え、太陽を拝むには、あと10人くらいは必要そうです。

高知と言えば、今ではすっかり風物詩となった松井氏の講義。

いつもの会議

以降、ヤドカリ篇につづく。

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輪島ヤドカリ紀行

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天気も悪い、気温も低い、それでもヤドカリと歩むのです。
(サンタマルターエイジ, 2009)

と言うわけでどゆ訳で輪島に行って来ました。
地元ではゴリラ岩と言うとこらしい。
こんな良い磯があったとわ。。。わなわな。

輪島の磯

ギリギリまで悩んだけど、どうしても寒くて入れなかった。。。
ちなみに水景はカメラだけ沈めて適当にシャッター押したもの。
後ろ髪ひかれまくり。。。来年の夏には絶対に潜ろう♪

さて、いろんなものが見られましたよ。

磯の生き物

ウミウシはさっぱり判らないけど、水中をクルクル飛んでるのがいて、しかもメチャンコ小さいので、なかなかピントが合わなかった。でも一枚だけビンゴ♪

では問題です。

誰だ?

私は誰でしょう?

輪島のヤドカリ

制限時間は1分。
引っかけアリ。
でもあそこに気づけば・・・。

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インドネシア産ヨコバサミ色々

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今日は蔵出しヤドカリ画像と言うことで、7年前にショップで購入したインドネシア産ヨコバサミ各種です。もちろん今は居なませんが(汗)

Clibanarius boschmai Buitendijk, 1937

Clibanarius boschmai Buitendijk, 1937

偶然ショップで見かけない限り、多分見ること無いと思う。僕もあれ以来見ていない。ちなみにネットでも画像は全く皆無。貴重な写真です。ヨコバサミ界のカザリサンゴヤドカリ、みたいなぁ。。。写真判定は駒井先生による。

Clibanarius sp. (1)/ヨコバサミの一種

Clibanarius sp. (1)

右の個体は一見するとClibanarius striolatus Dana, 1852/タテジマヨコバサミ。多分そうかも知れない。でも左の個体は。。。違いが判るかしら?

Clibanarius sp. (2)/ヨコバサミの一種

Clibanarius sp. (2)

これ、以前はClibanarius merguiensis de Man, 1888/マーグイヨコバサミとして掲載してたんですが、当時は国内からの記録が無かったので削除してました。今年に入ってから沖縄からの採集情報を見つけたので、さきほど復活させました。とは言え、この写真の個体は、台湾寄居蟹類誌で見比べると、色彩的に見てマーグイではなく恐らくランソンの方じゃないか?と考えてます。図鑑によるとマーグイの第一歩脚外縁に縦縞は入らないので。

Clibanarius sp. (3)/ヨコバサミの一種

Clibanarius sp. (3)

さっぱり判んない。該当種無し。ま、Clibanarius englaucus Ball & Haig, 1972/ツマキヨコバサミに近いっちゃ近いんだが、各節部の色彩や眼柄のラインなど、不可解な点が多い。

Clibanarius sp. (4)/ヨコバサミの一種

Clibanarius sp. (4)

同じく判んない。でも当時はたまにショップで見かけた気がする。特にインドネシア産では多いように思う。でも判んない。台湾寄居蟹類誌には載ってない。多少でも歩脚に体毛があればClibanarius arethusa De Man, 1888かも?としたいが、この子はツルツルしてたし、色味も赤ではなく青に寄る。ま、図鑑の標本の色彩はあまり当てにはならないが。ちなみに図鑑ではC. arethusaは赤みが強く、体毛もそこそこある。単色であると言う点では近いかな。

Clibanarius sp. (5)/ヨコバサミの一種

Clibanarius sp. (5)

完全にお手上げ。斑点も縞模様も曖昧な子。でも当時は同一個体が2匹居たから、こういう種なのでろう。国内には居そうもない。スリムさと言う点では、Clibanarius longitarsus (de Haan, 1849)/ツメナガヨコバサミに通ずるところはある。

以上、蔵出し6点でした。
何か情報をお持ちの方は、どうかお助けくださいませませ。

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