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LED照明その後

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過去のLEDに関する投稿はこちら。

水槽の照明を蛍光灯からLEDに切り替えて、2週間ほど経過しました。
とりあえず感想です。

もしかしてLEDだとコケが生えにくいのかしら?
と言う印象を持ちました。

ガラス面の茶ゴケは、蛍光灯時に比べ今のところ生育が遅く、勢力も弱い印象です。また、あれ以降ヒゲゴケも出ていません。(ヒゲゴケについてはワラワラのお陰もあります)

水槽全景

注:写真はライブロチェック前のもので、ライブロックは現在バケツの中です(^^;

しかしこれは、今までいなかったコケとり貝(前回の南紀で採取)による摂取、照明の明るさが100W相当から60W相当に下がったこと等も影響しているので、一概にLEDの恩恵とは言えません。
一方、照度が下がった事による光不足の懸念もありますが、砂面の藻類・海藻に付く気泡からも、光合成的にはLEDでもそれなりに役を成しているようです。

ちなみに水槽中央に積もっているゴミ(笑)は、シュリンプさんの付着性プランクトンに入っていた海藻の残骸です。ヨコエビやワラワラ軍団に、ほとんど原形をとどめないまでにボロボロに分解されてしまいました(汗)
しかし、そんなことがあっても、相変わらず硝酸濃度は綺麗サッパリゼロです。これが例のバケツだったら、ヒゲゴケが分解されて硝酸が真っ赤っかになってましたから、改めて砂の還元能に驚かされます。

ところで、ひとつ言い忘れていましたが、実はかれこれこの水槽には曝気(エアレーション)がありません(汗)
以前、干満システムが故障した際に、水槽から関連システムを全て撤去し分解掃除や修理を施しましたが、あれ以降まだ再設置していません。
また、ペルチェクーラーからの戻りで多少水面を叩く予定でしたが、これもまだクーラーの冷却ヘッドの問題が解決できていないため、設置には至りません。
と言うことで、かなりの間、ため池状態です(汗)
幸い、小さなやどかりが数匹しか入っていないこと(=汚染度も低い=細菌による酸素消費も少ない)、砂面にある程度の藻類が活性していることなどから、恐らく最低限の酸素供給は保たれているようです。
そのため、今回照明がLEDになったことで、この最低限の酸素供給に何か支障が出ないかと内心少しハラハラしてましたが、今のところなんとか持ちこたえているようです。でも、なるべく早めに干満システムを復活したいと思います。もうすぐ秋だし。

ちなみに干満システムを外していた理由は、夏期のクーラー設置に向け、水位を保持する必要があったからです。
しかし、この夏はクーラーを設置できないまま過ぎ去りそうですね(汗)

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ライブロチェック:リハーサル開始

この記事を含むタグの全記事リスト: ライブロチェック

関連する過去の投稿はこちら

ライブロチェック開始です。

ライブロチェック・リハーサル開始

本日8/24 AM1:00頃、下記行程1.を開始しました。リハーサル部分です。
これは念のためライブロックから硝酸が出てこないか監視するための毒抜きの意味です。
とりあえず今週いっぱいは硝酸を監視し、出てこないようなら行程2.に移ります。
予定ではこのキュア中に硝酸は出てこないだろうと予測しています。
だって約一年間、ずっと硝酸ゼロの水槽に収容されていたライブロックですもの。
尚、採れたてのライブロックで実験する場合には、付着生物や腐敗物のキュアが完了すれば、すぐに取りかかれると思います(とは言え硝酸の確認は必要)。あくまでも今回の毒抜きは、水槽で使用していたから、と言う意味です。硝酸ゼロの水槽だったけど念には念を入れて。

作業工程は以下の通り。

ライブロチェック実験行程(決定)

  1. バケツに人工海水5Lとライブロックを入れエアレーション - 本日開始
  2. 数日監視して、もし硝酸が出たら、換水やエアレーションの見直し
  3. 硝酸ゼロの推移を確認できたら次項↓を実施、それまで上記↑繰り返し
  4. 同バケツへ若干の硝酸濃度を与え、一ヶ月程度の硝酸濃度監視

ライブロチェックの目的

ライブロックだけで、本当に還元も得られるのん? と言う疑問から。
最終的に投与した硝酸が消滅すれば、目標達成です♪
万一硝酸が消滅しなければ、あるいは上昇するようなら、後日入荷間近のライブロックを用意してリトライするっきゃない!
但し、ROが無いので水道水(硝酸ゼロ確認済み)を使いますが、このことが結果に微妙に影響を及ぼす可能性も考えられそう?

実験期間中の条件

ライブロック W10×H6×D8cm程度
照明 蛍光灯ランプ13W(白熱灯40W相当) + タイマー日照設定
水温 開始時25.5℃ (室温任せ/約25~28℃前後)
比重 開始時1.025
海水 人工海水 (テトラ マリンソルト)
エアレーション 常時 (ライブロックに当てないこと)
添加する硝酸塩 ヒゲゴケ実験の海水を適量投与します (2~3ppmを目安)

* 実験期間中の蒸発分は随時水道水を補給 (水道水の硝酸ゼロは確認済み)
* 照明タイマーの点灯時間の設定は、AM6:00~PM6:00の12時間
* エアレーションは、やや強めで開始、様子を見て適宜調整予定

