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volxjapanのLEDランプ「Grassy LeDio7」を試す

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本日のLEDネタ2つめの記事です。

先日、アクアメーカー各社のLEDランプ情報の記事でも少し触れましたが、LEDランプを供給されているvolxjapanさんから、LEDランプGrassy LeDio7(7W)のモニター品が届きました。またこれとは別に、現在サンプル供給中でもあるGrassy LeDio21(21W)も後日モニター品をお送り頂く予定なので、そちらの方も届き次第ご紹介させて頂きたいと思います。(尚、LeDio21の方は現在 超品薄状態なので、到着は月末になりそうです)

では、まずは LeDio7 のご紹介から。

当初はラインナップ5カラーのうち Pearl White をひとつだけお願いしていたのですが、「ブログネタにどうぞ」と言うことで、なんと全5色が届けられました!? こりゃ~ビックリ!!
と言っても別にこれが全部貰える訳ではなく(笑)、スペックチェックが終わったらお返ししなければなりません。残念でしたぁぁぁぁぁ(汗)

まずパッケージが凝ってます

volxjapan Grassy LeDio7 5カラーラインナップ

1箱だけだと気づかないだろうなぁ。でも、並べてみると・・・判りますよね?
ちなみに、写真には写ってないけど、ランプ色のタイプは箱の横に記してあります。

ランプの外観と、僕の使ってる東芝のLEDランプとの比較

LeDio7 外観(比較用:東芝LEL)

電極金具に近い位置からヒートシンクが横に大きく膨らんでいるため、この形状ではE26ソケットが露出した灯具じゃないと装着できませんので、注意が必要です。この辺この辺なんか良いんじゃない?

各ラインナップの前面部

LeDio7 5カラー 前面

黄色く見えるのが白色LEDで、他の透明なのは青や赤に発色するLEDです。

実際に点灯した際の様子

LeDio7 5カラー LED

LED各々の発色ムラがあるように写ってますが、これは高速シャッターや角度によって微妙な明暗差が顕著化したもので、目視では全く判りません。ちなみに Mystery Purple は、仕様にはありませんが中央のLEDがグリーンでした。面白い配色ですね。

各ランプの色味と照度チェック

LeDio7 5カラー 照度テスト

写真はランプ前面 30cm 距離での照度値。下には黒いフェルトを敷いています。
その他、50cm、1M でも測ってみました。

照度 lx 30cm 50cm 1M
Deep Blue 4,200 1,600 400
Coral Blue 4,300 1,700 400
Aqua Blue 4,700 1,800 400
Pearl White 5,400 2,100 500
Mystery Purple 3,800 1,500 300

想像以上の好成績でした!
白色の Pearl White の照度も期待以上でしたが、驚くべきは真っ青の Deep Blue でさえ、30cm で 4,000lx オーバーだったと言うことです。このスペックなら、これまでのブルーLED製品のような、単なる見栄えの演色効果に止まらず、緑や赤系のミドリイシの色揚げも期待できる、光合成色素(渇虫藻)への強いアプローチになりそうですね!

実は volxjapan さんから、この LeDio7 に採用されているLED素子の全光束量を教えて頂いたのですが、レンズによる減衰は当然あるものの、素子自体の全光束から換算すると、なんと僕が使ってる東芝のLED電球 LEL-AW6N/2 の565lmよりも若干上回っています。 これは凄い! (ちなみに東芝から90lm/WのLEDが最近発表されましたね)
ちなみに東芝の方は全光束が565lmで6.9Wですから、ランプ効率は約 82lm/W です。それを上回っているのですから、文句なしに明るいことが判ります。(ちなみにアクア向けLEDランプとして出回っている製品の多くは、せいぜい60~70lm/W程度のようです)
これは、後日届く LeDio21 が益々楽しみです♪

実際に水槽を照らしてみた時の色味

LeDio7 5カラー 点灯状態

ホワイトバランス:蛍光灯、シャッタースピード:1/30、絞り:5.3、固定で撮影

左は比較用に並べた東芝の LEL-AW6N/2 の画像。当然、指向性が全く異なるので、東芝の方は全体的に明るい分、直下の照度は 30cm で約 1,000lx と低めですが、LeDio7 は指向性が鋭いため、Pearl White では 30cm で軽く 5,000lx をオーバーしてます。勿論、周囲は暗くなりますが、ピンポイントで照度を要求する生体には好都合ですし、やはり素晴らしいスペックと言えるでしょう。

  • Pearl White は、東芝のLED電球と比べると、とても清々しい白色でした。色温度的にはメタハラの 10,000K に近い感じ。
    また写真では Aqua Blue は結構青く写ってますが、目視では結構白に近い印象です。スーパークールの標準色よりも全然白いです。白贔屓の僕が、Pearl White とどちらにしようか迷うくらいですから。
  • Deep Blue と Coral Blue はあまり大差なく青いですが、スペック上は白色LED一個分の違いがあります。もちろん、Deep Blue の方が青みが濃いです。
  • Mystery Purple は見た目はパープルですが、青と紫の交合色です。 ちなみに隠し味(?)の中央のグリーンLEDは、見た目の色味には現れていないようです。

