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懲りずに書いてみたりする結果オーライな日記

攻めの白、守りの青

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たまにはサンゴの経過報告です。

エダコモンサンゴ 1.

エダコモン1.

人工海水を変えたあたりからニョキニョキ症状が現れ始めました♪

エダコモンサンゴ 2.

エダコモン2.

こちらはニョキニョキ感はありませんが、たくましくなってきました♪

そこで、ふと、思いました。
これって、陸生植物に見られる成長度の違いにも似てるな、と。赤の波長は成長促進や伸長に作用し、青の波長は成長抑制や形状強化、みたいな。

上記の両サンゴに関しては、メイン照明としてvolxjapanのLEDシステムライトデモ機を共に浴びてますが、加えて前者にはLeDio 9 PearlUV3を、後者には同DeepUV3を照射しています。赤と青の波長と言う極端な比較例ではありませんが、PearlUV3には白LEDによる黄色を中心とした緑や赤の波長が含まれていますので、それに近い差が現れても不思議ではないのかな?と。
厳密に言えば、PearlUV3の方は単体の赤ではなく、大きな青の波長と小さな赤の波長の混合ですけどね。それに、まだまだ個体差の範囲かも知れません。気長に観察していきましょう。

ところで、サンゴの成長に関しても、陸生植物のような波長による成長度の違いを検証したデータって出てるんでしたっけ? どなたか文献や情報をお持ちでしたら教えていただけると嬉しいです。

で、もうひとつ。PearlUV3下のエダコモンのニョキニョキ感を見て思ったこと。
実は少し以前から大変ありがたく拝見しているあやしい水槽と言うブログがありまして、そちらの7/4の記事で、スーパークールのマリンブルー(あるいはサンホワイト)とLeDio 9 PearlWhiteが色温度的に極めて近いかも?と言う考察を拝見しました。
そう言われてみると、LeDio 9 PearlWhiteは白LED×6+青LED×1の構成ですから、PearlUV3ともかなり近いですし、むしろPearlUV3の方がUVを含む分、成長効果としては、よりスーパークールに近いのでは?などと、都合よく喜んでおります(笑)

続いて、かつての名残りの成長経過です。

ケントパパミドリイシ

ケントパパミドリイシ

こちらも今ではすっかり大胆になってきました。あんなにシャイだったポリプが♪
元はスーパークール下で維持されていたミドリイシらしいので、やはりLeDio 9 PearlUV3を気に入ってくれたのかしら?
とは言え、共肉の成長はまだまだ遅いです。今後に期待。

だにミドリイシ

だにミドリイシ

やはり人工海水の銘柄を変えたあたりからでしょうか。ずっと渋かったポリプの開きも解禁となり、共肉もみるみる広がってきました♪
この子がこんなに心を開いてくれたのは初めてかも。
成長点は薄いピンクです。よく言えば薄いバイオレット?
やっぱりスゲには青が良さそうですね。加えて紫外線も良い促進剤になってるかも。
これは奇跡の復活劇が見られそうです♪

とりあえずLEDオンリーでも、ようやくサンゴの素顔を拝むことができたような気がします。
耐え忍ぶでもなく、現状維持でもなく、開放された自然体のサンゴの育みが。
寄り道しすぎ(反省)
また、照明の構成を見直してボルクスのデモ機をメインにしたのも大きかったけど、先日の海水変更(RO+DIもかな?)が一番大きかったようです(更に反省)

さて。
このまま、LEDに乗ってどこまで辿り着けるだろうか。。。

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ペルチェクーラー「小雪」復活!

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去年のこの時期、Reef工房室で公開しているペルチェクーラー小雪が壊れてしまい、修理の目処もつかなかったため、昨年の夏は空調でなんとか凌ぎました。まあ、あの時はヤドカリしかいませんでしたけど。

故障の原因と言うのは、ペルチェ素子の冷却側に取り付ける水冷ヘッドに腐食による穴が開き、海水がにじみ出てくるというものでした。幸い、夏前のメンテナンスで発見できたため大事には至りませんでしたが、使用中だったら不味かったですね。

で、当時は掲示板でも水冷ヘッドの代替案を募りましたが、残念ながら僕の手に負えるものが見つからず、皆さんからのアイデアも生かせずじまい。。。で、そのまま夏を終えたという訳です。

しかし、今年はサンゴが入ってるのでなんとかせねば!と思い、先日から再びネットで情報を収集していました。すると、昨年あれだけ探して見つからなかった水冷ヘッドが、今年は少ないながらもいくつか出てくるではありませんか!?
うん。一年待った甲斐があったかな♪

最終的に、構造や材質、サイズ、価格等を検討した結果、オーム電機のペルチェ組立キットのオプションの水冷キット OCE-KT3-OP2 を取り寄せることにしました。実はこのキットは単体の製品ではなく、同社のペルチェ組立キット OCE-KT3 のオプションとして用意されているものです。きっと通販の担当者さんも「水冷キットだけ注文してどうするんだ?」と思われたことでしょう(笑)

さて、今回調達した水冷ヘッドをご紹介しましょう。

オーム電機ペルチェ組立キットOCE-KT3のオプション水冷キットOCE-KT3-OP2

旧水冷ヘッドはアルミダイキャストのボックスを流用してましたが、こちらはアルミの削りだしです。内部構造はU字型の水路を形成しただけのシンプルなものですが、この際文句は言えません。むしろ削りだしのメリットに期待してみました。熱効率とか耐久性とか。

