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懲りずに書いてみたりする結果オーライな日記

moon light

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♪ いつでも~
♪ 二人は~
♪ シンデレラハネムーン~

ムーンしか合ってねぇ~!

さて、前回、オーシャンアースが販売しているmax-s G2のレポを書きましたが、あの時から「良いなぁ」と思っていた機能があります。それは常夜灯の「moon light機能」です。

max-s G2のmoon light

max-s G2のmoon lightはSMD型(面実装)の小さなLEDチップを採用しています。上の160Wタイプでは計4ヶ搭載してます。これで、30cmで約6lxの明るさが得られています。
ちなみに、現在、数社からLEDシステムライトが提供されていますが、僕が知る限りmoon lightが実装されているライトはこのmax-sだけですね。もし他にもあったら教えてください。

常夜灯は、一般的に魚の飛び出し防止とかメリットはあるようですが、僕としては今まであまり必要性は感じてませんでした。むしろ無駄かと。部屋も暗黒という訳ではないし。
しかし、最近いろいろとLEDでのサンゴの反応を観察したり考察したりしていたら、もしかして夜間の僅かな光は生理的にも有効なのかしら?と考えるようになりました。自然下でも月明かりはある訳だし。ま、あまく深くは考えてませんが(汗)
ただ、ブルー光というところがミソです。これにより、生体はリラックスするかも?(笑)
ちなみに実際に街灯のブルー化によって自殺者が減ると言うデータがあるそうです。

で、とりあえず試しにうちの5L水槽にも常夜灯を設けてみました。

簡単moon light

ホームセンターで普通に売っているE17のブルーLED常夜灯です。ELPAのELN-02B、298円でした。あと、E17のソケットが138円。ケーブルとコンセントは余りものを使用しました。全部で500円でできますね。但し、ソケットとケーブルは半田付けが伴います。

ホントは以前製作した東芝LED電球改アクアブルーで余った日亜の青素子を使おうかなとも思いましたが、面等臭いのでやめました(汗)。第一、明るすぎるだろうし(笑)

さて、このmoon lightの設置によって、水槽内はホントに微かではありますが、うっすらと照らされるようになりました。サンゴの位置、ヤドカリの位置が判る程度。
今回はたまたま水槽上部のアームに固定しただけでしたが、これでちょうど水面まで約30cmとなり、照度も6lx前後となりました。max-sのmoon lightとほぼ同じ明るさです♪
まずはこの程度で十分かな。夜間の海中の月明かりなんて、こんなもんでしょ?
でも、しばらく観察して、あるいは追加していくかも(笑)

それにしても、なかなか良いブルー光です。450nmあたりでしょうか。
とりあえずは、僕のメンタルにはとても有効なようです♪

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Bio Aquaと困った仲間たち

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ビオアクアを始めて早2週間。
始めは愉快な仲間たちも、次第に困った仲間になってきました。。。

ウズマキゴカイの成長

↑ここ一週間のウズマキゴカイの成長具合。拡大した訳ではありません。その証拠に双方に写ってるコペポーダは同じサイズでしょ。しかし良く育つなぁ。。。

それと、茶ゴケはまあ良いとして、見慣れない細い棒状の海草?もチラホラ目に付くようになりました。とは言え、あまり大きく伸びることなく、恐らく夜間のヨコエビの走査によって、いたちごっこが繰り返されているみたい。でも、今までこんなの生えてたかなぁ。。。ヒゲゴケとも違うし。。。
あ。そう言えばビオアクア二日目にも、何年ぶりかにクラゲが湧いたんだっけ。

そこで、ビオアクア製造元のビオタスタイルの言葉を思い出しました。
「亀飼ってたら、いつの間にかイトミミズが湧いてたんですよっ!」
それだっ♪

♪ビオアクアは魔法の粉~
♪降れば命の泉わく~
♪海から山から河川から~
♪魔法の粉が入ってる~っ
♪こけのむすまで~

なんの歌だ。

あと、今日(写真下)の飼育水が、ちょい白く濁ってる感があるのが判りますか?
はい。魚もいないのに毎日せっせとビオアクアしたせいか、どうやらワラワラ密度がエライことになってきたみたい。透明度に影響が出る程のワラワラなんて、まるで河口の如し♪
と言っても、僅かなオカラを元に強引にブーストしてるだけで、富栄養には至らない。いつもどおり硝酸もリンもゼロなので、収支がトントンなのだろう。
とは言え、さすがに消費者も居ないのに毎日耳かき2~3杯は多すぎたみたいですね。
そのせいか、酸素消費もハンパ無いようで、pHが低い。。。酸欠か。。。

