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Nikon COOLPIX P520 vs P7100 vs 5000

ブログ エイジ 14:09 コメント0件
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facebookでは先に報告してますが。。。

10年愛用してきたニコンCOOLPIX 5000に代わるコンデジとして、一昨年の暮れにCOOLPIX P7100を購入しました。10年前より格段に安いのに飛躍的な高性能、、、それはそれは大きな満足感が得られました。
しかし、今年の春に出たCOOLPIX P520を見たら、これぞ5000に代わる神器やんかぁぁぁ!? と刺激されて凄く欲しかったのですが、先日、価格もこなれてきたので遂に買っちゃいました♪

そして、僕の一番の欲求だった液晶モニタのバリアングルが、これで叶いました♪
この機能さえあれば、上からも下からも自由自在に撮影できるんです!

COOLPIX 5000 vs COOLPIX P520

あぁ、、、今度こそ僕の愛機は5000からP520へバトンタッチできそうだ。。。

・・・と思ったのもつかの間。。。甘いっ! 甘いっ!? 笑

とりあえず、これらの仕様を比べてみましょう。以下、僕の重視項目のみ抜粋。

仕様 ニコン
COOLPIX 5000
ニコン
COOLPIX P7100
ニコン
COOLPIX P520
発売 2002/12/13 2011/09/22 2013/02/21
価格 150,000円 オープン
(6万円前後)
オープン
(5.5万円前後)
有効画素数 5.0M 10.1M 18M
撮像素子 2/3型 (0.67in)
補色CCD
1/1.7型 (0.59in)
原色CCD
1/2.3型 (0.43in)
原色CCD
レンズ 光学3倍 光学7.1倍 光学42倍
焦点距離 28-85mm 28-200mm 24-1000mm
F値 F2.8-F4.8 F2.8-F5.6 F3-F5.9
手ぶれ - レンズシフト方式 レンズシフト方式
マクロ 2cm 2cm 1cm
シャッター 300-1/4000 8-1/4000 8-1/4000
ISO 100-800 100-6400 80-6400
液晶モニタ フリーアングル
1.8型 11万画素
チルト
3型 92万画素
バリアングル
3.2型 92万画素
RAW
(ファームウェアv1.7)
NRW
(JPG同時記録可)
-
最大画像 2,560×1,920 3,648×2,736 4,896×3,672
動画 QuickTime (mov)
QVGA 320×240
15fps (最大60秒)
QuickTime (mov)
HD 1280×720
24fps
QuickTime (mov)
FullHD 1920×1080
30fps
機能 - - GPS
内蔵メモリ - 94MB 15MB
メモリカード CF SD/SDHC/SDXC SD/SDHC/SDXC
電池 EN-EL1 EN-EL14 EN-EL5
重量 360g 395g 550g

当時12万もした5000に比べ、P7100は35,000円、P520は3万円で買えました。
画素数もズームもほとんどの項目が飛躍的に進化し、一見何の不満もありません。
しかし、、、あああ、、、カタログだけじゃ見えない、買ってみないと判らない欠点が。。。

不満その壱:ホワイトバランスの機能性がチープに・・・

一昨年買ったP7100では、僕はホワイトバランスの機能性に感激しました。
プリセットが3つもメモリーできるし、色温度設定も色度調整も思いのまま!
P7100の「P」は、さすがパフォーマンスのPだと実感しました♪
Pシリーズにして良かった~♪
だから、P520にもそれが当たり前に搭載されてると信じて疑いもしませんでした。
ところが、、、

COOLPIX P7100 vs COOLPIX P520 : ホワイトバランス性能

えっと、、、
WBアイコン一覧から選ぶだけ?
辛うじて±の微調整はあるけど、色温度は? 色度は?
ええええええーーー?????
これじゃ、廉価モデルと変わんないよ~っ!!!大汗
COOLPIXパフォーマンスシリーズが聞いて呆れちゃうぜぇ~?

