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Mazarra解析中…

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実は少し前にMazarra P+420の初期ロットをお借りできたので、例の駆動電流設定の可否について、発言の責任をもって色々と解析中です。当初「できなぃんかな?」と思わせつつ、あれやこれやゴニョゴニョしてたら、だいぶ見えてきましたよ、うん。。。ま、もう少しデータが取れたら、保証上等な並行輸入ユーザー向け情報として、またご報告いたします。そう、正規ユーザーの方は保証と天秤にかけてよくご検討ください(汗)
上等さんも正規さんも、すべては自己責任の名の下にっ!

また、せっかく採用LED素子の新ラインナップが発表されたのに、ずっと入荷待ちで入手できないじゃん!とお嘆きのユーザーのために、これまた新フルスペ案を提供しちゃった責任の元、ただいませっせとMazarraに使えそうなLED素子を散策中です。とりあえず現在までに、かなり優秀なUV 400nm 3Wに遭遇してます。また改めて報告しますね。

あ、それと、散々悩み抜いた挙げ句、遂に入手しちゃいました!
LED素子の光量「光束・ルーメン」を測る積分球です♪

大きな積分球

違った。
こっちだった↓

小さな積分球

もはや僕はどこに向かってるのだろう。。。
せめてなんとか経費で落ち・・・無理か(涙)

ま、でもこれで当分ネタには困らないでしょう。
あれもこれも測って測って・・・測りまくるだぜぇ?
ワイルドだぜぇ?

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Mazarraの進化と最新情報、続

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前回のMazarraの進化と最新情報の続きです。

Mazarra本体内部の進化

Mazarraは本体内部の基板にあるジャンパーピンで駆動電流(700mA/1A/1.5A)が可変できるのが魅力のひとつですが、その仕様も徐々に進化してきたようです。

まず、昨年8月時点の試作機から。

Mazarraデモ機 2011/08

Maxspectって昔から思ってたけど、筐体や部品の作り込みやクオリティが本当に素晴らしいですね。上の試作機の時点でさえこの作りですから、これは見習いたい部分です。
ちなみに試作機の駆動電流設定は、各チャンネル毎に700mA/1000mA/1500mAの3パターンすべての選択肢が2ピン式のジャンパーピン方式で用意されていました。さすが試作機ならではの抜かりのない構成です。

続いて、昨年10月購入分です。

Mazarra P+420 2044/10ロット

上のP+420は2011/10の購入分ですが、タイミング的に最新素子リストが反映される前のロットなので、まだBridgeluxが使われてた初期の素子構成です。
また、駆動電流の設定ピンの選択肢はシェイプされ、さらに3ピン式に変更されてました。

Mazarra P+420 2011/10ロット 基板

ジャンパーピンは、3ピンのうち上側か下側にショートピンを挿して使います。PCの自作なんかでよく見るアレです。

そして、多分もっとも最新型と思われるロットです。

Mazarra P 2012/01ロット (個人輸入品)

今までは素子を固定する黒いパッドを外さないと、どのチャンネルの素子なのか判りませんでした(チャンネル印字がパッドに隠れてるため)が、このロットからは見える位置にチャンネル表示が印刷されました。

そしてジャンパーピンも3ピン式から2ピン式に戻りました。
ちなみにジャンパーピンで設定できる駆動電流の選択肢は、

A ch: 1500mA/1000mA
B ch: 1000mA/700mA
C ch: 1500mA/1000mA
D ch: 1000mA/700mA

の各2パターンが用意されています。
とは言え、設定可能な最大出力が熱設計で許容されているのか不明なので、あまりガンガン流すのは放熱の心配があるので避けましょう。僕の提供しているMazarra最新フルスペ案も敢えてA chは1000mAに落として、オール1000mA設定で計算しています。

また、例えば「Mazarra白すぎるなぁ」とか「XML(Aチャンネル)が明るすぎるなぁ」とお困りの方は、Aチャンネルの駆動電流を1.5Aから1Aに落としてみると、「おぉっ!青みが増した♪」とか「光障害がなくなった!?」とか、幸せの鐘が鳴るかも!?
ちなみにAチャンネルの駆動電流設定ピンは、基板の正面に向かって一番右端の白い2芯コネクタ周りにあります(最新ロットならコネクタの上に「A」と印字されてます)。そのコネクタの右横の1.5Aのジャンパーピンを抜いて、下の1Aに差し直すだけ(旧基板ならコネクタの下の3ピンの1.5A側を抜いて1A側へ差し直し)。あ、もちろんコンセントを抜いて作業すること。

ただ、ひとつ問題があります。それは、実は僕は電流設定の変更を実際には試していないんです(大汗)。あくまでも基板の写真を見て想像で書いてます。なので、もしかしたらファームウェアが絡んでるとか、単にピン設定だけではうまくいかない可能性も否めません。
という訳で、まあ、くれぐれも自己責任でお願いします(汗)

