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AC100V直結LED Acriche製品

ブログ エイジ 00:14 コメント16件
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マニアックなLEDファンには今更ながらのネタですが。。。

先日、たまたまホームセンターをうろうろしてたら、見覚えのある名前のLED電球が目に付きました。その名もオーム社の「Acriche/アクリチ」。

あぁ、Seoul Semiconductor社(ソウル半導体)が供給しているAC直結LEDのブランド名か。遂にアレを採用したLED電球が出たってことか?

ふと見回せば、その界隈は製品が山積みされた専用コーナー。
そして中央のディスプレイに流れるCM放送をしばし観覧。

〝アクリチには一般製品のような電源基盤が入っていないから、云々・・・〟

みたいなことを言ってたので、やはり間違いないみたい。確信した。
しかもこの製品、なんと1ヶたったの1,680円
安っ!
確かLED素子だけでも軽く1,000円以上はしてたはずなのに!?

で、試しに昼白色と電球色を購入してみることに♪

オーム社のアクリチ

左が昼白色のLDA8N-H、右が電球色のLDA8L-H。共に7.5Wだ。
光色によって筐体の色まで変えてあるのは非常にありがたい心遣いですね。
そして電源基板が入ってない分、超軽い。1ヶ約100gしかない!
ま、パナの80g台には適わないが。。。

ちなみに、色味は想像通りとして、光量は想像より少し明るいような?
メーカー公称によると、昼白色で450lm、電球色で280lmとのこと。

で、いつものように分解。

オーム社アクリチの素子基盤

ああ、2ヶ入りだったか。納得。

消費電力、素子数、光束など、いろいろ考慮すると、これは多分、ソウル半導体のAW3200(白)とAN3200(電球色)かな?と思う。

Seoul Semiconductor Acriche

以下、ソウル半導体のデータシートからスペックを抜粋。

型番 光色 色温度 演色 光束 ビーム角
AW3200 Pure White 6300K Ra 65 260 lm 130 deg.
AN3200 Warm White 3000K Ra 80 180 lm 130 deg.

この定格をやや抑えて、安全駆動で回しているのだろう。およそ7~8割駆動かな。

ついでにスペクトルも抜粋。

ソウル半導体のAcriche 3200シリーズのスペクトル

ま、演色が低いので、スペクトルもこんなものだろう。
ただ、Warm Whiteは青チップ+RG蛍光体のようで、帯域はかなり確保されている。
実際の分光スペクトルでも赤の帯域はかなり太い。

オーム社アクリチ分光スペクトル確認

実は今請け負っている太陽光ブレンドLEDにも、この電球色スペクトルを持つ同社の別ブランドLED素子を補光用に採用している。また、日亜との長かった揉め事(曝)にも一応ひと区切りが付いた点でも扱いやすく、ソウル半導体はここ最近の僕の一押しメーカーだ。

ちなみに、この素子の価格を調べてみた。
マニア向け通販だと1ヶ約1,000円ちょい。
素人向け通販だと1ヶ約2,000円ちょいでした(曝)

なので、オーム社のLED電球 Acriche を買った方が早いし、断然お買い得だ♪
なにしろ2ヶ入りなのだから(曝)

最後に注意点を。

まず、あくまでもAC100Vと言う交流電源が直接の動力源であるため、厳密にはこのLEDランプの発光は点滅しています。西日本なら60Hz(1秒間に60回点滅)、東日本なら50Hz(1秒間に50回点滅)、という風に。
なので、目の敏感な人はチカチカするでしょうね。
ちなみに60Hz在住の僕でも少しチカチカしたので、50Hzの地域だと尚更かな。
用途と目的をよく吟味すると良いでしょう。

あと、普通のLED電球より、ちょい熱いかも?
約1時間点灯してみてヒートシンクの温度を測定したら73~74°ありました(汗)
ま、触らなきゃ良いか。。。

とは言え、このLEDは非常に前途有望なので、今後もどんどん改善されていくでしょう。
将来的には家庭用LED電球のシェアはこれに取って代わりそうです。
だって、故障率が限りなくゼロに近いんだもん。電源基板がないから。