かと言って、バリアングルだけならP7700/P7800(10月発売)でも良かったのですが、さすがにP7100と被りすぎる(笑)し、だったらP520で光学42倍ズームの世界を堪能しよう~と思ったのが間違いだったかな?汗

不満その弐:三脚使用時にSDカードが取り出せない・・・

あぁ、、、あの頃は良かった。。。
三脚に愛機5000をセットして、何枚も何枚もヤドカリを激写して、途中で一旦メモリカードを取り出してパソコンで写りを確認して、ダメならまたメモリカードをセットして激写!激写! ・・・それを何百枚も延々と繰り返す至福の時間。。。勿論、甲長1mm程度のヤドカリのマクロ撮影ですから、三脚は一度設置したら最後まで動かしません! 全撮影が終わるまで!
ホント、愛機5000の愛機たる充実の機能美。。。

COOLPIX 5000は三脚のままカードの出し入れが可能♪

ところが、一昨年のP7100に裏切られ、そしてまたP520にも裏切られました。。。

COOLPIX P5200は三脚シューを外さないとカードが出し入れできない...

なんでこんな仕様になってしまったのか。。。
必ずしも写真の仕上がりはモニタだけでは十分に確認できないので、一度パソコンで確認した後、必要ならまた撮影に戻ると言う工程が繰り返されることもあるはず。。。なのに、いちいち三脚から降ろさないとメモリカードが脱着できないなんて。。。
人間工学を謳うニコンが聞いて呆れちゃうぜぇ~?

一体僕が今までどれだけニコンを愛してきたと。。。笑
僕のデジカメ遍歴↓

仕様 エプソン
CP-500
ニコン
COOLPIX 950
ニコン
COOLPIX 5200
ニコン
COOLPIX AW110
発売 1997/07 1999/03/25 2004/06/04 2013/03/08
価格 89,800円 125,000円 オープン
(5万円前後)
オープン
(3.8万円前後)
有効画素数 81万画素 2.1M 5.1M 16M
撮像素子 1/3 (0.33in)
カラーエリアCCD
1/2型 (0.5in)
補色CCD
1/1.8型 (0.56in)
原色CCD
1/2.3型 (0.43in)
原色CCD
レンズ - 光学3倍 光学3倍 光学5倍
焦点距離 36mm 38-115mm 38-114mm 28-140mm
F値 F2.8 F2.6-F4 F2.8-F4.9 F3.9-4.8
手ぶれ - - - レンズシフト方式
マクロ 20cm 2cm 4cm 1cm
シャッター 1/4-1/500 8-1/750 4-1/2000 1-1/1500
ISO 100 80-320 64-400 125-3200
液晶モニタ 2型 11万画素 2型 13万画素 1.5型 11万画素 有機EL
3型 61.4万画素
RAW - - - -
最大画像 1,024×768 1,600×1,200 2,592×1,944 4,608×3,456
動画 - - QuickTime (mov)
QVGA 640×480
30fps
QuickTime (mov)
FullHD 1920×1080
30fps
機能 - - 水中ケースあり
水深40M
WP-CP2 (別売)
防水 水深18M
GPS
WiFi
電子コンパス
気圧計
高度計
水深計
内蔵メモリ 4MB - 12MB 21MB
メモリカード CF CF SD SD/SDHC/SDXC
電池 単3×4 単3×4 EN-EL5 EN-EL12
重量 280g 350g 155g 193g

ま、コンデジデビューはエプソンだったけど~笑
当時10万画素とか30万画素が主流の中、81万画素が出たので飛びつきました♪

COOLPIX 950はコンデジでは初ニコンとなりました。
なぜ僕がニコンデビューに至ったかというと、当時一瞬だけ(曝)フィルムのコンパクト機にはまって、たまたま買ったのがニコン35Tiでした。その描写に一目惚れして以来、すっかりニコンのファンなのです♪

COOLPIX 5200は水中ハウジングとセットでダイビング用に使用してました。

AW110はまだ買ったばかりで使ってません(笑)
とりあえず高度を見たら、うちは海抜110Mほどらしい! 凄ぇ♪
撮った写真もWiFiですぐにスマホに飛ばせるよん♪
さらに、水深が写真に記録されるらしいので、早く海行きたい~♪
って、もう秋だけど(涙)

と言う訳で、ホワイトバランスの機能性にこだわる方にはP520はお勧めできません。ズームやGPSが必要なら仕方ありませんが、そうでないなら、P7100/P7700/P7800をお勧めします。更にフルHD動画1080pならP7700/P7800をどうぞ(P7100は720p)
また、三脚使用時にカードを脱着したい方は、、、でも最近のニコンは底面カバー内に隣接してバッテリーとカードのスロットがあるので、その希望は叶いません。しくしく。。。

あまりカメラの設定をいじり倒さず、基本的にオート任せでズームを楽しみたいって方なら、P520は良いかも知れません。僕も遊び用と割り切ることにしました(笑)

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VitalWave Sun vs LeDio XS071 ReefUV

