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高知遠征・其の四(まとめ篇)

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高知遠征、第4部です。第1部はこちら第2部はこちら第3部はこちら

今回の遠征で僕が遭遇したヤドカリは以下の通りです。寒くてシュノーケルはほとんどしなかったので、丘からの観察ばかりでした。

  1. ツマジロサンゴヤドカリ
  2. ウスイロサンゴヤドカリ
  3. クリイロサンゴヤドカリ
  4. ユビワサンゴヤドカリ
  5. ベニワモンヤドカリ
  6. イソヨコバサミ
  7. マダラヨコバサミ
  8. タテジマヨコバサミ
  9. Diogenes pallescens
  10. Diogenes klaasi
  11. ホンヤドカリ
  12. ユビナガホンヤドカリ
  13. クロシマホンヤドカリ
  14. ヤマトホンヤドカリ
  15. ケアシホンヤドカリ
  16. ホシゾラホンヤドカリ
  17. アオヒゲヒラホンヤドカリ
  18. ヒメケアシホンヤドカリ

その他、おまけでムラサキオカヤドカリなど。

今回お持ち帰りしたのは、マダラヨコバサミ×2、タテジマヨコバサミ×2、Diogenes pallescens×2、Diogenes klaasi×2、ヒメケアシホンヤドカリ亡骸(汗)、あと5cmのクロナマコもゲット♪
一気に水槽が賑やかになりました。

ところで・・・。
今回、視力が更に悪化していることに気づきました。
甲長1mmクラスのチビヤドカリの識別がかなり困難になってます(汗)
どうしよう。。。そろそろ老眼鏡のお世話になるのかも(涙)

今回、同行した皆さん、ありがとでした!
またの機会によろしくです♪

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BioPellets実験3:開始一週間の推移

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6/30から再開したバイオペレット実験第3弾から一週間が経過しました。
相変わらず厳しい結果に戸惑うばかり。。。

バイオペレット実験3の開始から一週間の水質推移

A槽とC槽の関係では、これまで通り一貫して同じ結果が出ています。バイオペレットを砂の上にばら撒いた方が、砂だけの時よりも確実に脱窒量が大きく得られています。これについては勿論バイオペレットの効果なのだろうと、既に結論付けています。

問題はB槽。これまでも幾度に渡って流動フィルターの構造を見直してきて、今回も自分なりにベストな条件を作ったつもりでしたが、どうにもうまくいかない。前回もうすうすは感じていましたが、どうもバイオペレットを流動させていると、硝酸が下がらないか、むしろ増えてくる(厳密にはA槽が緩やかに下がり、B槽が不変で置いてけぼりなので濃くなって見える?)ようにも見えてました。そして今回も。。。

一週間目の硝酸塩濃度(5倍希釈)

なぜにB槽がA槽よりも濃いのだろう。。。苦笑

バイオペレットの流動度の設定は、そんなにシビアなのか?
流動しすぎると、効果が出ない、あるいは他の影響が出てしまうのか?

今、ひとつの可能性を疑ってます。

バイオペレットは炭素源ではありますが、生分解性プラスチックというだけあって、ある意味プラスチックの濾材です。ここに、通水によって一般的な硝化菌が召喚されてしまう、と言うことは考えられないかしら?と。

そして、D-PAOの増殖速度と硝化菌の増殖速度、どっちが早い?
経験的には、有機物を利用する従属栄養細菌であるD-PAOの方が、独立栄養細菌である硝化菌よりも速いように感じてます。
とは言え、通水(窒素源と酸素の供給)と言う硝化菌にとっての好条件を与えれば、少なからず両者の競争が発生するのかも知れません。そして、現にB槽での脱窒量がA槽にも及んでいない事実から推測すると、既に勝者は硝化菌なのだろうか?という不安にも刈られます。

今回はB槽にも独立した曝気を与えているので、本来ならA槽と同等の砂面による脱窒が得られているはずです。それでも硝酸塩濃度が濃いということは、それを打ち消して且つそれを上回る硝化が起きている、と考えればいいのだろうか。でも、窒素源はどこから?