水冷ジャケットのニップル交換

但し、純正のニップルが6mmφと細いため、事前にホームセンターで買っておいた8mmφのニップルに換装して使用しました。これでこれまでのホースにも合うし、通水抵抗も軽減できそうです。

水冷ヘッド換装後の小雪

組み込み完成の様子です。水冷ヘッドのサイズが変わったので、あちこち模様替えとなりました。

以下、連続試運転の水温変化推移です。室温は26℃~26.8℃。

水温変化 水5Lのみのバケツ 水5Lとペルチェクーラー
10分後 25.5℃ 25.2℃
20分後 25.8℃ 25.2℃
30分後 25.8℃ 24.6℃
40分後 25.8℃ 23.7℃
50分後 25.8℃ 23.8℃
1時間後 25.9℃ 23.0℃
1時間10分後 25.9℃ 23.1℃
1時間20分後 25.9℃ 22.9℃
1時間30分後 25.9℃ 22.8℃
1時間40分後 25.5℃ 22.7℃
1時間50分後 25.9℃ 22.1℃
2時間後 25.5℃ 22.0℃

冷却能力は5L時でマイナス3~4℃と言うところでしょうか。ほぼ旧水冷ヘッドと同等の能力となりました。構造のメリットとデメリットがうまく相殺された感じかしら(汗)
ま、これで安心してお出かけできます♪

今回の作業の詳細はReef工房室のペルチェクーラーのページへ追記してあります。
参考になれば♪

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マグネシウム添加、そして本命のカルシウムは?

この記事を含むタグの全記事リスト: 水質コントロール

あれだけカルシウムに翻弄されていた水槽が、人工海水の銘柄を変えて以来、カルクワッサーもせずに450ppmを軽くキープ出来ています。なんだったんだ。。。
ちなみに海水はテトラのマリンソルトプロからリーフクリスタルに変更したのですが、テトラの名誉のために言えば、最後の最後に別の10Lパックを開封して測ったら、なぜかその時はカルシウムは満足な値が得られました。ま、余計に混乱させられた訳ですけど(苦笑)
で、結果オーライなので、この件はこれでおしまい♪

さて、昨日の硫酸マグネシウム添加の計算方法で、スーリンから合格を貰ったので早速実践してみました。添加方法はスーリンから教わった楽チンな方法で、水槽から適当に海水を汲んで硫酸マグネシウムを溶解させ、それを水槽に戻す方法です。カルクワッサーの手順はいつもの通り。

目標値は、マグネシウム60ppmアップ、カルシウムは18ppmアップです。そのためには僕の5L水槽の場合、3gの硫酸マグネシウムと100ccの飽和石灰水の添加が必要です。計算方法は昨日の記事を参照のこと。これを定期的あるいは必要に応じて水槽へ添加していきたいと思います。

但し、初回の今回は測定しやすいようにマグネシウムだけ100ppmアップを目指すべく、5gの硫酸マグネシウムを添加してみる事にしました。また、マグネシウムが低いとカルシウムが溶解しにくいと言うことなので、少しでも効率を狙うべく、先にマグネシウムを溶かしてからのカルクワッサーとしました。

まず、事前に水槽のマグネシウム濃度を測定しました。結果は1100ppmでした。これでも十分嬉しい♪ だって迷走中は900ちょいでしたから・・・汗

次に、小さなカップで水槽の海水を適量掬います。硫酸マグネシウムは100ccの真水に36g程度(3600ppm)溶けるので、既にマグネシウムが1000ppm程度の海水と言えども、やはり100ccもあれば5gの硫酸マグネシウムくらい楽に溶けるようです。案の定、カップに溶かしてグルグルしてたら全部綺麗に溶けました。で、それを水槽にそよそよと注ぎました。

その後、30分待ってから、水槽のマグネシウム濃度を再度測定してみました。で、結果はピッタリ1200ppm♪ おぉぉ!計算通りで大感動です!
ちなみに僕の水槽は5Lなので余り時間をおく必要は無いと思うけど、普通の水槽だったらもう少し時間をおいてから測ると良いでしょう。水槽にマグネシウムが行き届いた頃を見計らって測定してみてください。

続いて、カルシウム濃度を測定しました。結果は465ppm

次にカルクワッサーを水槽へ100cc添加しました。こちらは点滴でゆっくりと。

点滴終了後30分待ってから再度カルシウムを測定。結果は475ppm。ん。測るタイミングが早かったか? あるいは半分ほど沈殿しちゃったかな? あるいは試薬の比色ミスか? はたまた石灰水が飽和してなかったか?
ま、10ppmの上昇でも超嬉しい! だって今までは毎日添加してても毎日350ppmでしたから(汗)

5L水槽への添加テスト マグネシウム濃度 カルシウム濃度
添加前 1100ppm -
硫酸マグネシウム5g添加後 1200ppm 465ppm
カルクワッサー100cc添加後 - 475ppm

ま、なんにしても、今までとは違い、今回はカルクワッサーによってカルシウムがきちんと上昇してくれました♪
・・・て、当たり前のことと思われるでしょうが、僕もまさかこんなことで悩むなんて思ってもみなかったので。。。

以上、今回は検証の精度としてはいまいちですが、とりあえずマグネシウムって大切!と理解することとしました♪
皆さんもカルシウムでお悩みの際は、マグネシウムにも目を向けてみてください。

・・・でもリアクター+アラゴナイトあたりなら悩み自体出てこないのかな。
いや、そもそも水道水とテトラの海水でサンゴ飼おうとしてたのが問題か(汗)
まあ、良い体験になりました。

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