先日、何度か通っていた知人宅での水槽システムの設置工事が終わり、ようやくホッとしたのもつかの間。
「床の振動がひどくて寝られない!?」
と言うクレームが・・・(汗)
どうも、水槽の壁裏の廊下に設置した機材周りの振動が、床→枕→耳のコンボで中継されてくるらしい。
困ったあげく、「だにやんのHPに書いてあったように、レイシーやめて三相のポンプにしたい」とのこと。
え~っ!?と思ったが、半信半疑で再工事に行ってきました。
結果、見事に振動&音の問題が解消されました。
勿論ポンプ交換だけの恩恵ではなく、徹底的な防震措置の甲斐もあってのことですが。
せっかくなので少し紹介しておきます。
まず、ポンプから。
当初設置したレイシーのRMD-551(左)と、今回新たに用意した三相のPMD-641B2P(右)です。能力はほぼ同等のモノ。
レイシーの方は冷却ファンがあるので少し胴体が長く、その分音にも影響します。
三相の方は空冷フィンなのでファンが無く、その分静かです。
また、メーカーサイトによると、この製品は特に徹底的に振動と音を低減しているそうです。
以下、三相電機サイトのマグネットポンプ(ケミカル海水用)のページより
●高性能で省エネ
従来品と比べポンプの効率を35%向上。
小型、軽量化となり、騒音で5dB低減、振動を50%低減しました。
振動が半分になったというのは凄いですね!
これだけでも今回の振動音が改善される見込みは十分ですが、せっかくなのでこの際徹底的な振動対策に励んでみました。
防振対策内容
- ポンプの下に2種類の防震マットを組み合わせて配置
- ポンプ・サンプ間のオール塩ビ配管の途中に、耐圧ホース部を追加
- サンプ内のスキマー用ポンプの下にも防震マットを配置
- サンプ自体の下にも防震マットを2枚配置
- ポンプ・サンプ群が載る水槽ラック底面にも全体的に防震マットを配置
こんな感じ。
知人もかなり大満足の様子で、今のところクレームは来ていない。。。(笑)
おまけ
今回の水槽設置では、これまでのウェーブマスタープロ+RMDポンプによる水流回路を廃止し、シンプルにVortechのMP20を1台のみとした。
これ、結構高い製品なんだけど、これまでのような複数ポンプと制御タイマーで実現する水流システムに比べれば、トータル的にはかなりお買い得だと思う。
何より工事の手間が掛からないと言う点でも、非常に大きなメリットと言えるだろう。
あくまでも使ってみた僕の印象ですが、複数ポンプでの複雑な水流には及ばなくとも、それなりの十分な水流効果が得られるだろうと実感しました。
これのミニサイズ出ないかな?
MP5とか、10L水槽向けの(笑)