え、早速昨日のハワイ産ヤドカリについて、気になった部分をご紹介いたします。
まず、グアムサンゴヤドカリから。
こちらは南紀産のいつものグアムサンゴヤドカリ。
で、こちらが昨日届いたハワイ産グアムサンゴヤドカリ(?)
違いが判りますか?
そう。まず歩脚指節の長さも、黒いバンドの入り方も、微妙に異なって見えます。
また、本種に於いての眼柄の色彩や模様の入り方は、ウスイロサンゴヤドカリと同様に若干の個体差が見受けられると認識していましたが、とは言えそれだけとは思いにくい違いが見受けられます。また、複眼の色も違って見えます。
しかしそれよりも何よりも、触角の色っ!
第一触角も第二触角も明らかに違っう!
ここまで違うと、もはや別人にしか見えません。。。
続いて、オイランヤドカリの比較。
まずこちらは国産の個体。
で、こちらが昨日届いたD. Dardanus sanguinocarpus
上記の写真だけで比較すれば、細かな差異はあるものの、そもそも国内で見られるオイランヤドカリ自体が赤、茶、黒など色彩のバラツキがあるため、それらを踏まえるといずれの特徴も吸収されてしまうように思います。
うーん。。。何が違うんだろう。。。最早、研究者レベルでの精査しか無いか。。。
ちなみに、この判定は↓こちらのサイトを参考にしました。
Hermit Crabs and other crustaceans
最後におまけ。ユビワサンゴヤドカリです。
まず、こちらが国産のユビワサンゴヤドカリ。
で、こちらがハワイ産。
なんですか、この違いわっ!?
昔からずっと悩んできましたが、これ、どー見ても別種でしょ?
地域差で色彩が反転するなんてあるんでしょうか??
甲殻類は茹でると赤くなる。ハワイは暑い。。。なんて、昔こんなジョークも飛ばしてましたが、早くスッキリして欲しいですね。先生!
と言うわけで、単に比較だけで済ませた未解決ファイルでした(爆)
もし何か判ればご報告いたしますね♪