そして、もうひとつの困ったこと。
最近、珍しくせっせとカルクワッサーしてる割に、カルシウムが上がらない。
むしろ下がっていく。。。

日付 NO3 PO4 pH KH Ca
5/17 0 0 8.4 11 370
5/24 0 0 8.2 13 370
6/4 0 0 7.8 13 320

と言っても、たかだか5L水槽だし、せいぜいエダコモン数本が消費する程度だろうと思い、一日の添加量は僅か100ccに抑えてます。
しかし、肝心のエダコモンは大して成長してない。。。
うーん、なぜだ。。。カルシウムよ、どこへ。。。

ガラス面には大量のウズマキゴカイ

↑発見(曝)
なるほど。確かに良く育つなぁとは思っていたさっ。

以上、様々な状況により、ビオアクアしばらく休憩しますっ(汗)
あるいはハゼでも入れようかなぁ。。。

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BioPellets実験:予告

この記事を含むタグの全記事リスト: BioPellets実験

これであとには引けなくなった(曝)
その名も、BioPellets効果検証実験♪

N/P-Reducing BioPellets

大きさは米粒、感触はぬいぐるみのビーズそのもの。・・・なにこれ?
あ。足は気にしないで。

さて、ようやくご紹介の日を迎えることができました。遅くなってごめんなすって。

写真のバイオペレットは、先日コロラドのTAKAさんから送っていただいたものです。npbiopellets.comN/P-Reducing BioPelletsと言う商品です。
これは、メンテフリーで硝酸もリンもサッパリしちゃいましょうよ♪と言う、新しいバクテリオプランクトンシステムの形です。使い方も簡単で、流動フィルターやメディアリアクター(コツが判れば外部フィルターもあり)に収容し、水槽と循環させるだけ。なんとこれだけで、生分解性プラスチックのメディアを炭素源として、メディアの表層に脱窒やリン吸着に関わるバクテリアがコロニーを形成し、それらの栄養塩を排除することができるのです。何が嬉しいって、毎日の炭素源添加が一切不要になるということ。これは大きいですよ♪
これで、これまでのZEOvitのような毎日の炭素源の添加やリアクターのガシガシからも開放されます。もちろん、今海外でも話題独占中の注目アイテムです。

野田商会のデニボール

と、ここまで聞いて、きっと古いアクアリストなら懐かしくも感じたことでしょう。そう、これはまさにあの一世を風靡したデニボールの再来か!? あの原理も、生分解性プラスチックを砂に埋めて脱窒菌に消費させ、硝酸呼吸により硝酸を脱窒して排除する仕組みでした。僕も強制濾過時代はお世話になりました。

ただ、デニボールは還元菌を用いるため、上手に砂に埋めないと効果が安定して得られないという欠点がありました。下手に通水があると海水が白く濁ったり・・・(汗)。僕も当時、砂の部位によって数ヶ月で綺麗に分解される場合や、半年たっても原形をとどめたまま消費されていなかった経験があります。
しかし、今回のバイオペレットは好気環境での反応を利用するため、適度な循環さえあれば効果は発揮されるようです。これもありがたい仕様ですね。

今回はあるテストも兼ねて、TAKAさんからは一番安価なUSPS(United States Postal Service:米国郵便)での輸送だったのですが、なんと10日も掛かりました!?
ま、500mlのバイオペレット1ヶ送るのに何千円も掛けられませんからね。。。
とは言え、これでも1,500円は掛かっているらしいけど(汗)

実は、TAKAさんとはずいぶん前からバイオペレットについてやり取りをしてました。そして、バイオペレットならメンテも楽だし日本人に向いているのでは?と思いました。で、TAKAさんからの熱いコールに応え、応援市場に出してみようか?という計画が持ち上がりました。今回の輸送テストと言うのはそのためです。もし応援市場で扱う際には、TAKAさんが注文に応じてコロラドからせっせと発送されるとのことです。おぉ・・・熱いわ(笑)
で、ただいま出品の準備中です。。。また改めて告知いたします。

まずは実験にあたり、以下のスケジュールを検討しています。

  1. A層:海水と砂のみを収容したペットボトルをエアレーション
  2. B層:海水と砂とバイオペレットを収容してエアレーション
  3. C層:海水と砂とバイオペレットとビオアクアを収容しエアレーション

C層の意図はお判りだと思いますが、効果を最短で発揮させるためのコンボ技です。これが可能なら、究極のパートナーになりそう♪

で、僕はと言うと、試そうにも水槽には硝酸もリンも存在しません。どうしたものか。。。
と言う訳で、近日中に何か実験方法を考えなければならないのですが、そこで皆さんにちょっとお願いが。。。もしどなたか硝酸もリンも蓄えていらっしゃる方(汗)がいましたら、その海水をペットボトルでお送りいただけたら助かります♪
最低でも5L程度は欲しいので、1.5~2Lのペットボトル3~4本の送付を希望します。まずはメールで硝酸とリンの値をお知らせくださいませ。詳しくはinfo@1023world.netまで。
ただ、謝礼はありません(汗)

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