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懲りずに書いてみたりする結果オーライな日記

BioPellets実験2:開始から6日後までの推移

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バイオペレット実験2を開始して早くも6日が経過しました。実験1の結果はこちら
新たな実験2では、以下の構成で硝酸値の変化を監視しています(リンの監視は省略)

バイオペレット実験2の仕様

A槽は前回と同じ、海水と砂と曝気のみ。
B槽は流動フィルターを少し作り変え、海水+砂+流動フィルター+曝気。
C槽は横着して、A槽の仕様に対して単にバイオペレットを砂の上に並べた状態です。

開始当日の動画は以下の通り。

そして本日6日目までの一日おきの硝酸値の推移は以下の通りです。

バイオペレット実験2の開始6日後までの水質変化

本日6日目で、ようやく効果の差が現れ始めました。なんと、C槽の硝酸値が明らかに下がってきたのです。値はおよそ10ppmと20ppmの中間(15ppm)くらいかな。な~んだ。ただ沈めただけでもそれなりの効果が得られるじゃん♪
とは言え、A槽・B槽ともにまだ変化はありません。ほぼ開始時の20ppmのまま。。。

あり?
A槽は良いとして、なんで流動フィルター付きのB槽の硝酸が下がらないのかしら?
で、よくよく見てみたら、あらま、流動フィルター止まってますやん。ガーン。。。
どうやら、流動フィルターからの排出エアによる水流効果を狙いすぎたみたい。。。
とにかく構造の欠陥です。うーん。またもや失態を。。。
で、急遽、以下の仕様に変更しました。

B槽の流動フィルターの仕様変更

まあ、B槽の流動フィルターの中にあったエアガイドを外しただけですが(汗)
で、以下の改善が得られました。

うーん。。。なぜ初めからこうしなかったのか(汗)
構造に無理に色気を出すとダメですね。。。なんでも素直が一番♪

と言うわけで、これで今日からB槽による追撃を狙いたいと思います。

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BioPellets実験:完了

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宴もたけなわではございますが、バイオペレット実験は皆様に惜しまれつつも、一週間と言う儚い任期を持ちまして、ここに任務を完結いたしました。

バイオペレット実験の最終結果

これ以前の経過については、前回の報告記事をご覧ください。

実験中、バイオペレット無しの実験槽ではリンは最後まで消滅させることはできませんでしたが、バイオペレット有りの実験槽については早い段階からリンの消滅が得られ、それが最終日まで保持される結果となりました。一番の成果はバイオペレット+ビオアクアの組み合わせでしたが、こちらは大きく見れば誤差の範囲とも思えるので、参考程度に捉えると良いでしょう。少なくともバイオペレットによる脱リン効果は僕的には太鼓判が押せると感じました。これからバイオペレットをご検討されるアクアリストの参考になれば幸いです。

一方、この短期間では脱窒の効果を得るまでには至りませんでした。こちらの検証については、もう少しの猶予が必要なのかもしれません。ライブサンドのような訳にはいかないようです。

そこで、引き続きバイオペレット実験の第二弾を開始します。第一弾での実験方法の見直しも含め、また新たな方法も交え、経過を見ていく予定です。

お楽しみに♪

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環境整備試行錯誤 for LED

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以前からの悩みのひとつに、5L水槽のカルシウム濃度がなかなか上がらないという問題がありました。それを示唆するかのように、KHも14~15と異常に高い値を推移しています。pHもやや低め。ま、冬季の間は、ストーブ等の外的要因もいくつか考えられたのでスルーしていましたが、それが春になり、そろそろ気温も高くなってきた現在でも、やはり各水質にさほどの改善が現れてくれません。最近ではカルクワッサーの量も2~3倍程度に増やしてみていますが、どう見ても入れた量に見合った上昇量が得られてきません。
うーん。。。とても懐かしい悩みです(汗)

そこで、先日から色々と実験していたのですが、どうやら今使ってる人工海水自体にも問題があるかも知れないことが判ってきました。作り立ての状態でも、カルシウムは370ppmにも達していませんし、KHも14~15と言う高い値を示しています。なるほど。今の水槽そのまんまやん。。。試しに作りたての海水に直接カルクワッサーを添加してみても、ほとんどが炭酸カルシウムとして沈殿してしまい、KHが9に下がっただけ(汗)
うーん。なんの嫌がらせだこれは。。。
結局、ホームセンターのホビー向け(失礼)ではなく、もっとサンゴ飼育に適した良い塩を使えと言うことか。
また、水道水も疑ってみましたが、化学に疎いのでどこをどう疑えば良いのか見当も付かず、やはりRO浄水器の必要性にも暗に迫られてきました。

やっぱりか。。。楽はさせてくれないのですね♪
さすがにいつも口だけだと叱られそうなので、今度こそ片手間の惰性水槽改め、至高の5L水槽を目指そうと検討中です。まずはROと塩から。

それ以外の部分では、LED照明の高さを調整してみたり、水流ポンプでの水面の揺らぎを増やしてみたり、光の変化もそれなりに工夫しつつ、もがき足掻いているところです。それに応えてくれたのか判りませんが、ここ数日のケントパパミドリイシの名残りは少しご機嫌のようです。閉ざしていた心を少しずつ開き始めたかしら♪

ケントパパミドリイシのポリプ

今はこの子のポリプを基準として、試験的にLEDの向きや距離を調整しています。肌質の改善や成長度に変化が見られたら良いなぁと考えてます。

ちなみに写真の色が上手く出ないので、2つのデジカメで撮ってみました。ニコンのE5200(写真左)とE5000(右)です。見た目の色はE5200の方が近いです。E5000はかなり古いモデルなので、感度もいまいちで、暗いところは超苦手なのです。明るければ凄く良い写真が撮れるのだけど。。。
え? 明るいのに暗い? おっと。これもヒントだ(笑)

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