この記事を含むタグの全記事リスト: eco-lamps LeDio XS071 LEDスポット VitalWave volxjapan スペクトル

今回は、贅沢な、贅沢な、フルスペクトルLEDスポット対決です。
eco-lampsからは新VitalWave Sun
volxjapanからは新LeDio XS071 ReefUV

VitalWaveII Sun vs LeDio XS071 ReefUV

滝川クリスタルならきっとこう言うでしょう。。。
「フルスペクトルLEDスポットは、サンゴへのおもてなし♪」
気がつけば、ついにLEDスポットで太陽のおもてなしの時代が到来ですね~♪

まずは、パッケージに記載されたスペックを見比べてみます。

VitalWaveII Sun vs LeDio XS071 ReefUV:公称スペック比較

スペクトルが載ってると安心して製品選びができますね。
あぁ、、、ついにスペクトル表示も当たり前の時代になりました。。。
お次は光量表記かな。VitalWaveには既に記載されてます。

以降、画像比較は左がVitalWave、右がLeDio XS071で進行します。

ランプを見比べると、XS071がシェイプアップされたことが判ります。

VitalWaveII Sun vs LeDio XS071 ReefUV:発光面比較

XS071では、LED素子が汎用パッケージサイズからCree XPシリーズへ変更されたため、レンズも一回り小さくなりました。

LED素子配列の比較です。

VitalWaveII Sun vs LeDio XS071 ReefUV:発光色比較

両者のLED素子構成の大きな違いは、白系LEDの数です。
VitalWave Sunでは、CW×2+WW=3ヶ
LeDio XS071 ReefUVでは、CW+WW=2ヶ
それが、以降の光量やスペクトルの差となります。

ちなみに上記写真は同時点灯で並べて撮影してますが、レンズ面積の違いからVitalWaveはやや暗め、XS071はやや明るめに写ってます。

ビーム角と光色の比較です。

VitalWaveII Sun vs LeDio XS071 ReefUV:ビーム比較

やはり白系LED×1ヶの差は大きいですね。
VitalWave Sunは水深3M-5M
LeDio XS071 ReefUVは水深5-10Mくらいかな?

ビーム角は共に50°ですが、レンズ面積の違いからビーム形状が異なります。

そこで、照射面積を比較してみると、やはり大差ないことが判ります。

VitalWaveII Sun vs LeDio XS071 ReefUV:照射面積比較

そして、気になる光量比較。
いつもの、JIS照度簡易照度PPFD(光合成光量子束密度)@30cmです。

VitalWaveII Sun vs LeDio XS071 ReefUV:光量比較

@30cm VitalWave Sun LeDio XS071 ReefUV
JIS照度 6,262 lx 4,976 lx
簡易照度 7,570 lx 7,640 lx
PPFD 光合成光量子束密度 154 umol/m2/s 170 umol/m2/s

見事に白系LED一個分の差が読み取れます。
白系LEDが1ヶ多いVitalWave Sunは、光強度(簡易照度、PPFD)がやや犠牲になってもJIS照度で勝ります。一方、白系LEDが1ヶ少ないXS071 ReefUVは、JIS照度で劣りますが光強度では勝者です。これは、白色LEDの原理が青チップ+蛍光体であるため、蛍光による波長シフトを得た分、蛍光体に吸収されて青チップの光強度が減衰するためです。

スペクトル比較、まずはUPRtek MK350による測定結果@30cmです。

スペクトル比較 by MK350

注) 多色混合につき参考程度の精度 (測定位置次第で波長分布が偏りやすい)

白系LED×1ヶと引き替えに450nmを入れたXS071 ReefUV、その違いが見事にスペクトルから読み取れますね。
ちなみに色温度はどちらも換算不能ですが、VitalWaveの方はなんとか算定するとすれば7万K台後半になります。XS071の方は完全に場外で換算不可です。

そして、スペクトルの波長強度も比較できるASEQ LR1での測定結果@30cmです。

スペクトル比較 by LR1

注) 多色混合につき参考程度の精度 (測定位置次第で波長分布が偏りやすい)

