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懲りずに書いてみたりする結果オーライな日記

フルスペ3周年記念セール予告!

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お待たせしてスミマセン!
でも忘れていた訳じゃありませんよ!
そう、フルスペが誕生して今月で3周年を迎えました!
きゃ~~~ドンドンパフパフ♪
はい、その記念セールを応援市場で始めますよ♪

・・・そうね、なんとか今週末くらいには。。。汗
いや、だって、先月のサンゴ礁学会のバタバタがまだ少し尾を引いてたんだもの・・・汗

そう、先月の高知で開催された第17回サンゴ礁学会
今年は何やら変なおじさんが潜伏する事案が発生したそうですが、、、

サンゴ礁学会の名札

どこの馬の骨やねん!曝
名札、記念に貰ってきちゃった♪

大変有り難いことに、ポスター発表や講演以外でも、全国の大学や研究機関の博士や研究員の方々とたくさん交流が持て、本当に有意義な時間を過ごす事ができました。またサンゴだけでも非常に多岐に渡る研究が進んでおり、改めてサンゴの奥深さを痛感させられたと共に、これからのアクア界へのフィードバックがとても楽しみになりました♪

また、逆に僕の拙い解説やデータに興味を持ってくださった先生方も結構おられ、ついつい偉そうに講釈を垂れてしまったり。。。汗
皆さん懐が広いというか、何に対しても関心が高いというか、さすが最先端の人たちは器が違いますね。また、失礼ですが、理数系の先生ともなるとスペクトルの理解も早い!笑。 励起波長や発光波長について少し説明しただけで、すぐ「はいはい」と理解されてました。きっと普段の研究で見慣れているのでしょうが、大変話しやすかったです(笑)
また、今年9月に開催されたベッセルでのMACTE8以来、まだ一般公開していなかったSPSカラーレポートVOL3についても、一部の先生には大変食いつき人気が高く、つい奮発してPDFでご提供させて頂きました。こんなものでも専門機関の研究に役立てるなら本望ですし、むしろ光栄ですよね♪

今回は、大勢の先生方から貴重な研究成果や情報を惜しみなくご教示いただくことができて、先生方は勿論、関係者の皆様にも本当に心から感謝いたします。名刺交換もたくさんさせていただいたので、今後の相談や質問の際には何とぞよろしくお願いいたします。
また、有り難くも見学にお誘いいただいた研究施設には実際に伺うかも知れませんので、その節はよろしくお願いいたします(笑)
逆に僕で何かお役に立てることがあれば、info@1023world.netまでお気軽にどうぞ。

と言う訳で、当日もいくつかの大学や専門機関から引き合いがありましたが、アクアリストは勿論、研究者の皆様へも少しでもお役に立たちたいと考え、近日応援市場にて、日本が誇るKRフルスペクトルLEDシステムライトを、3周年記念特価にてご提供させて頂きます。
この機会に宜しくご検討くださいませ。

さて。
特設ブースでは、お堅い話ばかりではなく、こんなシーンもありました。

KRフルスペ特設ブース

可愛くて頼もしい未来の研究者の卵かな?

尚、太ったおじさんが細く見えるようにアスペクト比を最適化しております(曝)

では、近日の応援市場からの案内を今しばらくお待ちください。

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第17回サンゴ礁学会

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先週はとても充実した一週間を過ごしました。

まず、約10年ぶりに黒潮研究所を訪れ、サンゴ礁学会の準備に勤しんだ2日間。。。

黒潮生物研究所

そして、サンゴ礁学会への出席と、フルスペ特設ブースに勤しんだ2日間。。。

第17回 日本サンゴ礁学会

フルスペ特設ブース

フルスペ特設ブースで解説する様子

今回高知で開催された第17回サンゴ礁学会では、40の口頭発表70のポスター発表、それらが僅か2日間で消化されたのですが、あまりにタイトなスケジュールだったため、全部は勿論、聞きたかった発表すら半分も拝聴できませんでした。。。