以上、volxjapanのLEDランプ LeDio7 のスペックチェックでした。
volxjapanさん、ご協力ありがとうございました。

こちらのエントリーもどうぞ♪

家電メーカーLED電球最新情報

この記事を含むタグの全記事リスト: LED LED電球

本日もLEDネタを2記事投稿します。

遂にパナソニックがLED電球の分野に参戦!
とうぜん東芝は果敢に応戦!
でもシャープは静観?
そして三菱はやる気無し♪

と言うお話(汗)

パナソニックLED照明EVERLEDSシリーズにLED電球が遂にラインナップ

パナソニックLED電球の外観

パナソニックも再来週あたりにようやくLED電球を投入してきます。
スペックに目新しさは無いけど、今後の開発に期待してます。

■特徴

  • 業界省エネNo.1 (2009/9/10現在)
  • 業界最軽量 (2009/9/10現在)
  • 業界最小 (2009/9/10現在)

■アクア用途としても注目の昼光色E26ランプ LDA7D-A1

光色 昼光色
色温度 推定6,500K
消費電力 6.9W
全光束 570lm
ランプ効率 82.6lm/W
サイズ 55mmφ×105mm
白熱灯サイズ参考: 55mmφ×98mm
重量 100g
発売日 2009/10/21予定

他の光色・サイズについてはメーカーサイトをご覧下さい

東芝LED電球E-COREシリーズに驚異の効率93lm/Wタイプが登場!

東芝LED電球の外観

パナソニックの追従を許さない東芝のプライドと技術力に感動すら覚えます♪
ランプ効率100%達成も時間の問題ですね。東芝には多いに期待してます!

■特徴

高密度実装を実現した新開発の専用LEDモジュール

  • LED素子を高密度実装した専用モジュールを開発!
  • 業界効率No.1 (2009/9/30現在)
  • 業界明るさNo.1 (2009/9/30現在)

■アクア用途としても大注目の昼白色E26ランプ LEL-AW8N

光色 昼白色
色温度 推定5,000K
消費電力 8.7W
全光束 810lm
ランプ効率 93lm/W
サイズ 60mmφ×119mm
白熱灯サイズ参考: 55mmφ×98mm
重量 ?
発売日 2009/10/16予定

他の光色・サイズについてはメーカーサイトをご覧下さい

LED電球業界の今月のまとめ

パナソニックと東芝から発売予定の今月の新製品2機種により、業界の相関図はどう変わるのか?

■白色LED電球/E26/白熱灯60W相当型

パナソニック 東芝ライテック シャープ
型番 LDA7D-A1 LEL-AW8N LEL-AW6N DL-L601N
光色 昼光色 昼白色 昼白色 昼白色
色温度 推定6,500K 推定5,000K 5,000K 5,000K
消費電力 6.9W 8.7W 6.9W 7.5W
全光束 570lm 810lm 565lm 560lm
ランプ効率 82.6lm/W 93.1lm/W 81.9lm/W 74.7lm/W
重量 100g ? 140g 158g
発売日 2009/10/21予定 2009/10/16予定 2009/7/15 2009/8/1
実売価格 4,000円程度 7,000円程度 4,000円程度 4,000円程度

* 三菱オスラムは電球色はあるが白色はないので割愛(笑)

オマケ:LED電球の光色と色温度の目安

およそ以下のような感じで捉えておくと吉かな。

  • 昼光色 (6,500K相当)
  • 昼白色 (5,000K相当)
  • 電球色 (3,000K相当)

こちらのエントリーもどうぞ♪

デジカメと顕微鏡で微生物を撮影する

この記事を含むタグの全記事リスト: 撮影関連

で、本日3つ目の記事は、約束通り顕微鏡秘話を。

以前、デジカメとルーペで微生物を撮影すると言う記事を投稿しましたが、今回はそれの顕微鏡版です。本来なら先にこっちを書くべきでしたが、誰も興味がないかなと・・・(汗)
でもひょっとして・・・遂に顕微鏡の時代かしら?

愛称:Poo (Gnathostomulida/顎口動物類)

苦節10年。ひとり黙々とワラワラを撮り続けてきました。。。
そしてようやく、謎の生物Pooとの出会いと感動を皆様にお伝えする時がやって参りました!
え? Pooは要りませんか。そーですか。
ちなみにPooが気になる方は、ワラワランド顎口動物を参照。動画もあるよ♪

最小限の設備投資でマクロの世界を体験する

顕微鏡と言っても、研究室で使うような大層な代物ではありません。や、ホントは欲しいけど、ホビー用途にはなかなかに高価で、おいそれと手が出ません。なので、小学校低学年向けの学習用を駆使します。デパートのおもちゃ売り場(?)とか、ホームセンターで手にはいるような安価なモノで十分です。
ちなみに、比較的大型のカイアシ類や等脚類(1mm前後)あたりを観察するなら実体顕微鏡、またはそれらの細胞レベルの検鏡やピコピコ系を観察するなら生物顕微鏡がお勧めです (違いはググッてみてくださいませ)

