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懲りずに書いてみたりする結果オーライな日記

銃撃と走馬燈、そして神様

ブログ エイジ 10:24 コメント0件

たまたま来客の自動車を誘導するため道路に立っていた。
すると来客の自動車が勢いよく通り過ぎてしまった。
すぐさま引き留めようと、僕は慌てて追いかけていった。

その瞬間、一斉に左側を狙う警察の狙撃隊が視界に入った。
なにやら向こうに立て籠もり犯でもいるようだ。

と察したのもつかの間、あろう事かドンパチが始まってしまった。
僕の体は反射的に肩をすくめ、しりもちを付いて転んでしまった。
そんな僕のすぐ横を容赦なく弾丸がすり抜けていく。

こう言うとき、人間は凄い力を発揮するらしい。
そのせいかどうか、僕には弾丸がスローモーションにも見えた。
とは言え、眼球で追うのが精一杯で、とても体の反応は追いつかない。

そして3発目を目で追ったとき、それがまっすぐ僕に向かっているのが判った。
なんとしても避けたかった。
今の僕ならもしかして避けられるかも?と思った。

しかし弾丸以上に僕の反応は鈍く、反射を起こす前には命中してしまった。
どんなに危機迫る状況で覚醒しようとも、人間は弾丸なんて避けられないのだ。

あれ。だけど痛みは感じられない。
もしや間一髪で横に反れたか?

次の瞬間、やっぱりこの不運を受け入れなければならないと悟った。
確かに弾丸は仰向けで倒れていた僕の脇腹から入り、肺か心臓あたりを貫いたようだ。
その証拠に体の中にじんわり温かい軌跡を感じる。

そして何かが喉からこみ上げ、ゴフッと一回だけ咳き込んだ。
ああ。これはなんとエライことだ。
急いで救急車を・・・いや、間に合わないんだろうな、きっと。

僕のアパートの荷物、誰が片づけるのかな・・・。
パソコンのエッチ画像、どうしようかな・・・。
映画のような格好良い走馬燈なんて・・・見えないじゃん。

そして、スイッチを切ったテレビ画面のように、目の前が消えていく。
死ぬってこういう事なんだな・・・。
最後に、去年死んだ猫の名前を呟いた気がする。

と、ここで心臓バクバクで布団から飛び起きた!
なんつうリアルにやばい夢かっ!!
何の予告編でしかっ!!!

すかさず「生きていてありがとう」と、心から神様に感謝した。
こんな時、 信仰とか科学とかまるでお呼びじゃないみたい。
だって素直に「神様」が出てきたんだもの。

さ、銃撃戦には気を付けなくちゃ。

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