ポスター発表の様子

しかし、それでも多くの研究者の方々の研究成果を吸収してくることが出来ました!
ハッキリ言って、採れたて新鮮なネタばかりです♪笑

興味のあったポスター発表

特に近年ミドリイシのゲノム解析に尽力された新里宙也氏から直接お話を伺えたことは、すごく貴重な体験でした。ついついポスターそっちのけであれやこれや。。。ムフフ♪

*新里氏のゲノム関係の論文です。ミドリイシとアミノ酸の関係も判ります。
世界で初めてサンゴと藻類の遺伝子を同時に解析(PDF)
サンゴの遺伝子研究のこれまでの歩みとゲノム解読による新展(PDF)

以上、あっという間の2日間でしたが、今回の大会を通して僕が感じたのは、現状のアクアリウムと、研究者による研究成果とのズレや隔たりです。
「もっと研究者とアクアリストの交流が必要だ」
そう強く実感した、今回のイベントでした。
何か僕にできることはないか、今後じっくりと考えたいと思います。

まずは、アクアリストの方々にサンゴ礁学会への入会を広めていきますか?笑

第17回 講演要旨集

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フルスペクトル vs 非フルスペクトル

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マジか!?

非フルスペクトルは人にストレスを与えるが、
フルスペクトルは人にストレスを与えない

- フリッツ・ホルヴィッヒ (1980) -

太陽の恵み

そこでちょっと古いけど、以前僕が投稿した記事を振り返ってみます。

フルスペクトルの定義、必然、結果 - 2012/2/10

当時から僕は波長不足な光源に対し、以下のような警鐘を鳴らしてきました。

(サンゴ飼育に用いる一般的な白色LEDに対する言及として)
(a) 自然界で利用していた400nm~420nmの波長が欠落
(b) シアンが緑・黄より極端に弱いという、自然界ではありえない波長バランス
これらにより、本来の光合成・蛍光が得られず、また破綻スペクトルによる光合成異常やストレスなどの懸念、結果として、一部のサンゴは適応できても、多くのサンゴにとっては拷問・虐待となり得るでしょう。

とは言え、これはあくまで僕のホビーレベルの持論であり、決して権威ある博士や専門機関が導き出した科学的な見解、という訳ではありませんでした。

しかし、波長バランスの破綻した「見た目だけの疑似白色光源」と、太陽光を模倣した「フルスペクトル光源」との比較実験で、前者では生物学的にストレスや異常が生じるが、後者では正常な生理維持は元より病気さえも治癒に向けてしまう効果があることが、実は30年も前に既に科学的に実証されていたようです。

最近になって、そんないくつかの文献にたまたま遭遇したので、以下にご紹介しておきます。サンゴや魚などの海洋生物に直接言及されたものではありませんが、同じ太陽光の元で活動する生物への影響として、決して無視はできない症例だろうと思われます。ましてや光合成を生業とする生き物たちにとってはね。
いずれサンゴだけではなく、魚飼育に於いてもフルスペクトルが推奨される日が来る?笑

注)下記の各引用にある単語の説明
クールホワイト照明:フルスペクトルではない照明(一般の3波長蛍光灯など)
フルスペクトル照明:太陽光のように本来あるべき波長が満たされた照明

Seeing the Light - by Sally Eauclaire Osborne - 2013/2/6

In Germany, Fritz Hollwich, Professor Emeritus, Department of Ophthalmology at the University of Munster, found high levels of stress hormones - specifically adrenocorticotrophic hormone (ACTH) and cortisol - in individuals sitting under cool white fluorescent tubes. He found normal levels, however, in people working under full-spectrum tubes. Based on the research of Dr. Hollwich and others, the cool-white fluorescent bulb is legally banned in German hospitals and medical facilities.(7)

7. Hollwich, Fritz and Dieckhues, B., “The Effect of Natural and Artificial Light Via the Eye on the Hormonal and Metabolic Balance of Animal and Man,” Opthalmologica, 1980, vol. 180., no 4, pp. 188-197.