僕のはこれです。10年ほど前にホームセンターで1万弱で買いました。

ケンコーのFMS-1200

倍率 対物レンズ
15倍 60倍 80倍
接眼レンズ 10倍 150倍 600倍 800倍
15倍 225倍 900倍 1200倍

株式会社ケンコーの顕微鏡で、Friend FMS-1200 と言う機種です。
でも、株式会社フレンドと言う説明書も入ってます。なんのこっちゃ。
で、色々考えたら、多分ですが、ケンコーのFMS-1200と言う顕微鏡に、マイクロスコープやら付属品やら色々セットにして売ってるのがフレンドと言う会社なのかな? と。
ま、どーでも良いけど(汗)

中身はと言うと、この手の商品にありがちな怪しさを放っています(笑)
でもね、これ最高です。いろいろ融通が利くのです。付属品の多くは全然使い道が無いけど(苦笑)、スコープ部を外すと鏡筒口が広いのでデジカメで覗きやすいし、反射鏡はミラーとライトが切り替えられるので、電池を入れれば光源に困りません。
但し難点はピント調整に微調整が無いこと。ま、ホビー向けなので仕方ありませんけど。なので、ピントの調整にはかなりの苦労を強いられますが、ま、要は慣れです。コツが掴めるまで使い倒してください♪

今ググッてみたら、まったく同じものがまだ販売されてるようですが、こんな古い機種、ホントに在庫があるのか疑わしいので、もし同じものが無かったら似たようなものを探してみてください。ま、安いしね。

マクロの世界を撮影してみよう

で、これを使ってワラワラを撮影する訳ですが、他にも必要なものがあるので紹介します。

  1. マクロ機能の付いたデジカメ (動画が撮れれば尚良し)
  2. ルーペ (僕の場合、外した接眼レンズの代わりに必要)
    尚、ルーペについてはデジカメとルーペで微生物を撮影するを参考にしてください (但しスケール窓は不要なので外します)
  3. 三脚(手持ちじゃきついので)

撮影機材

いつもこんな感じで検鏡してます。かなりの力技です(^^;
ちなみに撮影しないときでも、こんな設備で検鏡してます。何故かというと、単眼式を片目で覗くのが苦手なのと、年のせいか目の中に飛蚊症がウニョウニョするのと、目が細いせいかまつげが写って邪魔になるからです(汗)
その点、デジカメのモニタなら明るくハッキリ見えるので、これに慣れるともう戻れません♪

顕微鏡 FMS-1200 + デジカメ サンプル動画

* 映像フィルター・エフェクト無しのデフォルト画質です

あと、動画については、僕のデジカメはMOV形式なので、これを編集時にAVI にエンコードしたり、FLVの変換ソフト(RiveとかAdobeとかMediaCoderとか)で最終的にFLVやMP4にエンコードしてます。で、サーバーにアップして、FLAVER 3.0 でページに貼付、と。

USBタイプのマイクロスコープも手軽で便利

Windows Me 時代には、こんなものもありました。
インテルのマイクロスコープ QX3 です。

Intel Microscope QX3

当時としては画像キャプチャ機能と動画撮影機能を備えた唯一のUSB顕微鏡で、内蔵ライトの切り替えで実体顕微鏡としても生物顕微鏡としても機能する優れものでした。しかも、レンズ部は脱着可能なので、ヘアケアチェックもできたりして(曝)

現在この製品は既に絶版になってますが、幸い近年ではUSBマイクロスコープと言う分野が広く浸透して、各社からさまざまなタイプの製品が出回っていますので、品定めに困ることはないでしょう。

注意点としては、顕微鏡ほどの倍率が無いことや、多くは実体顕微鏡のような構造なので、QX3のような多機能なモノは製品がかなり限定されるでしょうね。また、QX3については画質はあまり良くないので、ホントに小さなモノをバッチリクッキリ観察したい人には向きません。最近の機種ならある程度CCDの性能は上がっているとは思いますが。。。
もし良いモノがあったら教えてください。

インテル・マイクロスコープ サンプル動画

* 映像フィルター・エフェクト無しのデフォルト画質です

CCDの解像度が低くて暗いため、またフレームレートも低いせいか、全体的に眠い映像なのが難点です。その他、ソフトウェア使用時のモニタ解像度が800×600固定なのも不便かな。当時は良かったんだけど、今じゃ画面が狭すぎますよね(汗)

ちなみに当時は Windows Me 専用でしたので、他のOSでは使用できませんでしたが、ちょうど絶版になったあたりの時期に Windows XP 対応のソフトがインテルから無料配布されました。でも、XPに対応したと言うだけで、多々ある不便は解消されず・・・(汗)

その他、何か不明な点があったら、コメント等でご質問下さい。

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