コレ見て納得しました。両者、最新チップの大光量ランクを採用してる、と!
特に400nm/420nm/500nmについては両者ともEpileds最新チップなので、波長強度からもほぼ同等の光量ランクのようです。強いて言えば、VitalWaveの方が400nmはやや単波長寄り(395-400nm)かな。420nm/500nmはほぼ同等です。
そして大きな差は、やはり白系LED×1ヶ分と450nm×1ヶ分の差です。この特性を見る限り、VitalWaveから白を引いて450nmを足せばXS071に、逆にXS071から450nmを引いて白を足せばVitalWaveになりそうです(笑)
ただ、厳密に言えば、XS071の450nm/470nmはCree XPシリーズなので、VitalWaveでのEpiledsよりは若干大光量なのでは?と推測します。
(VitalWaveはオールEpileds、XS071はCree+Epiledsです)

以上の結果から、ビーム・照射範囲については同等、光量についてもスペクトルの差による違いであり光強度としてはやはり互角です。よって製品選びのコツとしては、純粋に水深目的で選べば良いでしょう♪

  • 水深浅め狙い(水深3-5M) → VitalWave Sun
  • 水深深め狙い(水深5-10M) → LeDio XS071 ReefUV

■応援市場にて販売中♪

不明な点はお尋ねください。

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デジカメ講座:プリセット機能を使って見たとおりに撮る

この記事を含むタグの全記事リスト: デジカメ

最近、蛍光タンパクについて色々調べているのですが、いやはや、奥が深いです。
特に面白いと思ったのは、蛍光タンパクは発光団のアミノ酸配列をちょっち置換するだけで、発光色をブルーシフトさせたりレッドシフトさせることが可能らしい。具体的には、例えばGFPの場合なら配列の65番目のセリンをヒスチジンに置換すると、ピーク波長447nmのBFPになるそうです。試してみたい。。。笑

* 参考:蛍光タンパク質の蛍光波長を変える方法

難しい話はこれくらいにして、、、
ふと、実験水槽に綺麗な蛍光グリーンを発見!?
イラモでした♪

ホワイトバランス:オート

うーん。。。写りがいまいち。。。
まあ、この時間、環境光はブルー一色なので、仕方ありません。

じゃあ、どうやって見たとおりの色彩で撮ることができるでしょうか?
あ、あくまでも白を当てずに、この状況のままで撮る方法ね(笑)
(以前書いた記事にも見たとおりに撮るコツを載せてますので参考にどうぞ)

以下、ニコンCOOLPIX P7100でいろいろなマニュアルWBで撮った例です。
(ホワイトバランスに色温度や色度、プリセット機能があるデジカメが必要です)

ホワイトバランス:各種マニュアル

一番上:
少しホワイトバランスがずれてる程度ならWBマニュアルでちょちょいと直せますが、ここまで青いと補正になりませんね。色度をかなりマゼンダに振りましたが、WBオートと大して変わりませんでした。まあ所詮、10万ケルビンオーバーな環境光を10000K設定で撮ってる訳だから当然です。

真ん中:
そういう時はホワイトバランスのプリセット機能を使ってみましょう♪
これは、白い紙などをその環境光下でカメラに取り込み、「この環境では白はこんな色に見えてるよ」と教えてあげることで、カメラがその白情報を元に正しい白に調整するために必要なホワイトバランス設定を組み立ててくれる、というものです。
そうして設定したプリセットで撮ると、この時点でかなり見た目に近くなりました♪

一番下:
真ん中の設定に加え、さらに微調整(色度)を思いっきりマゼンダに振ってみたもの。この方がより見た目に近くなりました。ま、ここまで極端に振らなくても、B3/M3(半々)くらいがちょうど良いかも。。

更に裏技として、プリセットの設定で環境光下の白を取り込む際、白い紙の代わりに壁や床、砂や岩などいろんな場所を取り込んでみると、より見た目に近いプリセットが得らる場合がありますよ。いろいろ試してみてください。

特にサンゴ水槽は特殊な光環境の場合がほとんどで、仮にいくら「白」を当ててるつもりでも、それはフラットなスペクトルでは無く、LEDのように青+黄色だけだったり、蛍光灯のように青+緑+赤だけだったり、偏った波長構成がほとんどです。そんな、ただでさえ演色性の悪い条件で、せめて見たとおりに写そうと思ったら、せっかくのデジカメのホワイトバランスの各種機能を駆使しましょう。必ず、見たとおりに撮れる設定を引き出せるはずです♪

ちなみに、フルスペ(KR93SP/KR93XP)はフルスペクトルなので、何もしなくてもホワイトバランスオートで大抵の場合は見たとおりに綺麗に撮れます。これは少しカメラに詳しい方なら既に体感されていることでしょう♪

以上、簡単ですが、おわり。

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