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太陽光LED:デモ機の素子仮組み

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ちょっと時間が掛かりましたが、例の太陽光LEDシステム照明のデモ機用のLED素子が一式到着しました。これでまた少し作業が進みます。

ここまでのあらすじ。

太陽光ブレンドLED:僕がLeDio 7や21を改造して、色んな色のLED素子をブレンドして強引に太陽光スペクトルを合成したもの。次項の太陽光LEDシステム照明の製品化を前に、皆さんに手軽に太陽光LEDを試してもらうための試食コーナーだ。ここ2週間だけで、LeDio 21、LeDio 7、エリジオン I 、エリジオン閃光など20台以上を太陽光ブレンドに組み替えてきた。あともう少しパーツがあるので、興味のある方はご依頼ください♪

太陽光LEDシステム照明(デモ機):世界でも唯一の太陽光スペクトルLED素子を贅沢に使って、メタハラ以上の完璧な太陽光スペクトルを実現しようと目論むLEDシステム照明の叩き台。カラー素子をブレンドする訳ではなく単体の白色素子のみでスペクトル全域がカバーされるため、色ムラの心配が皆無で、照射範囲全体に同一のスペクトルが供給可能となる。これが製品化されれば、残念ながら既製品は全て・・・(以下略)

まずは素子の仮組みの様子。

太陽光LEDシステム照明のLED素子仮組みテスト

一部モザイクでごめんね。まだ機密レベルが高いので(曝)
ちなみに、このデモ機には贅沢に3種類の白色LEDを採用しましたが、もし製品化するとしたら素子は一種類になると思うです。もちろん、太陽光LED素子で。

これでギリギリ、目的の2,000lmちょいを達成してます♪
まだフルドライブはしてないけど、7割駆動で仮リフレクタ・仮レンズ込みで軽く20,000lx/30cmオーバーでした♪
一般のLEDと違い、フルフラットスペクトルでの20,000lxの意味は非常に大きいですね。普通のLED製品だったら、仮に倍の40,000lx出ても、大してうれしくないでしょう。。。

ところで、フレネルレンズを使った前面パネルは予想以上に集光効果が大きく、個別レンズだけでも十分なビーム角なので、普通のアクリル板に変更するかも。。。

あと・・・、分厚いアルミ塊にタップ(ネジ穴)を切るのは至難の業ですね。
3mmは何とかなったけど、2mmは・・・人力じゃ無理でした(汗)

お次は、採用した各種LED素子と太陽光との分光スペクトルの比較。

太陽光LEDシステム照明に採用した各種LED素子

やっぱ本命(上から2番目)はいつ見ても惚れ惚れするスペックですなぁ。。。
前述の通り、今回のデモ機にはスペクトル調整用に更に2種類の白色LEDを足していて、それらは単体でも十分に使用に耐えうるスペックですが、さすがに本命の前にはその実力も霞んでしまいます。。。

ちなみに一般のLED製品でのスペクトルは、前回の研究成果報告をご覧ください。
波長の欠落が激しく、太陽光LEDとは比較になりません。

で、計算上の合成スペクトル。配合比率は内緒♪

太陽光LEDシステム照明の合成スペクトル算定値

一見、欠けて見える420nmの帯域も、実は相対値3割以上が確保されているので、光合成にも無問題でしょう。要するに、太陽光そのものです♪

恐らく、大学等の研究設備用途としても十分に使用に耐えるんじゃないかしら。
単に陸生植物等のクロロフィル対象の栽培や収穫が目的なら青と赤でガンガン照らしておけば良いけど、あらゆる光合成色素を対象として太陽光の下で自然に営まれる光合成反応を検証するような用途には不可欠な照明システムとなるでしょう。