「非フルスペクトルに当たると副腎皮質刺激ホルモン”ACTH”とストレスホルモン”コルチゾール”がストレスレベルに達するが、フルスペクトルではそれは生じない」と書かれているのですが、ちょうどこれを翻訳して引用されている記事が何件か見つかりました。
その中のひとつがこちら↓

紫外線を敵対視する陰で - 2005/7/21 (上の翻訳引用)

1980年、フリッツ・ホルヴィヒ博士は、座っている人々に人工の強力なクールホワイト照明(光のスペクトルの両端の赤色と青紫色が欠けている)と、日光によく似た人工照明(フルスペクトル)をあてて、その効果を比較検討した。内分泌系に現れる変化によって効果を評価したところ、クールホワイト灯に当たっていた人たちの副腎皮質刺激ホルモンと、ストレスホルモンのコルチゾールは、ストレスのレベルに達していた。こうした変化は、日光とよく似た蛍光灯のもとでは全く現れなかった。
フルスペクトルでない人工照明にあたりながら学校生活をしている子供達は行儀が悪くなり、疲れやすく、忍耐力が不足するという。こうした研究により、ドイツの病院や医用施設では、クールホワイト蛍光灯の使用が法律で禁じられているという・・・等々。

しかも、法律で使用を禁止するほどの重大な結果と捉えられていることに驚きですね!

この文献に関する記述はFritz Hollwichの「The Effect of Natural and Artificial Light Via the Eye on the Hormonal and Metabolic Balance of Animal and Man」のタイトルで検索するとたくさんヒットします。例えば以下のページとか。

その他、以下のページにも関連する情報が多くまとめられています。以下、一部抜粋。

4.光線療法にからむ実験・統計 - 2013/5/19

  • 光から紫外線をカットすると光合成がうまくいかない。葉緑体の動くリズムが狂い、円滑な正規の動きにならないが、再び紫外線を当てると正常な光合成が行なわれる。
  • カボチャ種の芽は蛍光灯のもとでは十分生長しないが、光源に紫外線を加えるとふつうに生長する。
  • 従来のクールホワイトの蛍光照明をつけた教室の生徒は、活動亢進、疲労、イライラ、注意力散漫を示す者がいた。これに対し、フルスペクトル照明の教室では、成績全体のみならず、生徒の態度や雰囲気が1ヶ月のうちに著しく改善。
  • 結核は日光で治療できる病気のひとつで、紫外線を遮断してしまうと効果が出ないことも発見されている。

*但し、各情報のソースは明確にされていませんが(汗)

ならば、僕の功績も是非付け加えておきたいところです。

  • スギノキの蛍光ブルーはUV 400-420nm前後でもっとも強く励起される
    (400nm LEDによる蛍光励起蛍光タンパク維持を実証)
    (蛍光シアンにも同様の効果を確認)
    (450nm前後だけでは励起量が弱く長期維持できないことを確認)
  • トゲの色素ピンクはアンバー570-590nm前後をもっとも大きく吸収する
    (デコライトのような温白色LEDでも代用可能であることを実証)
    (色素ブルーや色素パープルにも同様の効果を確認)
    (アンバーの弱い蛍光灯でも緑の突出波長強度が代用になることを確認)

思い起こせば、メタハラ時代から測定器を自作するほどに恋い焦がれた(笑)UVの存在、そして情報に乏しいながらも海藻のフィコビリン色素に見立てて仮説をこねくり回した(笑)色素タンパクの存在、それもこれもすべてが波長への執拗な(笑)取り組みに繋がり、その甲斐あって実を結んだのが今日の集大成である、そう断言できます。うむ。

非フルスペクトルはサンゴにストレスを与えるが、
フルスペクトルはサンゴにストレスを与えない

- 明林 永二 (2012) -

栗は元気です♪

あ、栗スケさんは元気です♪

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