その他、1月時点のUS版Pで気づいたこと。

Mazarra P 2012/01ロット レンズ部

最新Mazarra PのUV系LED素子はDチャンネルの外側(写真右上と左下)に2ヶ配置されていますが、実はここだけデフォルトで100°レンズが割り当てられています。これは恐らく、少しでもUVが広域に拡散するよう願いが込められているのかな?と思われます。うーん。。。UV素子増やそうよ(汗)
あ、一応念を押しますが、UVとかUV系素子とか書いてんのは、あくまでも400-420nmのことであり、俗に言う紫外線のことではありませんからね。今更ですが。

以上、お役に立てば幸いです。
不明な点はお尋ねください。大して詳しくないけど(汗)

併せて、この場を借りて、情報提供者の皆さんにお礼申し上げます。
(ご迷惑が及ばないように敢えてお名前は伏せさせて頂きます)

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Mazarraの進化と最新情報

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本当は1ヶ月前に書くはずが・・・つい忙しくて忘れ・・・苦

で、遅くなりましたが、採用LED素子も中身もグングン進化してきてる期待のMazarraについて、今僕が把握している最新情報をお送りします(既に古くなってたらすみません)
Mazarraって、知らない間に仕様が変わってたり、突っ込んだ情報が少ないので、これがMazarraユーザーさんや検討中のアクアリストのお役に立てば幸いです。

Mazarra採用LED素子構成と交換用LED素子ラインナップの進化

Mazarraの採用LED素子構成とLED素子ラインナップを、時系列でご紹介していきます。

まずは発売当初の素子構成と、素子のラインナップ。2011/08時点です。

P+420
Ch LED (bin) Color Flux Qt
A Cree XM-L (T6) CoolWhite 7000-8000K 540lm@1500mA 4
B Philips Lumileds Luxeon Rebel LXML-PB01-0040 Blue 460-490nm 88lm@1000mA 2
Philips Lumileds Luxeon Rebel LXML-PR01-0500 RoyalBlue 440-460nm 1222mW@1000mA 2
C SiBDI P2N-U UV 390-420nm (400nm) 440mW@700mA 2
ZT SemiLEDs Violet 415-420nm 500mW@700mA 2
D Philips Lumileds Luxeon Rebel LXML-PB01-0040 Blue 460-490nm 70lm@700mA 1
Philips Lumileds Luxeon Rebel LXML-PR01-0500 RoyalBlue 440-460nm 910mW@700mA 1
Bridgelux CoolWhite 12000-14000K 200lm@700mA 2
P
Ch LED (bin) Color Flux Qt
A Cree XM-L (T6) CoolWhite 7000-8000K 540lm@1500mA 4
B Philips Lumileds Luxeon Rebel LXML-PB01-0040 Blue 460-490nm 88lm@1000mA 2
Philips Lumileds Luxeon Rebel LXML-PR01-0500 RoyalBlue 440-460nm 1222mW@1000mA 2
C SiBDI P2N-U UV 390-420nm (400nm) 440mW@700mA 2
Philips Lumileds Luxeon Rebel LXML-PB01-0040 Blue 460-490nm 70lm@700mA 1
Philips Lumileds Luxeon Rebel LXML-PR01-0500 RoyalBlue 440-460nm 910mW@700mA 1
D Bridgelux CoolWhite 12000-14000K 200lm@700mA 4
S
Ch LED (bin) Color Flux Qt
A Bridgelux Blue 460-480nm 320mW@700mA 4
Bridgelux RoyalBue 440-460nm 300mW@700mA 4
B Bridgelux CoolWhite 12000-14000K 200lm@700mA 4
Bridgelux NeutralWhite 6500K 200lm@700mA 4

Mazarra 採用LED素子ラインナップ 2011/08

初期MazarraのUV系LED素子にはSiBDI社のP2シリーズが採用され、特にP+420に採用された420nmの素子はこばやしさんが見つけてこられたZT社の素子(SemiLEDs トリプルチップ)が採用になり、話題になりましたね。
またこの頃は、D ch.やSシリーズにBridgeluxのLED素子が採用されていました。
素子のラインナップも、G2の延長線的な印象を受けました。

続いて、2011/10時点。この時期は上記の構成の初期ロットがようやく発売開始された頃でしたが、実はこの時既に以下の新構成案が発表されていました(汗)