要するに、サンゴ等の海洋性光合成種の育成にはもってこいと言う訳です♪
栽培ではなく、自然を目指す水槽ならば。

以上、取り急ぎ途中経過のご報告でした♪
とは言え、太陽光LEDシステム照明の製品化はまだ時間が掛かりそうなので、いち早く太陽光を試したい方は太陽光ブレンドLEDをご依頼くださいまし。

あとは、レンズとドライバ関係の未着分が届くのを待つだけ。
一部は初めて利用した海外の通販だけど、無事に届くかなぁ。。。汗

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常識を得るのが難しい時代…

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スケジュールの予定を変更して、今週は現在の各社の状況報告を。
「警告」と「告発」はまた今度。。。

と言いたい所ですが、今回で最後にします。
おい1023、もうそのくらいにしておけ。とか聞こえそう(汗)なのと、何より各社の本性が見えたこと、そしてこれ以上の対応は期待できないことがおよそ判ったからです。

少なくとも各社の公式サイトから偽装表記は無くなりました。前回の暴露から僅か数日で消えたそうです(ショップやオークションではまだ残ってますが)。Creeと謳っていたメーカー、Philips Lumiledsと謳っていたメーカー、計△社の表記問題は、とりあえずは改善されました。これにより、今後の被害は防げたと思います。

ただ、残念ながら既に被害を受けたユーザーは泣き寝入りのようです。反省も謝罪も無く、あったのは僅か一社の言い訳のみ。その姿勢が世間に露呈しただけでも、自業自得の罰を受けたと諦めましょう。

(今後、正式に誠意ある謝罪をされたいと言うメーカーに対しては僕も対応を考えます)

さあ、最後に常識判断プログラムです。
以下は、あるメーカーさんへのアンサーを、もっとも易しくした答えです。

おいしいリンゴ!

誰がどう見てもミカンである果物を指してリンゴだと言い張る人がいるとします。
確かにミカンにそっくりなリンゴだという可能性はゼロではないかも知れません。
しかし、世間一般的に、常識的に、まずはその果物は誰の目にもミカンなのです。
それをリンゴだと言い張るなら、その人がそれを証明すれば良いだけの話です。
誰が見てもミカンなのですから、ミカンと答えた人間に非は無いのです。

非があるのは、リンゴだと言い張りながら証明しない人。
非があるのは、ミカンにしか見えないリンゴ?を販売する人。

可能性がゼロではないからと、ミカンをリンゴとして販売したいと言う。
ミカンにリンゴの値札を付けながら、それを証明せずに販売したいと言う。。。

なぜそうまでして偽装にこだわるのか?
予算があるならリンゴを売れば良いし、無いならミカンを売れば良い。
だが、ミカンをリンゴと偽ってはいけない。

100歩譲って仮にリンゴが証明できても、民衆を混乱させた責任は大きいのです。
ましてや逆に証明できないのなら、それ相応の謝罪方法があるのです。
例えリンゴ偽装を諦め、ミカンをミカンとして売る道に落ち着くとしてもです。

* あくまで例えであり、みかんを卑下する意はありませんのでご容赦ください

特に難しいことは書いてないつもりです。
これが理解できない人は、商売は止めた方が無難です。
ま、あくまでも僕の中の常識なので、間違いがあればご指摘下さい。

尚、今回の件ではひとつだけ僕にも反省点がありました。
それは、既存ユーザーにあまりに大きな落胆と失望を与えてしまったことです。
今回、敢えてメーカー名・商品名は伏せましたが、利用ユーザーには知る権利があると思い、今回このような公開方法をとりました。
しかし、中には何台も購入されてる方も居ますし、せっかくそれで満足しておられたのに、それらが全て詐欺商品だったと知った時のユーザーの落胆と失望を考えると、もう少しやり方を吟味すべきだったかと反省しています。
悔しい思いをされた方、何と言われても、恨まれても仕方ありません。
配慮が足らず申し訳ございませんでした。

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