スターターキット

ライブロチェック・スターターキット

使用するライブロック

使用するライブロック

予定では、このライブロックからの硝酸流出は無いはずですが、これがもしある程度の硝酸濃度の水槽に入っていたものなら、行程1.の念入りなキュアが必要だと思います。
でも、あまりに高濃度の硝酸に浸っていたライブロックなら、アク抜き以前にライブロチェック自体に適さないかも知れません。いわゆるデッドロック化している場合が懸念されるためです(和田さんのブログ参照)。これは魚水槽や強制濾過のある水槽では特に起こりがちな現象ですので、なるべく硝酸がゼロを推移している水槽のライブロックを使用しましょう。ちなみに デッドロックの判断基準は微妙(?)ですが、石灰藻が剥げていたり変色しているモノは避けたいところです。

尚、写真のライブロックは、海藻がかなり生い茂っていたり、水槽で1年使用していたもの(更に入手前のストック期間も考慮が必要)であるため、採れたての新鮮なライブロックに比べ、実験結果にある程度のブレも予想されます。あるいは予想外に硝酸上昇が見られるかも知れません。
本当は新鮮なものでテストしたかったけど、それは次の機会に回します。

では、引き続きご報告していきたいと思います。

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EcoSystemとベルリンとワラワラ

この記事を含むタグの全記事リスト: 水槽システム

今でこそ僕は小規模な最低限のナチュラルシステムに落ち着きました(?)が、現役当初はバリバリのベルリン方式で水槽を維持していました。
ベルリンシステムを簡単に説明すると、ナチュラルシステムをベースにスキマーやリアクターなど良いものは何でも付けようよと言う、アクティブな姿勢が売りのシステムかな。
また当初はリフジウムも流行っており、こぞって僕も水槽に併設したものです。
もちろん、水槽に不足しがちなワラワラ(微生物群)を供給することが大きな狙いですね。

ワラワラを意識した生物層が豊かであればあるほど、その恩恵は測り知れません。
魚への飼料としてはもちろん、サンゴへの供給、コケの天敵としての配備など、メカニカルな管理だけでは行き届かない効果を発揮してくれます。
そしてそれはもちろん「海を創るには」欠かせない要素と言えます。
だって、海にいた生き物を飼うのですから♪

そう言うわけで、今でも僕が推奨する水槽システムは、リフジウムを採用してワラワラリッチを目指したシステムです。 そう言う意味では、EcoSystemも限りなく僕や生体の欲求を満たしてくれる嬉しいシステムだと思います。

一方、上でも書きましたが、ベルリンは「なんでもあり」と言う性質上、アクアリストによってその様式は様々です。 スキマーやリアクターが無かったり、逆に超強力だったり、砂を入れずライブロックだけだったり、逆に砂を厚く敷いたり、メタハラなのか蛍光灯なのか、そのバリエーションは多岐に渡ります。
また、収容する生体の種、数、サイズ、違いを挙げればキリがありません。
ここで、「ベルリン」とだけ呼ぶことの怖さが生まれます。

最近僕も、ワラワラに関する記事をいくつか投稿してきましたが、これは今一度ワラワラに目を向けて貰うことが目論みです。
それは、アクアリストの意図に関わらず、水槽のワラワラの欠如、あるいはEcoSystemにも迫る生物層、その違いの規模と効果を再認識して貰いたいなと思ったからです。

Tetsuoさんが興味深い記事を投稿されています。
このFrakes氏が用意したEcoSystemとベルリン方式の観察データによれば、15ヶ月後のサンゴの生存率はEcoSystemでは90%以上、ベルリンでは50%以上だったそうです。

僕も初め見たときは、ベルリン低いなぁ、と感じました。 でもよく考えてみれば、この時の「ベルリン」てどんなのだったんだろう? と言うことに気づきます。
そこで、上での考察が必要になってきます。

最終的には、スキマーやリアクター、砂の量などスペックが判らない以上、生体にとって極めて厳しい条件下だったんだろうな、くらいに考えるしかありません。それ以上考えても、結論は出ませんもの。あくまでもひとつの実験データに過ぎないと言うことです。
こういうことを思考させてくれたと言う点でも、良い刺激になる記事ではないでしょうか?
勿論、ワラワラに関するTetsuoさんの考察も大変参考になります。

ちなみに僕が思うに、Tetsuoさんは敢えてこのデータを出してEcoSystem万歳とした訳ではなくて、やはり僕のようにワラワラの重要性を現在のアクアリストに再認識して貰うことを目的としていたように感じます。決してベルリンを否定したり混乱を意図したものではないはずです。だって、Tetsuoさんですもの♪

なお僕もそうでしたが、初心者に誤解を与えることを危惧して、雪風さんがその旨コメントされてます。確かに真に受ける人もいそうですから、僕も同感でした。
ただ、変態幼生が無ければ格好良かったんですがねぇ(笑)

さて、そうなると怖いのが、ワラワラが欠如した水槽です。
もちろん全くのゼロな訳はありませんが、最低限の生体の生理や欲求を満たす生物層が満たなければ、いずれ生体の調子を崩しかねません。
かと言って魚バリにサンゴへの給餌を繰り返せば、今度は水質の管理が大変です。
そして水質の悪化は、生体へのダメージと同時に、コケの蔓延など生物層のバランスをも崩していきます。

ワラワラリッチを目指すなら、ヨコエビだけ見つけて喜んでいてはダメですよ♪
まだの方は、まずリフジウムを検討してみませんか?

追記:上記EcoSystemとベルリンの実験方法の詳細をTetsuo氏がコメントされました♪
http://coralsuki.blog14.fc2.com/blog-entry-27.html#cm
でも砂があったのかどうか判りませ~ん(汗)

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