P
Ch LED (bin) Color Flux Qt
A Cree XM-L (T6) CoolWhite 7000-8000K 540lm@1500mA 4
B Philips Lumileds Luxeon Rebel LXML-PB01-0040 Blue 460-490nm 88lm@1000mA 2
Philips Lumileds Luxeon Rebel LXML-PR01-0500 RoyalBlue 440-460nm 1222mW@1000mA 2
C SiBDI S35-U (U60) SuperActinic 400-410nm 500mW@700mA 1
SiBDI S35-U (U70) SuperActinic 410-420nm 600mW@700mA 1
Philips Lumileds Luxeon Rebel LXML-PR01-0500 RoyalBlue 440-460nm 910mW@700mA 2
D Cree XP-G (Q3) WarmWhite 3000K 232lm@1000mA 2
Philips Lumileds Luxeon Rebel LXML-PB01-0040 Blue 460-490nm 88lm@1000mA 2
S
Ch LED Color Flux Qt
A Cree XP-E (R3) CoolWhite 7000-8000K 280lm@1000mA 8
B Cree XP-E (M2) Blue 465-485nm 69lm@1000mA 4
Cree XP-E (16) RoyalBlue 450-465nm 1000mW@1000mA 4

P+420の情報は無し。

Mazarra 採用LED素子ラインナップ 2011/10

光量?品質?日亜特許関係?が理由かどうか判りませんが、BridgeluxのLED素子は廃止となり、代わりにCreeが採用されました。これは良い選択だと思います。
さらに、UV系LED素子も、SiBDIのP2(汎用パッケージ)からS35(小型パッケージ)に変更になりました(前回紹介)。これによりUV系の出力もアップしました。グッジョブです♪

そして、最近の素子構成と素子ラインナップ。2012/1~2012/3時点です。
素子の番号は画像とシンクロしてます。

P+420 (2012/03)
Ch LED (bin) Color Flux Qt
A 1. Cree XM-L (T6) CoolWhite 8000K 540lm@1500mA 4
B 9. Philips Lumileds Luxeon Rebel RoyalBlue 450-455nm 1222mW@1000mA 2
11. Philips Lumileds Luxeon Rebel Blue 480-485nm 88lm@1000mA 2
C 9. Philips Lumileds Luxeon Rebel RoyalBlue 450-455nm 1222mW@1000mA 2
11. Philips Lumileds Luxeon Rebel Blue 480-485nm 88lm@1000mA 2
D 6. Epileds (DualCore) Violet 400-410nm 550mW@700mA 2
7. Epileds (DualCore) SuperActinic 410-420nm 650mW@700mA 2
P (US 2012/01)
Ch LED (bin) Color Flux Qt
A 1. Cree XM-L (T6) CoolWhite 8000K 540lm@1500mA 4
B 9. Philips Lumileds Luxeon Rebel RoyalBlue 450-455nm 1222mW@1000mA 2
11. Philips Lumileds Luxeon Rebel Blue 480-485nm 88lm@1000mA 2
C 9. Philips Lumileds Luxeon Rebel RoyalBlue 450-455nm 1222mW@1000mA 2
11. Philips Lumileds Luxeon Rebel Blue 480-485nm 88lm@1000mA 2
D 6. Epileds (DualCore) Violet 400-410nm 660mW@1000mA 1
7. Epileds (DualCore) SuperActinic 410-420nm 780mW@1000mA 1
4. Cree XP-G WarmWhite 3000K 232lm@1000mA 2

PのB chとC chは同じ構成になったようです。判りやすいね。
また、以前のようにP+420専用のZT社420nmが無くなって、標準の素子ラインナップだけでP+420が構成できるようになった点も、カスタマイズ派には大きなメリットでしょう。
尚、Sは情報無いけど、多分素子構成は以前と同じじゃないかな?

Mazarra 採用LED素子ラインナップ 2012/03

Mazarra 採用LED素子ラインナップ 白系 2012/03

Mazarra 採用LED素子ラインナップ カラー 2012/03

特筆すべきは、UV系LED素子のさらなる進化として、400nm、420nmのいずれもデュアルチップに変更になった事です。これにより、さらに出力がアップしました♪

Mazarra デュアルチップ

LED素子のデュアルチップについては、以前Reefbuildersでも試作品が紹介されましたが、あの構造が本採用になったと言うことでしょう。実は今年の1月の時点で既に海外の流通品にはこのデュアルチップが採用されていたようです(2011/1にPを個人輸入された方からの情報提供)。もしかしたら国内向けロットにも既に反映されているのかも?
そして更に嬉しいのは、UV系に435nmが追加された事です。これについてはこばやしさんも紹介されていますし、国内正規ルートで購入されたMazarraユーザーであれば、既に購入もできるらしいので、正規ユーザーさんはMazarra取り扱いショップへ確認してみると良いでしょう。
ただ残念なことに、現時点ではPremiumAquatics等の海外の通販サイトでは、まだこれらの最新ラインナップのLED素子は販売されていないようです。。。ま、当面は最新Mazarra購入ユーザー権益として、お預けなんでしょうねぇ(汗)

長くなったので、本体の進化については次回。。。

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