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懲りずに書いてみたりする結果オーライな日記

まりんちゅギアに手動更新PING追加

としぱぱさんからご要望があったので、1.023worldのトップページにあるまりんちゅギアに、手動更新PINGへのショートカットを追加しておきました。(事前ログインが必要)
これで、ブログの投稿ごとにいちいち管制塔のプロフィール設定まで行かなくても済みますよ。

但し、本来ならご利用のブログ側で更新PINGが自由に設定できて且つ正常に機能していれば、ブログに投稿するだけで自動的にまりんちゅシティへ反映されるはずの仕組みです。

僕も実際、今使ってるブログの更新PINGが壊れているので、毎回手動で処理しているのですが、こう考えると、逆に記事の投稿時にブログ純正の更新PINGから正常に処理が行えているユーザーは、果たしてどれだけ居るんだろう。。。と、なんかちょっと不安になります(汗)

「うちは記事を投稿するだけでちゃんとまりんちゅに反映されてますよ♪」って方が居ましたら、どうか僕を安心させてください(笑)

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ハワイヤドカリの比較

この記事を含むタグの全記事リスト: ヤドカリ情報

え、早速昨日のハワイ産ヤドカリについて、気になった部分をご紹介いたします。

まず、グアムサンゴヤドカリから。
こちらは南紀産のいつものグアムサンゴヤドカリ。

国産グアムサンゴヤドカリ

で、こちらが昨日届いたハワイ産グアムサンゴヤドカリ(?)

Calcinus cf. guamensis Wooster, 1984

違いが判りますか?
そう。まず歩脚指節の長さも、黒いバンドの入り方も、微妙に異なって見えます。
また、本種に於いての眼柄の色彩や模様の入り方は、ウスイロサンゴヤドカリと同様に若干の個体差が見受けられると認識していましたが、とは言えそれだけとは思いにくい違いが見受けられます。また、複眼の色も違って見えます。
しかしそれよりも何よりも、触角の色っ!
第一触角も第二触角も明らかに違っう!
ここまで違うと、もはや別人にしか見えません。。。

続いて、オイランヤドカリの比較。
まずこちらは国産の個体。

国産オイランヤドカリ

で、こちらが昨日届いたD. Dardanus sanguinocarpus

Dardanus sanguinocarpus Degener, 1925

上記の写真だけで比較すれば、細かな差異はあるものの、そもそも国内で見られるオイランヤドカリ自体が赤、茶、黒など色彩のバラツキがあるため、それらを踏まえるといずれの特徴も吸収されてしまうように思います。
うーん。。。何が違うんだろう。。。最早、研究者レベルでの精査しか無いか。。。
ちなみに、この判定は↓こちらのサイトを参考にしました。
Hermit Crabs and other crustaceans

最後におまけ。ユビワサンゴヤドカリです。
まず、こちらが国産のユビワサンゴヤドカリ。

国産ユビワサンゴヤドカリ

で、こちらがハワイ産。

Calcinus cf. elegans (H. Milne Edwards, 1836)

なんですか、この違いわっ!?
昔からずっと悩んできましたが、これ、どー見ても別種でしょ?
地域差で色彩が反転するなんてあるんでしょうか??
甲殻類は茹でると赤くなる。ハワイは暑い。。。なんて、昔こんなジョークも飛ばしてましたが、早くスッキリして欲しいですね。先生!

と言うわけで、単に比較だけで済ませた未解決ファイルでした(爆)
もし何か判ればご報告いたしますね♪

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ハワイからヤドカリ

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先日、ブルーハーバーの和田さんから「ハワイ便ヤドカリ各種入荷」との連絡を受け、本日ひととおりの種をお送りいただいた。

パッキング

本日11/9(日)の午前中に無事到着。
大きな段ボールの中には、完璧な梱包で6種を全て個別でパッキング。
水温は20度ちょい。新聞紙による防寒以外に、2つのホッカイロまで同梱されていた。
こゆところにもショップの“愛”を感じますね。
和田さん、ありがとございました!

さて、中身を紹介・・・。

まず、実物は僕も今回が初めてのハワイ産サンゴヤドカリの一種から。
あまり流通では見かけない Calcinus laurentae Haig & McLaughlin, 1984 です。
見た目はシンプル、且つ鮮やかなレッド。C. hakahau Poupin & Mclaughlin, 1998 にも似た種です。
今のところ、僕の知る限り国内からの報告は無いと思います。

Calcinus laurentae Haig & McLaughlin, 1984

続いて、こちらも実物は初めての、Calcinus hazletti Haig & McLaughlin, 1984 です。
ちょっと地味系なサンゴヤドカリと思われがちですが、よく見るとなかなかシックで濃いバイオレットに染まった種です。
また、この種は伊豆大島の有馬さんからも報告があり、国内でも限定された海域で生息しているようです。

Calcinus hazletti Haig & McLaughlin, 1984

次も初めての実物、ヘイグサンゴヤドカリ/Calcinus haigae Wooster, 1984 です。
この種も国内では小笠原諸島からの報告があるそうですが、これまでにフィールドで観察したと言う例は、まだ僕は知りません。全国のダイビングショップさん、期待してます(笑)
本種は歩脚の色彩、指節の模様が特徴的です。

Calcinus haigae Wooster, 1984

以上、僕の初物サンゴヤドカリたちでした。

続きまして、皆さんもよくご存じの“怪しい”ユビワサンゴヤドカリ/Calcinus cf. elegans (H. Milne Edwards, 1836) です。
暇がある方は、画像ソフトでネガ反転してみてください。面白いことに気づくはずです(笑)
それにしてもこの種は一体いつになったら話が進むのでしょう。。。汗

Calcinus cf. elegans (H. Milne Edwards, 1836)

次はグアムサンゴヤドカリ/Calcinus guamensis Wooster, 1984 ですが、実は今ちょっと僕も首を傾げていまして、とりあえず Calcinus cf. guamensis としておきます。
皆さんには、不可解な点が見えますか?

Calcinus cf. guamensis Wooster, 1984

最後に、これもまた変わった“オイランヤドカリ”ですが、実は別種の Dardanus sanguinocarpus Degener, 1925 と言うヤドカリ属の一種です。
皆さんにはオイランヤドカリとの違いが見えますか?
僕には今んとこ見えません(汗)

Dardanus sanguinocarpus Degener, 1925

以上、6種のヤドカリがハワイから遙々やってきました。
これでやっと干満水槽がにぎやかになりましたよ♪

引き続き、のちほど上記のいくつかの種について、国内の既知種との比較をここで紹介したいと思います。

尚、今回紹介したサンゴヤドカリたちは、Crustacés polynésiens - Polynesian Crustacea にも情報があります。ご参考まで。

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