1.023world - ヤドカリパークとマリンアクアリウム -

海洋の仕組みと細菌・微生物から学ぶマリンアクアリウムサイト

1.023world Facebook

結果 Oh! Life (旧ブログ)

懲りずに書いてみたりする結果オーライな日記

究極のコケ対策とは

この記事を含むタグの全記事リスト: LED水槽記録 茶ゴケ実験

今更ですが、水槽のコケ対策と言えば、シッタカ貝(尻高貝)がメジャーです。
また、コケを摂取する巻貝は比較的選択肢が広いので、磯採取なんかでも見つけることができます。もしコケ取り貝としての適性を見るならば、ガラス面を這う際に丸い口でカリカリしながら移動していくようなら、コケ取り貝として十分に機能するでしょう。僕的にはアマオブネガイなんかも可愛くてお勧めです。

まずはこれが水槽のコケ対策の基本です。

では、巻貝以外のコケ対策には、どんな方法があるでしょうか?

意外と意識されてないと思いますが、やっぱワラワラですってば♪
彼らが本気を出せば、コケはたちまち分解されます。
その様は、まるで集中治療室の如し!

茶ゴケを分解するウミミズムシの仲間

上の部隊はウミミズムシの例です。
ちょうど茶ゴケが広がったところへ、集中的に戦闘を開始したところ。
こうなれば茶ゴケの殲滅も時間の問題です。

ウミミズムシのコケ取り速度8時間後

本日の場合、約8時間で上の写真のような分解速度が観察されました。
ウミミズムシ万歳!
こういうことが勝手に毎日繰り返されるので、結果的にコケ掃除は不要なのです。

一方、こんなケースもありました。

シアノバクテリアを分解するコペポーダ?の仲間

既に過去に何度もご紹介していますが、こちらは多分コペポーダ?の仲間と思われる微小甲殻類で、この時はガラス面に広がったシアノバクテリアを分解してました。シアノを摂取することで、たちまち部隊は真紅に染まっていきます。なんて激しい戦いだ!

これらは特に意図的に持ち込んだ訳ではなく、たまたまライブロックか海藻に付着してきた部隊の中に潜伏していたのでしょう。ありがたい最強兵器です。
但し、水槽での対シアノ兵器の登場は稀なようで、僕もこの時以来見ていません。リンを溜めていない事も要因のひとつでしょうけど。

さあ、ワラワラ戦闘集団を水槽に招き入れましょう!
お勧めはシュリンプさんの付着性プランクトンです!
以前のレビューはこちら
但し、採取状況により在庫も限りがあり、なかなか入手できないことも(汗)
気長にチェックしてみてください。

そして、ワラワラの加速アイテムには、ビオアクアがお勧めです♪
僕も週に1~2回程度、水槽にビオアクアをパラリと撒いてます。
お陰で、ワラワラもそうですが、ウズマキゴカイやホヤ、カイメンの成長が著しいです♪
何が凄いって、毎日ガラス面が水面に沿って白くなるくらい、ヨコエビや甲殻類の脱皮殻がビッシリと張り付くんです。これを見ればワラワラがどれくらいの規模で繁殖しているのかが一目瞭然です。

ビオアクアは応援市場なら送料無料です♪

こちらのエントリーもどうぞ♪