そう言えば、海水はRO+DIで生成しましたが、砂は水道水で洗った気が・・・。勿論、濯いだ水は捨てて、砂だけを水を切って入れてますが、もしかして砂に付着した僅かな水道水の水滴から持ち込まれたのだろうか。。。詰めが甘い(汗)
いや、だけどその条件はABCすべての実験槽で同じなんだけど。。。

あ。仮に水道水からの僅かなアンモニア・亜硝酸があるとして、それが流動フィルターによって硝化菌が先に処理し始めているが、A槽やC槽は積極的な硝化菌環境がないので、未だアンモニア・亜硝酸は処理されずに漂っている。よって、今後A槽もC槽も徐々に硝酸塩が生成され始める?

知恵熱が。。。

RO水で砂を洗いなおして再開すべきかなぁ。。。

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攻めの白、守りの青

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たまにはサンゴの経過報告です。

エダコモンサンゴ 1.

エダコモン1.

人工海水を変えたあたりからニョキニョキ症状が現れ始めました♪

エダコモンサンゴ 2.

エダコモン2.

こちらはニョキニョキ感はありませんが、たくましくなってきました♪

そこで、ふと、思いました。
これって、陸生植物に見られる成長度の違いにも似てるな、と。赤の波長は成長促進や伸長に作用し、青の波長は成長抑制や形状強化、みたいな。

上記の両サンゴに関しては、メイン照明としてvolxjapanのLEDシステムライトデモ機を共に浴びてますが、加えて前者にはLeDio 9 PearlUV3を、後者には同DeepUV3を照射しています。赤と青の波長と言う極端な比較例ではありませんが、PearlUV3には白LEDによる黄色を中心とした緑や赤の波長が含まれていますので、それに近い差が現れても不思議ではないのかな?と。
厳密に言えば、PearlUV3の方は単体の赤ではなく、大きな青の波長と小さな赤の波長の混合ですけどね。それに、まだまだ個体差の範囲かも知れません。気長に観察していきましょう。

ところで、サンゴの成長に関しても、陸生植物のような波長による成長度の違いを検証したデータって出てるんでしたっけ? どなたか文献や情報をお持ちでしたら教えていただけると嬉しいです。

で、もうひとつ。PearlUV3下のエダコモンのニョキニョキ感を見て思ったこと。
実は少し以前から大変ありがたく拝見しているあやしい水槽と言うブログがありまして、そちらの7/4の記事で、スーパークールのマリンブルー(あるいはサンホワイト)とLeDio 9 PearlWhiteが色温度的に極めて近いかも?と言う考察を拝見しました。
そう言われてみると、LeDio 9 PearlWhiteは白LED×6+青LED×1の構成ですから、PearlUV3ともかなり近いですし、むしろPearlUV3の方がUVを含む分、成長効果としては、よりスーパークールに近いのでは?などと、都合よく喜んでおります(笑)

続いて、かつての名残りの成長経過です。

ケントパパミドリイシ

ケントパパミドリイシ

こちらも今ではすっかり大胆になってきました。あんなにシャイだったポリプが♪
元はスーパークール下で維持されていたミドリイシらしいので、やはりLeDio 9 PearlUV3を気に入ってくれたのかしら?
とは言え、共肉の成長はまだまだ遅いです。今後に期待。

だにミドリイシ

だにミドリイシ

やはり人工海水の銘柄を変えたあたりからでしょうか。ずっと渋かったポリプの開きも解禁となり、共肉もみるみる広がってきました♪
この子がこんなに心を開いてくれたのは初めてかも。
成長点は薄いピンクです。よく言えば薄いバイオレット?
やっぱりスゲには青が良さそうですね。加えて紫外線も良い促進剤になってるかも。
これは奇跡の復活劇が見られそうです♪

とりあえずLEDオンリーでも、ようやくサンゴの素顔を拝むことができたような気がします。
耐え忍ぶでもなく、現状維持でもなく、開放された自然体のサンゴの育みが。
寄り道しすぎ(反省)
また、照明の構成を見直してボルクスのデモ機をメインにしたのも大きかったけど、先日の海水変更(RO+DIもかな?)が一番大きかったようです(更に反省)

さて。
このまま、LEDに乗ってどこまで辿り着けるだろうか。。。

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